ZapierとMakeを比較|料金・機能・課金単位の違いと選び方
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ZapierとMakeは、複数のWebサービスをつないで業務を自動化するツールです。ただし、料金の基準がタスクとクレジットで異なるため、月額だけでは利用量に合うか判断できません。
Make単体の機能や始め方ではなく、本記事ではZapierと同じ業務を動かした場合の消費量と、上限到達後の挙動を比べます。料金は2026年10月15日時点の公式表示です。
本記事は、業務自動化ツール Pigeon Workflow を提供する株式会社ロフタルが執筆しています。
先に結論
Zapierを比較に含める条件
- 定期確認が多く、成功アクション数は少ない
- 必要なアプリと操作が使え、2ステップ以内・成功アクションが月100回以内
Makeを比較に含める条件
- 必要なWebhookまたは即時トリガーを利用でき、月間件数を見積もれる
- 必要なモジュールが使え、3ステップ以上を無料で試したい
- 25人を超える共同利用を想定している
共通の決め手:必要なトリガーと操作が片方にしかなければ、それで決まります。
参考:本記事の15分おきの試算は、Zapier 600タスク、Make 3,480クレジットです。
ZapierとMakeの違いを一覧で比較
Zapierはタスク、Makeはクレジットを課金単位にし、無料枠や分岐機能、実行間隔にも違いがあります。各製品の詳細はZapierの特徴と使い方とMakeの仕組みと料金で参照できます。
| 比較項目 | Zapier | Make |
|---|---|---|
| 課金の単位 | 成功したアクションをタスクで数える | モジュールの実行をクレジットで数える |
| 無料枠 | 月100タスク・2ステップ | 月1,000クレジット・アクティブなシナリオ2つ |
| 有料の入口 | Professional:年払い月額換算19.99ドル | Core:年払い月額換算9ドル・月10,000クレジット |
| 年払いの割引表示 | Save 33% | Save 15% |
| 最短間隔 | Free 15分/Professional 2分/Team 1分 | Free 15分/Core以上1分 |
| 分岐 | 「Paths」(条件分岐)・「Filter」(条件で続行) | 「Router」(経路分岐)・「Filter」(条件設定) |
| 連携アプリ | 9,000以上という公式表記 | 3,500以上という公式表記 |
連携数は各社の表記と数え方が違います。数の大小ではなく、使うアプリに必要なトリガーと操作があるかを無料枠で確かめます。参照:Zapier公式料金ページ/Make公式料金ページ
料金と無料枠を同じ条件で比べる
月払いと年払いの月額換算を分け、タスク数・クレジット数は公式料金ページの初期表示に合わせました。Zapierのプラン別の選び方はZapier料金ガイド、無料枠の制限はZapier無料プランの解説も参照してください。
| 製品・プラン | 含まれる量 | 月払い/年払いの月額換算 |
|---|---|---|
| Zapier Free | 月100タスク | 月払い 0ドル 年払い換算 0ドル |
| Zapier Professional | 月750タスクから | 月払い 29.99ドル 年払い換算 19.99ドル |
| Zapier Team | 月2,000タスクから | 月払い 103.50ドル 年払い換算 69ドル |
| Make Free | 月1,000クレジット | 月払い 0ドル 年払い換算 0ドル |
| Make Core | 月10,000クレジット | 月払い 10.59ドル 年払い換算 9ドル |
| Make Pro | 月10,000クレジット | 月払い 18.82ドル 年払い換算 16ドル |
| Make Teams | 月10,000クレジット | 月払い 34.12ドル 年払い換算 29ドル |
月額だけで決めない
入口価格だけではMakeが低く見えますが、Makeは新着の確認処理もクレジットに数えます。定期実行が多い業務は、月額だけでなく確認回数まで含めて比べます。
税の表示
Zapier:表示価格は税を含まず、所在地に応じた税額が決済時と請求書に表示されます。
Make:公開の料金ページには税の扱いが見当たりません。決済画面で税額を見ます。
出典:Zapierの税に関する公式ヘルプ/Make公式料金ページ
タスクとクレジットは何を数えるか
Zapierのタスクは、成功したアクションの実行です。トリガーとポーリングはタスクを使わず、「Filter」「Paths」「Formatter」(データ整形)などの組み込みツールも数えません。一方、Makeはモジュールがデータを処理または確認するたびにオペレーションとなり、非AIアプリでは1オペレーションを1クレジットで数えます。

- Makeのトリガーモジュールは、新しいデータの確認1回につき1オペレーションです。
- 後続モジュールは、受け取ったバンドル件数分を数えます。
- 「Router」とエラーハンドラは数えません。AI by Zapier、Code by Zapier、MakeのAI系機能などは消費量が変わる場合があります。
出典:Zapierのタスク計算/Makeのオペレーション計算/Makeのクレジット/Make料金FAQ
同じ業務で消費量を試算する
受付データをCRMへ登録し、Slackへ通知する3ステップの業務を、トリガーだけ変えて試算します。前提は次の4点です。
試算の共通条件
・30日・24時間稼働、受付300件/月、1件を1バンドルとして扱う
・トリガー1個+成功アクション2個。Zapierは成功アクション1回を1タスク
・Makeは通常の非AIモジュールを1オペレーション=1クレジットで計算
・AI、Code、検索、ループ、再試行、エラー処理は除外
| ケース | Zapier | Make(計算) |
|---|---|---|
| A:15分おきに新着確認 | 600タスク | 3,480クレジット 確認2,880回+アクション600回 |
| B:Webhookで即時受信 | 600タスク | 900クレジット トリガー300回+アクション600回 |
Freeで収まるか
MakeのWebhookは通常、受信後すぐにシナリオを実行し、スケジュール実行へ変えることもできます。ケースBは即時実行を前提にした試算です。900クレジットは数字上はFreeの月1,000以内ですが、想定するWebhookと後続モジュールをFreeで使えることまでは試算の根拠に含めていません。出典:MakeのWebhooks公式ヘルプ/Make Webhooks公式連携ページ
- Zapierは3ステップなのでFreeでは組めず、月750タスクからのProfessionalが入口です。BのWebhooksもProfessional以上です。
- Makeは定期取得の間隔を広げるか、利用できる即時トリガーへ変えると取得回数を減らせます。詳細はMakeのスケジュール公式ヘルプを参照してください。
分岐と上限に達したときの違い
分岐
Zapierは「Paths」と「Filter」、Makeは「Router」と「Filter」で経路を分けます。分岐数だけで向き不向きを決めると、処理件数による消費量を見落とします。分岐後に何件がどの処理へ進むかを先に書き出します。
分岐後の件数も数える
例:300件すべてが2アクションへ進むのか、条件に合う60件だけが通知へ進むのかで消費量は変わります。
上限に達したとき
上限後の継続手段は両社にあります。止まった実行がどこまで残り、いつ再開されるかまで見ておきます。
| 項目 | Zapier | Make |
|---|---|---|
| 上限到達時 | pay-per-taskが有効なら追加請求へ移行。利用不可・オフの場合、または追加枠の上限後は新しい実行を保留 | クレジットが追加されるまでシナリオを停止 |
| 保留されるもの | 新しいZap実行 | Webhookは保存枠までキューへ。新着確認型は停止 |
| 再開の条件 | 請求期間のリセット、プランのアップグレード、pay-per-taskの有効化 | クレジットの追加 |
| 溜まった分 | 保留分を後から「replay」(再実行) | Webhookは再開後に処理。確認型は最後の成功以降を検索 |
| 継続設定 | pay-per-task枠はプラン上限の3倍相当まで | 1,000/10,000単位で追加。Core・Pro・Teamsは10,000の自動購入設定あり |
要件別の選び方
製品名の印象で決めず、必要な連携操作と自社の件数から比較に含める候補を絞ります。

| 要件 | 比較に含める候補 | 根拠 |
|---|---|---|
| 2ステップ以内・成功アクションが月100回以内 | Zapier Free | Freeは月100タスク・2ステップ |
| 定期確認が多く、成功時の処理件数は少ない | Zapier | ポーリングはタスクに数えない |
| 必要なモジュールが使え、月1,000クレジット・シナリオ2つ・実行5分以内 | Make Free | Freeの容量と実行条件 |
| 25人を超える利用を想定 | Makeを含めて比較 | Makeは全プランでユーザー数無制限。Zapier Teamは25ユーザー |
| 対象アプリが片方にしかない | 対応する側 | 連携総数ではなく、必要なトリガーと操作の有無を優先 |
- 必要なトリガーと操作の有無で候補を絞る
- 自社の月間件数でタスクとクレジットの消費量を試算する
- 共同利用する人数を各プランの上限と照合する
ログ保存は、MakeがFree 7日・Core/Pro/Teams 30日、ZapierがZap historyを最大60日分・1万件まで表示します。長期保存する場合はエクスポートします。出典:Make公式料金ページ/Zap historyの公式ヘルプ
ZapierもMakeも合わない場合
APIがあるSaaS同士で完結する場合
ZapierやMake、n8nから、必要な連携操作と運用条件に合うものを比べます。
画面操作・AI読み取り・承認を含む場合
APIのないWeb画面の操作、AIによる読み取り、人の承認を一つの流れに含めるなら、当社のPigeon Workflowも候補です。
Lightは月額5万円から(税抜・10ユーザー・月25,000 AIクレジット)。対象画面に合わせた構成を個別デモでご案内します。
API連携型ツールとの違いを見るZapierとMakeの比較でよくある質問
Q. 初心者はZapierとMakeのどちらから試せばよいですか?
Q. ZapierとMakeは無料でどこまで使えますか?
Q. Zapierは日本語で使えますか?
Q. ZapierとMakeの途中で乗り換えられますか?
まとめ
必要な連携操作が片方にしかなければ、そこで候補は決まります。両方にある場合は、自社の件数をタスクとクレジットへ当てはめ、同じ業務を1本組んでから有料プランを選びます。
- Zapierは成功したアクション、Makeは確認を含むモジュール実行を数えます。
- 本記事の試算では、定期確認が多いケースほどMakeのクレジット消費が増えました。
- 最後は月額ではなく、必要なトリガーと操作、月間件数、利用人数で決めます。
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