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2026.09.08 データベース

Make(旧Integromat)とは?アプリ連携でできること・料金・注意点を解説

Make(メイク・旧Integromat)は、アプリ同士をつないで業務を自動化できる海外製のワークフロー自動化ツールです。本記事では、Makeの仕組みとできること、2026年9月時点の公式サイトで確認した料金、向いているケースと注意点を解説します。

先に結論

  • Makeは「シナリオ」に丸いモジュールを並べて自動化を組む視覚的なツール。連携アプリは公式表記で3,000以上
  • 無料枠は月1,000クレジット。有料はCore 月9ドルから(月1万クレジット時・年払い割引あり)
  • Zapierとの主な違いは課金の数え方(タスク数 vs クレジット)と連携アプリ数。無料枠で実測して選ぶのが確実

※ 本記事は、業務自動化ツール Pigeon Workflow を提供する株式会社ロフタルが執筆しています。料金・仕様は各公式サイトの表記に基づきます。

Make(旧Integromat)とは?

Makeは、公式サイトで「The visual AI automation platform(視覚的なAI自動化プラットフォーム)」を名乗る自動化ツールです。2022年にIntegromat(インテグロマット)から現在の名称にリブランドされました。公式表記で3,000以上のアプリと連携でき、アプリ間のデータの受け渡しを自動化できます。

シナリオとモジュールの仕組み

Makeでは、自動化のフローを「シナリオ」と呼びます。シナリオは「モジュール」と呼ばれる丸いアイコンを線でつないで作り、モジュール1つが「アプリの1操作」に対応します。

Makeのシナリオの仕組み。トリガーから処理・通知までのモジュールを線でつなぐ
シナリオ=モジュールを線でつないだ自動化フロー。通常のモジュールは原則として1動作につき1クレジットを消費する

通常のモジュールは、原則として「1動作につき1クレジット消費」が料金の基本単位です。AI機能などは条件が異なる場合があるため、仕組みを最初に押さえておくと後の料金の話が分かりやすくなります。

AI機能も組み込まれている

Makeは自然な会話から自動化やAIエージェントを作れる「Maia」という機能をうたっています。連携一覧にはOpenAI(ChatGPT等)やAnthropic Claudeのモジュールもあり、AIを挟んだ自動化を試したい場合の選択肢になります。

Makeでできること

連携一覧にはGoogle Sheets・Gmail・Google Forms・Slack・Notion・HubSpot CRM・Shopify・OpenAIなどの主要アプリが並んでおり(2026年9月に公式連携一覧で確認)、これらを組み合わせた自動化が代表例です。

  • Google Formsの回答をGoogle Sheetsに記録して、Slackへ通知する
  • Gmailで受信した添付ファイルをGoogle Driveへ自動保存する
  • Shopifyの注文情報をHubSpot CRMやNotionへ連携する
  • OpenAIやClaudeのモジュールをつないで、受信内容の要約・分類を挟む

※ 各アプリで実際に使える操作(トリガー・アクション)は、Make公式の各アプリのモジュール一覧で確認してください。

この種の連携は、手作業による転記の削減に活用できます。モジュールを線でつなぐ視覚的なビルダーで、フローの全体像を見ながら組み立てられるのがMakeの画面の特徴です。

Makeの料金プラン【2026年9月に公式サイトで確認】

プラン 料金の目安 用途の目安(筆者の整理)
Free無料(月1,000クレジットまで)お試し・小さな自動化
Core月9ドル〜(月1万クレジット時)個人・小規模の本格利用
Pro月16ドル〜(月1万クレジット時)より高度な機能が必要な場合
Teams月29ドル〜(月1万クレジット時)複数人での利用
Enterprise要問い合わせ大規模組織

※ 料金は2026年9月3日、製品情報は9月8日に各公式ページで確認した表記に基づきます(Make公式料金ページ)。ドル建てのため日本円の負担額は為替で変動します。年払いを選ぶと「15%以上割引」の表記があります。

クレジットの数え方に注意

Makeの料金で特徴的なのは、プランを選んだ後に月間クレジット量をスライダーで選ぶ方式であることです。表の「月9ドル〜」は月1万クレジットを選んだ場合の金額で、量を増やすほど料金も上がります。

通常のモジュールは、原則として「シナリオ内の各モジュール操作=1クレジット」で消費されます。同じ1回の自動実行でも、通常のモジュールが4個つながったシナリオなら4クレジット消費する計算です。AI機能などは条件が異なる場合があります。契約前に無料枠で実際の消費ペースを測っておくと、プランを判断しやすくなります。

MakeとZapierの違い

Makeとよく比較されるのがZapierです。大きな違いは課金の数え方で、Zapierは成功したアクションを「タスク」、Makeはモジュールの実行を「クレジット」で数えます(AIを使わない通常のモジュールは1回1クレジット)。数え方が違うため料金表の数字だけではどちらが安いか判断できず、テスト用データを使い、無料枠(Zapier=月100タスク・Make=月1,000クレジット)で同等の業務フローを試して消費量を比べる方法があります。料金・機能・選び方の詳しい比較はZapierとMakeの比較にまとめています。

Makeが向いているケースと注意点

Makeが向いているのは、次のようなケースです。

  • フローの全体像を見ながら、視覚的なビルダーで自動化を組みたい
  • 無料枠で十分に試してから有料化を判断したい
  • OpenAIやClaude連携を使った自動化を無料枠から試したい

一方で注意点もあります。海外製サービスのためドル建て決済で、日本円の負担額は為替で変わります。また、クレジットの消費量はシナリオの組み方に左右されるため、事前に試算し、テスト用データを使って実測することをおすすめします。

API連携だけで完結しない業務は

MakeもZapierも、主にAPIを通じてアプリ同士をつなぐ道具です。MakeでもAIモジュールを使った要約・分類は可能です。一方、APIが用意されていない社内システムへの画面入力まで含む業務では、別途RPAなどが必要になる場合があります。

この領域まで自動化したい場合は、当社(株式会社ロフタル)が提供するPigeon Workflowのような、AIが画面を視て操作するRPAを備えたツールが選択肢になります。

  • APIのない業務システムへの入力も自動化の対象にできるRPA
  • 「考える作業」(書類の読み解き・文面作成など)の自動化に対応
  • ノーコードで作成でき、導入時のサポート込み

料金はLightプランが月額5万円(税抜・10ユーザー)からです。API連携だけで完結する業務ならMakeやZapierのほうが低コストな場合もありますが、APIのない画面操作や考える作業を含む業務まで視野に入れるなら、Pigeon Workflowの無料の個別デモで、自社の業務や画面に適するか確認できます。当社製品としてご案内しています。

Makeに関するよくある質問

MakeとIntegromatは別のサービスですか?

同じサービスです。Integromatが2022年にMakeへリブランドされました。古い記事や書籍ではIntegromatの名前で紹介されていることがあります。

Makeは無料で使えますか?

はい。無料プランで月1,000クレジットまで使えます。通常のモジュールは原則として1動作につき1クレジットを消費し、実行頻度とモジュール数によっては無料枠内で運用できる場合があります。

MakeとZapierはどちらを選ぶべきですか?

つなぎたいアプリが両方の連携一覧にあるかをまず確認してください(公式表記はZapier=10,000以上・Make=3,000以上ですが、総数だけでは個別アプリの有無は分かりません)。両方にあるなら、テスト用データを使い、無料枠で同等の業務フローを試して消費量と組みやすさを比較してください。

クレジットはどのくらい消費しますか?

通常のモジュールは、原則として1動作ごとに1クレジット消費します。例えば通常の4モジュールのシナリオが1日10回動くと、月間で約1,200クレジットです。AI機能などは条件が異なる場合があります。契約前に無料枠(月1,000クレジット)で実際の消費量を測ることをおすすめします。

この記事を書いた人
石川 傑也 Takuya Ishikawa
アクセンチュア株式会社を退職後、AI研究開発者としてAI企業に参画し、LSTM・RNNなどのディープラーニングを用いたシステムの研究開発に従事。 その後、株式会社ロフタルを設立。これまでの経験を活かし、DX・業務改善を進めるサービスPigeonCloudを開発。

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