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2026.05.02 データベース

【2026年版】無料Webデータベースおすすめ6選|本当にタダで使える製品と落とし穴

目次 [非表示]

最終更新日: 2026年5月2日/ライター: 株式会社ロフタル PigeonCloud編集部

「Webデータベースを無料で試したいけど、本当に使えるツールはあるの?」

「フリープランの落とし穴を踏みたくない」「5名くらいの小さなチームに合う無料データベースを知りたい」——そんな方のための記事です。

この記事の結論(30秒で読める)

  • オンプレミス運用が可能なら、完全無料で利用できる候補は プリザンター Community Edition(オンプレ・人数無制限・OSS)です。サーバー運用ができる前提が必要です。
  • クラウド系のフリープランには 人数・容量・レコード数 の上限があり、利用人数やデータ量によっては、早期に上限へ達する場合があります。
  • 5名超で商用利用するなら、フリープラン探しより 30日無料トライアル(PigeonCloud 5,500円〜・kintone 18,000円〜)の方が現実的です。
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Webデータベースとは?無料で使えるって本当?

Webデータベースとは、ブラウザから操作するデータ管理システムのことです。Excel・スプレッドシートのような表形式でデータを扱いますが、複数人で同時編集でき、項目ごとに型(テキスト・日付・添付ファイル等)を持たせられる点が大きく異なります。

顧客情報・案件管理・在庫管理・問い合わせ管理など、Excelファイルの肥大化や同時編集トラブルに困った中小企業が、まず最初に検討するツールです。

「無料」には3パターンある

「無料Webデータベース」と一口に言っても、実は中身は3種類に分かれます。この違いを理解せずに導入すると、半年後に「想定外の費用」が発生して後悔するケースが多いです。

無料の種類 特徴 該当製品(本記事で紹介)
① OSS(オンプレ無料) 機能・人数無制限。ただし自社サーバー設置・運用人件費が必要 プリザンター Community Edition
② フリープラン(永続無料) 人数・容量・機能のいずれかが小さく制限。商用利用OKは限定的 プリザンター クラウドFree、Airtable Free、Notion Free、AppSheet Free(非商用)
③ 無料トライアル 期間限定(30日が主流)で有料版と同機能を試せる。継続には課金が必要 PigeonCloud(30日)、kintone(30日)

「①は本物の無料」「②は実質的にお試し品」「③は腕試し」という関係です。後述の落とし穴セクションで具体的な分岐点を解説します。

Webデータベースの基礎をもっと知りたい方は、Webデータベースの仕組みとデータベースソフトとの違いもあわせてご覧ください。

【比較表】無料で使えるWebデータベース6選 早見表

本記事で紹介する 6製品 の早見表です。料金・最低ユーザー数・無料条件を一覧で確認できます。

製品 無料の種類 無料の条件 有料プラン(最安) 最低人数 日本語
PigeonCloud 30日トライアル 30日間 全機能利用可 5,500円/月〜(5名) 5 ○
kintone 30日トライアル 30日間 全機能利用可 18,000円/月〜(10名・スタンダード) 10 ○
プリザンター(オンプレ) OSS無料 人数・機能無制限(要サーバー) — (サポート別売) 無制限 ○
プリザンター(クラウドFree) フリープラン 3名・0.1GB・1テーブル500行 2,500円/月(10名・ライト) 3 ○
Airtable フリープラン 5編集者・1,000レコード/ベース $20/ユーザー/月(Team) 1 ×
Notion フリープラン 個人無制限/チームは2人目以降1,000ブロック上限 $10/ユーザー/月(Plus・年払い) 1 ○
Google AppSheet フリープラン 非商用利用のみ・10テストユーザー $5/ユーザー/月(Starter) 1 ○

※ 料金・仕様は変更される場合があります。税込・税抜、年払い条件を含む最新情報は各社公式ページでご確認ください。

5名規模で日本語サポート重視ならPigeonCloudが最有力です。30日無料で全機能を試してから判断できます。

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無料Webデータベース6選を詳しく解説

ここからは6製品の特徴・無料条件・有料プランを順に解説します。並びは「日本市場での実用性」を基準に並べています。

1. プリザンター(Pleasanter)— オンプレ完全無料の本命

プリザンター(Pleasanter)公式サイト 株式会社インプリムが提供するノーコードデータベース

プリザンターは株式会社インプリムが提供するノーコード業務アプリ作成ツールです。「Community Edition」と呼ばれるオンプレ版が完全無料・人数無制限で、商用利用も可能なオープンソースソフトウェア(OSS)として公開されています。

つまり「自社のサーバーに自分でインストールして使う」という条件さえクリアできれば、ライセンス料は1円もかかりません。これが本記事で最も真の意味で無料と言える選択肢です。

ただしクラウド版(pleasanter.net 提供)は別物で、フリープランは3ユーザー・0.1GB・1テーブル500行という制約付きです。社内に「サーバー構築・運用ができるエンジニアがいるか」で評価が真っ二つに分かれます。

プラン 月額 主な制限
Community Edition(オンプレ)無料人数・機能無制限/要サーバー運用
クラウド フリー無料3ユーザー/0.1GB/1テーブル500行/30サイト
クラウド ライト2,500円/月10ユーザー固定/1テーブル1,000行
クラウド スタンダード750円/ユーザー/月最低10ユーザー/1テーブル30万行

こんな会社におすすめ

社内に開発・運用できるエンジニアがいて、Linux サーバーを社内に立てられる中堅企業。完全無料の代償として、サーバー保守・バージョンアップ・トラブル対応はすべて自社負担になります。

2. PigeonCloud — 30日無料トライアル+月5,500円〜の現実解

PigeonCloud 公式LP - コード不要のWEBデータベースで生産性をプラス。30日間無料トライアル
PigeonCloud 公式サイトで30日間無料トライアルを開始

PigeonCloud(ピジョンクラウド)は株式会社ロフタルが提供するクラウド型のWebデータベースです。「無料プランはないが、30日間の無料トライアルが用意されていて、本番と同機能を試せる」というスタンスです。

本記事の文脈で重要なのは、5ユーザー利用時は月額5,500円から利用できるという点です。各製品では最低ユーザー数や料金体系が異なるため、必要な機能を確認したうえで、利用人数に応じた料金とあわせて比較してください。

PigeonCloudでは、日本語の電話・チャット相談を利用できます。初期構築支援の対象範囲・条件はお問い合わせください。各社で対応窓口や対象プランが異なるため、最新のサポート条件は公式情報でご確認ください。

プラン 月額 対象規模
30日無料トライアル0円機能評価したい全ての企業
ユーザー数プラン1,100円/ユーザー(最低5名 = 5,500円)全員が日常的に使う5名以上
同時ログインプラン2,200円/同時接続(最低5接続 = 11,000円)登録は多いが同時利用が少ない(営業100名で同時5名等)

データ容量: 100GB(オプション追加可)/2026年5月2日確認

機能面では AIによるシステム自動生成(テーブル設計・項目定義をAIに依頼すると自動構築)と、RPAライクなコネクト機能(条件付きで自動転記・自動メール送信)が標準搭載されているのが特徴です。kintoneでは別売プラグインや有料連携サービスが必要になる機能です。

導入実績については、公開範囲と掲載内容を確認のうえ、PigeonCloud公式サイトの導入事例ページで、現在公開されている企業の活用事例や用途をご覧ください。

こんな会社におすすめ

5〜30名規模の中小企業で、日本語の電話サポートを重視する組織。「Excel運用に限界が来ている」「kintoneの最低10ユーザーが厳しい」と感じている層に最適です。

PigeonCloudの詳細はPigeonCloudとは?できること・料金・導入事例で深掘り解説しています。

料金シミュレーションは公式サイトから

PigeonCloudの料金を確認する →

3. kintone — 30日無料トライアル(最低10ユーザーがネック)

kintone(キントーン)公式サイト サイボウズ株式会社のクラウド型業務アプリ作成プラットフォーム

kintone(キントーン)はサイボウズ株式会社が提供する国内で広く利用されているWebデータベースです。30日間の無料トライアルがあり、有料プランも複数用意されています。

本記事の文脈での最大のネックは「最低10ユーザーから」という点。スタンダードコース(推奨)で月額18,000円(1,800円 × 10名)が最低ラインです。5名規模の会社では半分が「飾り」となるユーザー枠の費用を払う形になり、コスト効率は良くありません。

コース 月額(1ユーザー) 最低人数・特記
無料お試し0円30日間 全機能利用可
ライト1,000円10ユーザー〜/API・プラグイン制限
スタンダード(実用最低)1,800円10ユーザー〜/フル機能
ワイド3,000円1,000ユーザー〜/大企業向け

データ容量: 5GB × ユーザー数(10ユーザーで50GB)/追加は月1,000円で10GB/2026年5月2日確認

kintoneの特徴の一つは「拡張機能の豊富さ」です。多数の連携サービスやプラグインが提供されており、用途に応じて機能を追加できます。ただし追加機能によってはプラグイン等の費用が発生するため、必要な構成でトータルコストを確認してください。

こんな会社におすすめ

10名以上で、認知度が高いツールを導入したい中堅企業。サードパーティのプラグインを活用してカスタマイズしたい層に向いています。

kintoneの料金詳細はkintoneの料金は高いのか?安く使う3つの方法で解説しています。

4. Google AppSheet — Google Workspaceに同梱される選択肢

AppSheetはGoogleが提供するノーコードアプリ作成プラットフォームです。Webデータベース機能も標準搭載されており、Googleスプレッドシートをデータソースにそのままアプリ化できる手軽さが魅力です。

注意点は2つあります。1つ目は、無料プラン(フリー版)は非商用利用のみに限定されている点。プロトタイプ作成・テスト・個人利用は無料ですが、業務での本番利用には Starter($5/ユーザー/月)以上の有料プランが必要です。

2つ目は、すでにGoogle Workspace を契約している場合、一部のプラン(Business Plus等)に AppSheet Core が同梱されているケースがあります。この場合は実質追加コストなしで業務利用できます。Googleアカウントベースなので、Googleで業務統一している会社なら検討の価値ありです。

プラン 月額(1ユーザー) 特記
フリー0円非商用のみ/最大10テストユーザー
Starter$5商用OK/簡易アプリ向け
Core$10本格運用/一部 Workspace に同梱
Enterprise要問合せ大企業向け/200データベース

2026年5月2日 公式サイトで確認

こんな会社におすすめ

既にGoogle Workspaceで業務統一している企業。スプレッドシートを起点にした軽量アプリで十分な業務に向きます。本格的な業務DBには機能不足を感じる場面もあります。

AppSheetでできることの詳細はAppSheet 8つのできること・できないことを参考にしてください。

5. Airtable — 5編集者まで無料(ただし英語UIがネック)

Airtableは米国のAirtable, Inc.が提供するクラウド型データベースです。スプレッドシート風のインターフェースで、グローバルでは250万社以上が利用しています。

フリープランは 5編集者・1,000レコード/ベース まで無料で使えます。「ベース」とはAirtable版のデータベース単位で、複数ベースを作成できます。レコード数1,000は試用には十分ですが、案件管理や顧客管理だと数ヶ月で頭打ちになります。

日本市場での最大のネックは UIが英語のみであること。チームに英語に抵抗があるメンバーがいると、定着率が大きく下がります。日本語ヘルプ・電話サポートも基本的にありません。

プラン 月額(1ユーザー) 主な制限
Free0円5編集者/1,000レコード/ベース
Team$20(年払い)50,000レコード/ベース
Business$45(年払い)125,000レコード/ベース/管理機能拡充
Enterprise Scale要問合せ無制限/専任サポート

UI: 英語のみ/2026年5月2日確認

こんな会社におすすめ

英語UIに抵抗がない少人数のスタートアップ・グローバル業務をしているチーム。海外拠点とのデータ共有が多い場合に強みを発揮します。

6. Notion — 個人なら無料(ただし「DB専用」ではない)

Notionは米国のNotion Labs, Inc.が提供するオールインワンワークスペースです。データベース機能はあくまで「ノート・ドキュメント・タスク管理」と並ぶ一機能という位置付けで、専用Webデータベースとは異なります。

個人利用なら無料で、ページ・ブロック・データベースを作成できます。ただしチーム利用ではプランに応じたブロック上限を確認する必要があり、利用方法によっては、ブロック上限が運用上の制約になります。

プラン 月額(1ユーザー) 主な制限
Free(個人)0円ファイル5MB/履歴7日/ゲスト10人
Free(チーム)0円2人目以降招待で1,000ブロック上限
Plus$10(年払い)/$12(月払い)無制限ファイル/30日履歴/100ゲスト
Business$18(年払い)SAML SSO/プライベートチームスペース

2026年5月2日 公式サイトで確認

こんな会社におすすめ

既にNotionをドキュメント管理で使っている個人・小規模チーム。「ついで」のデータベースとしては優秀ですが、本格的な顧客管理・案件管理には機能不足です。

なお、ここで紹介した6製品以外にも、Microsoft Lists・SharePoint Lists(Microsoft 365契約者は実質追加コストなし)、Zoho Creator、Bubbleなどの選択肢もあります。日本語サポート・コスト・自社規模のバランスで絞り込むと、本記事の6製品に行き着くケースが大半です。

「無料」の落とし穴|どこで有料化が必要になる?

フリープラン・OSSを選ぶ前に、必ず把握しておきたい4つの「現実」があります。導入後3〜6ヶ月でこのいずれかに引っかかり、有料プランへ移行するケースが大半です。

落とし穴1: 人数(3〜10人で頭打ちになる)

クラウド系のフリープランは、人数の上限が想像以上に小さく設定されています。プリザンター クラウドFreeは3名、Airtable Freeは5編集者、kintoneやPigeonCloudは無料プラン自体がなく30日トライアルのみです。

「最初は3名のチームで使うつもり」でも、運用後に「他部署にも展開したい」「パートさんにも見せたい」と利用者が増える場合があります。将来の利用人数も見積もったうえで、無料枠の上限と有料プランの条件を比較してください。

落とし穴2: 容量(100MB〜5GBで限界が来る)

添付ファイルを保存すると、データ容量を消費します。プリザンター クラウドFreeは0.1GB(100MB)、Airtable Freeは1ベース1,000レコードという制約があります。名刺画像・契約書PDF・問い合わせの添付ファイルの量によっては、容量上限へ早く達する場合があります。

これに対し、PigeonCloudは 有料プランで100GB がデフォルトで付与されます。kintoneは「5GB × ユーザー数」なので10ユーザーで50GBです。長期運用ならクラウド系有料プラン以上、もしくはオンプレOSSで自社ストレージを使う選択になります。

落とし穴3: サポート(無料プランは原則ノーサポート)

無料・OSS・フリープランは、基本的に サポートに頼れない 前提で考えましょう。Airtable・Notion・AppSheetは英語ヘルプとコミュニティフォーラムが中心。プリザンターのCommunity Editionも公式サポートなしです。

「データが消えた」「操作が分からない」「セキュリティ設定で迷った」といった日常的な相談ができません。業務システムは「動かなかった日の損失」が大きいため、サポートの有無は思ったより重要です。日本語電話サポート無料のPigeonCloudや、有料サポート付きのkintone上位プランは、その分のコストに見合う価値があります。

落とし穴4: オンプレ無料は「人件費・サーバー費」が見えづらい

「プリザンター Community Editionは完全無料」と書きましたが、これは ライセンス料が無料 という意味です。実際には次のコストが発生します。

  • サーバー費用: 必要な性能、冗長化、設置場所、保守契約などの構成や調達方法によって異なります
  • 運用人件費: バージョンアップ・バックアップ・障害対応などに必要な運用工数も見積もる必要があります
  • セキュリティ対策: SSL証明書・ファイアウォール・WAF等の運用コスト

自社運用では、ライセンス料以外の費用を含めて個別に試算する必要があります。クラウドサービスも利用人数や必要な機能で料金が変わるため、サーバー、保守、更新、バックアップ、サポートなどの費用項目を揃えて比較してください。

フリー卒業の現実解

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用途別おすすめの選び方|タイプ診断

あなたの状況に最も近いパターンを選んで、推奨ツールを確認してください。

No. あなたの状況 推奨ツール 推奨理由
① 個人で1人で使う Notion Free or Airtable Free 個人なら制限がほぼない。日本語UI重視ならNotion、海外サービス連携重視ならAirtable
② 3名以下の小チーム+商用利用 プリザンター クラウドFree 3名・100MBまでなら無料で商用OK。容量圧迫したらライト2,500円へ
③ 5名前後+商用利用(最も多い相談) PigeonCloud 30日無料 → 5名で月5,500円〜。日本語電話サポート無料。最もコスパ良し
④ 10名以上+認知度重視 kintone 国内で広く利用され、連携サービスやプラグインを活用して機能を拡張できる
⑤ IT人材あり+サーバー運用OK プリザンター Community Edition 人数・機能無制限の真の無料。ただしTCO(人件費・サーバー費)の見積もりが必須
⑥ Google Workspace契約済み AppSheet(Workspace同梱版) Business Plus等に同梱されていれば実質追加コストなし。スプレッドシート連携が前提

もし「自社はどのパターンか判断しにくい」なら、ノーコードデータベースの選び方とおすすめツールもあわせてご確認ください。

Webデータベースを選ぶときに見るべき4つのポイント

製品選定で失敗しないために、必ず確認しておきたい4つの観点を解説します。

1. 最低ユーザー数(無料プランは3〜10人で頭打ち)

多くのフリープランは 3〜10名 で頭打ちになります。「最初の半年は3名でいい」という想定でも、業務に組み込まれて他部署に展開するパターンが圧倒的に多いです。

選定時には 「半年後・1年後の利用人数」 を見積もり、その規模で月額を比較しましょう。kintoneは10名から、プリザンターのライト・スタンダードも10名から。5〜9名のスイートスポットを満たすのはPigeonCloudです。

2. データ容量と1テーブルの行数制限

添付ファイル運用が前提なら容量は最重要。1テーブルの最大行数も意外な落とし穴です。プリザンター ライトは 1テーブル1,000行、Airtable Freeは 1ベース1,000レコードと、業務系で数年使うとあっという間に超えます。

ストレージ単価で比較すると、PigeonCloudは100GB標準、kintoneは10GBあたり月1,000円の追加が必要です。データを長期蓄積するならPigeonCloudが優位、短期で使い捨てる設計ならkintoneでもOKです。

3. 標準機能で何ができるか(オプション課金の罠)

「標準機能でできること」と「オプション課金でできること」を必ず分けて見るのが鉄則です。

kintoneは標準機能がシンプルで、帳票出力・自動採番・ルックアップ自動取得・ガントチャートなどを使うにはプラグイン課金が一般的です。月3,000〜30,000円の追加コストが積み重なります。

一方PigeonCloudは 帳票出力・ルックアップ自動取得・自動採番・AIシステム自動生成・RPA代替(コネクト機能)を標準搭載しています。「あれもこれも追加で課金…」というパターンを避けやすい設計です。

4. 日本語サポートの有無

業務システムの選定では、サポート窓口も確認が必要です。Airtable・Notion・AppSheetを含め、日本語で利用できる窓口と対応時間は製品・プランごとに異なるため、各社の公式情報をご確認ください。

「データが消えた気がする」「権限設定で困っている」といった切迫した状況で英語問い合わせは現実的ではありません。日本語の電話・チャットサポート無料はPigeonCloudの強みで、kintoneは有料プラン以上でメール・チャットサポートが受けられます。

無料Webデータベースで自社にあったものを選ぶ際の注意点

製品比較に入る前に、知らないと損する3つの注意点を整理しておきます。

商用利用の可否を必ず確認する

意外な落とし穴が「無料だけど商用利用NG」のパターンです。Google AppSheetのフリープランは非商用利用のみで、業務利用するとライセンス違反になります。

OSS(プリザンター Community Edition)は商用OKですが、ライセンス条項(AGPL等)を読まずに改造して再配布すると違反になることも。社内利用に留めるなら基本的に問題ありません。

海外製品の日本語サポート問題

Airtable・Notionなどの海外製品を検討する場合は、日本語窓口、契約主体、請求方法を各社の公式情報で確認してください。契約書面の言語や利用できる支払い方法も、導入前に確認しておくことが重要です。

大手企業の経理処理を想定するなら、日本企業が運営する PigeonCloud・kintone・プリザンターの方が稟議が通りやすいケースが多いです。

移行コスト(無料卒業時のデータ移行)

「無料で試してダメだったら他に乗り換える」という想定は甘いです。サービスをまたぐデータ移行は意外と重く、フィールド型・添付ファイル・関連レコード・自動化ルールを再構築するのに数週間〜1ヶ月かかります。

最初から 「3年後も使い続けるならどれか」 という視点で選ぶのが、結果的に最も安上がりです。

ExcelからWebデータベースへの移行を考えている方は、WebデータベースとExcelの違い・移行の判断基準もあわせてご覧ください。

【FAQ】無料Webデータベースのよくある質問

Q1. 無料で本当に商用利用できるWebデータベースはどれですか?

オンプレミス運用が可能なら、完全無料で利用できる候補は プリザンターのCommunity Edition(オンプレ版・OSS)です。Airtable Freeは商用利用できますが、英語UI・5編集者・1,000レコード/ベースが上限。Google AppSheetのフリープランは非商用利用に限定されるため、業務利用では各製品の有料プランや無料トライアルも比較してください。

Q2. オープンソースの「無料」とSaaSの「フリープラン」、どちらが安全ですか?

運用負担はSaaSの方が小さい傾向がありますが、安全性は各製品の対策、設定、運用体制によって異なります。オンプレOSSではサーバー、保守、更新、バックアップなどの費用も含め、SaaSでは人数・容量・機能の上限も含めて比較してください。

Q3. AccessをWebデータベースの代わりに使えますか?

代替として推奨しません。Microsoft Accessはローカル動作前提で、同時接続上限255人ですが実用は5〜10人が限界です。Mac版は存在せず、DBサイズも2GB上限。Access 2016/2019は2025年10月14日にサポート終了済み、Access 2021は2026年10月13日にサポートを終了しました。Web前提の業務にはWebデータベースが適しています。

Q4. 無料から有料に切り替えるとデータは引き継げますか?

同一サービス内のアップグレードであればデータは継承されます。ただし 別サービスへの乗換時はCSVエクスポート→インポートが基本で、フィールド型・添付ファイル・関連レコードの再構築が必要になることが多く、移行コストが意外と大きいです。最初から「3年後も使い続けるならどれか」を意識して選ぶのが結果的に最安です。

Q5. 5名規模なら結局どれが一番安いですか?

PigeonCloudは5ユーザー利用時に 月額5,500円から利用できます。kintoneやプリザンターにも最低ユーザー数・容量・テーブル行数などの条件があるため、必要な機能とサポートを確認し、各社の最新料金を同じ条件で比較してください。

まとめ|無料Webデータベースは「目的・規模」で選ぶ

本記事では、6製品を「無料の種類」「人数・容量の限界」「日本語サポート」の3軸で比較しました。完全無料で済むのは「個人+軽い用途」「IT人材ありのオンプレ」のみ、というのが実情です。

商用利用+5名以上のチームなら、「フリープラン探し」より「30日無料トライアル」が結果的に早道です。半年〜1年使い続ける前提なら、月額5,500円〜のPigeonCloud、月額18,000円〜のkintoneのいずれかが現実解になるケースが多いです。

「無料という言葉に惹かれて選ぶ」のではなく、「3年後も使い続けるか」で選ぶのが、結果的に最も安上がりで、後悔の少ない選択になります。

この記事で紹介したツールの使い分け

自社製品(PigeonCloud)だけでなく、用途別に合う選択肢を並べたものです。透明性のある判断材料としてご活用ください。

利用シーン 推奨ツール 理由
5〜30名規模の社内DB(日本語必須) PigeonCloud 月5,500円〜・電話サポート無料・100GB標準
10名以上+認知度・拡張性重視 kintone(スタンダード) 国内で広く利用・多数の連携サービスやプラグインを提供
IT人材あり+無料で運用したい プリザンター Community Edition OSS・人数無制限・自社サーバー運用前提
3名以下+とりあえずクラウドで試す プリザンター クラウドFree 無料・商用OK・100MB制限
英語OKの個人・スタートアップ Airtable Free 5編集者・1,000レコード/ベース・グローバル連携豊富
既にNotion使用中+ついでに使いたい Notion Free 個人なら制限ほぼなし・チームは1,000ブロック上限
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参考文献

  1. 株式会社ロフタル PigeonCloud 料金プラン(2026年5月2日確認)
  2. サイボウズ株式会社 kintone 料金プラン(2026年5月2日確認)
  3. 株式会社インプリム プリザンター クラウド版 料金(2026年5月2日確認)
  4. Pleasanter プリザンター公式(Community Edition)(2026年5月2日確認)
  5. Airtable, Inc. Airtable Pricing および Airtable Plans Overview(2026年5月2日確認)
  6. Notion Labs, Inc. Notion Pricing(2026年5月2日確認)
  7. Google Google AppSheet Pricing(2026年5月2日確認)
  8. Microsoft Microsoft Lifecycle Policy Access サポート期限情報(2026年5月2日確認)
  9. 株式会社アイ・ティ・アール ITR Market View:ローコード/ノーコード開発市場2024(2025年公開)
この記事を書いた人
PigeonCloud編集部 PigeonCloud Editorial Department
データベースやExcelに関するお役立ち情報を発信中です! ITを通して、皆さまの仕事に“プラスα”をお届けします。 (※)記事の盗用につきましてはご遠慮願います。

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