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2025.04.28 データベース

【2025年版】最新のkintoneの評判を総ざらいしてみた。口コミを3つの項目から徹底調査!

「kintoneの導入を検討しているけど、使っている人の評判や口コミが気になる」

「kintoneってどんな企業に向いているんだろう」

「自社に合ったデータ管理サービスを知りたい!」

このような思いを抱えていませんか。

この記事ではkintoneの評判を徹底調査し、

  • kintoneの良いところ
  • kintoneを使って得られた効果
  • kintoneの改善してほしいところ


をまとめたうえで、kintoneを使うべき企業とそうでない企業を解説しています。

この記事を読めばkintoneのことを詳しく知ることができ、自社に導入すべきなのかが分かります。

kintoneについて関心がある方は、ぜひご一読ください!

kintoneとは?特徴をざっくり解説

kintoneとは、サイボウズ株式会社が提供するクラウド型のWebデータベースツールです。
グループウェアに知見のあるサイボウズ社が2011年にリリースしたサービスで、これまでに導入した企業は延べ3万社以上。

スタートアップ企業から大企業、そして官公庁まで幅広い職種・部門で利用されている業務改善ツールです。

kintoneは、紙やExcelで管理している社内のさまざまなデータを、クラウド上で一元管理していくことができます。

一元管理できると情報の属人化を防ぎ、必要なデータを簡単に見つけることができる等、多くのメリットがあります。


通常、データ管理システムを構築する場合は、エンジニアのスキルが必要です。
エンジニアが一からシステム構築を行うと多くの時間と労力がかかるのですが、kintoneは、誰でもシステム構築ができる「ノーコード開発」を採用しています。

ノーコードであれば専門の知識がなくても、簡単にシステムの構築・運用をしていくことができるのです。

使い方は業務ごとにアプリを作成・管理していくだけなので、とてもシンプルです。

kintoneの特徴まとめ

  • サイボウズ株式会社が提供するクラウド型のWebデータベース
  • データの一元管理で業務を効率化
  • ノーコード開発なので、誰でもシステムの構築・運用が可能
  • 業務ごとにアプリを作成し、データ管理していくシステム


公式サイト:kintone


「kintoneって何ができるの?」「kintoneのことを詳しく知りたい!」このような気持ちを抱いていませんか?kintoneは、データを一元管理するソフト...

kintoneの評判を3つの項目から徹底調査

ここからは、kintoneの評判を3つの項目から紹介していきます。

  1. kintoneの良いところ
  2. kintoneで得られた効果
  3. kintoneの改善してほしいところ


順番にみていきましょう。

1.kintoneの評判【良いところ】

kintoneの評判のなかから、評価の高い意見をまとめました。

kintoneの良いところ まとめ

  • アプリのテンプレートが豊富
  • 操作が簡単で分かりやすい
  • 現場の人でもアプリ開発が可能
  • 簡単にカスタマイズができる
  • 一元管理で業務が改善した
  • プラグインが充実している
  • コメント機能により社内のコミュニケーションが円滑になった
  • JavaScriptを扱える方なら、さらに柔軟にカスタマイズすることが可能
  • ChatWorkやSlackに通知機能を連携できて便利
  • 属人化していたデータをkintoneへ移行したところ、チームの情報共有が進んだ
  • Excelから移行をすると情報共有ができたり、同時作業ができるので便利
  • Excelと比べると、動作が安定し、動きが重くなることやフリーズすることがない
  • スマホ操作ができるので、社外からでも簡単に日報を書くことができる
  • 緊急時に担当者が不在でも、データ共有されているので、顧客に対応できる
  • 必要なデータを探し出すのに手間取っていたが、kintoneの検索機能で簡単にデータにたどり着いた
  • リマインダー機能、通知機能で、作業忘れの防止ができる
  • 検索機能で過去のデータを簡単に確認できる


特に多かった声が、「アプリのテンプレートが豊富」という意見です。

kintoneは業務ごとにアプリを作成し、それぞれのアプリ内でデータ管理していくシステムです。
そのため導入後は、データごとにアプリを作成していく必要があるのですが、そのテンプレートが豊富にそろっているというわけです。

アプリは、業務別・業種別に分けられています。

様々な業務や業種に適したテンプレートが用意されていますので、きっと皆さんの役に立つと思います。


また、2025年4月には「kintone AIラボ」という新しい機能が、kintoneに追加されました。


この機能には、アプリ作成AIがあります。

アプリ作りをAIに依頼できるので、今後はテンプレートを使用せずとも、スムーズなアプリ作りができるようになっていくでしょう。


「kintone AIラボ」については、こちらの記事で詳しく解説しています。

「kintoneにAIってあるの?」「kintoneでAIを使うにはどうしたら良いの?」このような疑問を抱えていませんか。近年、AIの発展は目覚ましいものが...

2.kintoneの評判【得られた効果】

kintoneの評判のなかから、導入後どのような効果が得られたのかをまとめました。

kintoneで得られた効果 まとめ

  • 社内情報の共有化
  • 情報のリアルタイム共有
  • 社内のポータルサイトとして利用
  • 日報や顧客対応の状況を頻繁に書くようになった
  • 紙ベースだった見積、申請処理、伝票関係がすべてデジタル化できた
  • 外出しがちな上司の承認スピードが上昇し、稟議がスムーズに
  • 外出先でも必要な情報を閲覧できるようになった
  • コメント機能でコミュニケーションが活性化し、社内のコミュニケーションツールが不要になった
  • 顧客管理、目標管理、プロジェクト管理など、それぞれ別ツールを使用していたが、kintone一つですべて一元化できた
  • 部下のタスクの進捗具合がkintone上で確認できる
  • 紙や文房具のコストが半分以下になった
  • テレワークが進んだ
  • 文書の検索ができるようになった
  • チェック機能で業務のミスが削減された


特に、脱Excelできたことによるメリットを実感している方が多かったです。


Excelをkintoneに置き換えると、チームでの共有や同時作業・同時編集、スマホ利用、作業履歴の管理、多様なシステムとの連携など多くのメリットを感じるでしょう。


またkintoneを利用して、社内のコミュニケーションが活発になったという意見もありました。

3.kintoneの評判【改善してほしいところ】

kintoneの評判のなかから、評価がイマイチな点をまとめました。

kintoneの改善してほしいところ まとめ


  • 1アカウントあたりのデータ容量が少ない(5GB)
  • 基本機能をもっと充実させてほしい
  • 基本機能だけでは、計算処理など細かな要望に応えられない
  • 自社に合うようにカスタマイズしたいときは、プログラミング知識が必要な場合もある
  • プラグインが割高
  • 一度プラグインを入れてしまうとなかなか抜け出せない
  • プラグインがたくさんあって、どれを使えばいいか分からない
  • プラグインの検証や購入が面倒
  • レコードの印刷で出力されるものは実用レベルではないため、帳票出力にはプラグインが必要
  • ざっくりとしたチュートリアルを用意してほしい
  • kintone構築の担当者を決めなければ、社内浸透はむずかしい
  • アプリ作成後の運用管理を慎重に考えなければ、アプリが乱立し、結局使わなくなってしまう
  • スマホだと見づらい


特に多かったのは、「1アカウントあたりのデータ容量が少ない」という意見や、「基本機能が充実しておらず、プラグインを使わなければならない」という意見でした。


kintoneの一人あたりのデータ容量は5GBです。


「容量が少ないので、すぐにひっ迫してしまう」という意見もありました。


5GBでは足りない場合は、オプションで容量を追加することができます。

kintoneディスク容量の追加購入について
  • 月額 1,000円/10GB
  • 年額 12,000円/10GB


また、プラグインが割高であるといった声も多く見られました。

これはkintoneの基本機能ではできることが限られており、基本機能以上のことをしようとするとプラグインや外部連携サービスを使わなければならず、別途費用が発生する場合があるということです。


kintoneは多くのプラグインを取り揃えていますが、理想としては、プラグインを使わずに基本機能でまかなえるものが良いですよね。


では、ここでkintone以外にも目を向けてみましょう。

kintoneの類似サービスはいくつかありますが、kintoneと同様のことができて、基本機能が充実している製品を紹介します。

kintoneの類似製品を紹介

kintoneユーザーの中には、容量や基本機能の充実性などの点において、満足していない方がいらっしゃるようでした。


では、ここでkintoneの類似製品を紹介します。容量も多く、基本機能も充実している製品になります。

PigeonCloud(ピジョンクラウド)

PigeonCloud(ピジョンクラウド)は、株式会社ロフタルが提供するWebデータベースソフトです。

PigeonCloudは専門知識が一切不要なノーコードツールで、汎用的なデータ管理が可能です。


データの共有・一元管理が可能で、画像添付も可能になっています。またAIを使って自動でシステム構築ができたり、RPAのように業務を自動実行できる機能も搭載されています。


そんなPigeonCloudの魅力は、「価格」・「標準機能の充実度」・「サポート力」です。


PigeonCloudは他社と比べても低価格なツールです。


またPigeonCloudは通常プランの他に「同時ログインプラン」があります。

こちらは同時に接続するユーザー数で費用を計算するため、利用頻度が低い社員が多くいる場合でも費用負担が少なく、お得に使っていくことができるプランです。


またkintoneでは別途費用がかかるような、高度な帳票出力やルックアップ自動取得、自動採番機能などが標準装備しています。


そしてデータベースの初期構築を無料で行っているほか、導入後も無料で電話やチャット等から相談をすることができます。


PigeonCloudはコスパが高く機能も充実しているため、「なるべく予算は抑えながらも良いものを使いたい!」そんな方にぜひ使っていただきたいソフトとなっています。

△別料金と記載しているものは、プラグインなどで別途費用がかかることを表します。


こちらの記事では、kintoneをPigeonCloudなどの類似製品と比較しています。参考になると思いますので、ぜひご一読ください!

「kintoneに似ている製品って何があるだろう」「kintoneと同じくらいのクオリティで、もっと安価なサービスってないかな?」「自社に合ったWebデー...

kintoneの評判から見るkintoneに「適している企業」・「適していない企業」

これまでkintoneの評判や類似製品について解説してきました。

皆様のなかには、「kintoneって自社に合うの?」という疑問が浮かんでいる方もいると思います。

そこで、kintoneの利用が適している企業と、適していない企業について解説していきます。

kintoneに適している企業

kintoneは、多くの国内企業に導入されており、高い知名度をほこります。

そのため有名なクラウドサービスを使いたい方は、kintoneがオススメです。


また前述したとおり、豊富なテンプレートがあることも魅力的です。

一方、基本機能の充実性には不満を持っている方も多く、プラグイン・外部連携をしなければ出来ないこともあるため、予算に余力のある企業がkintoneに適していると言えるでしょう。


また、2024年秋の改定により、kintoneの最低契約者数は5名から10名へと上がってしまいました。そのため、10名以上で利用したいケースについてもkintoneが適しています。

kintoneの利用に適している企業まとめ
  • 知名度の高いクラウドサービスを使いたい場合
  • 多様なテンプレートからアプリ作成を行いたい場合
  • 自社で別途必要な機能が出てきた場合に、プラグイン購入の予算確保が可能
  • 社内のコミュニケーションの活性化を図りたい場合
  • 10名以上で利用する場合

kintoneに適していない企業

前述したとおり、kintoneは一人あたり5GBまでという容量の制限があります。

そのため大量のデータを扱う場合は、他社を検討した方がいいでしょう。

また、10名未満で利用したい場合も他社を検討した方が良いです。


そして繰り返しになりますが、実現したいことがkintoneの基本機能で出来ない場合もあります。

その場合は、別途プラグインや外部サービスの連携が必要になります。


そのためkintoneの基本機能に満足できない場合や、予算に余裕のない場合については、他社サービスも併せて検討することをオススメします。

kintoneの利用に適していない企業まとめ
  • 大量のデータを扱う場合
  • 10名未満で利用したい場合
  • 予算的に、プラグインの費用まで支払うことが難しい場合
  • kintoneの基本機能に満足できない場合

まとめ

この記事では、kintoneの評判をさまざまな視点から見てきました。

kintoneを含むクラウド型のWebデータベースでは、データ共有やデータの一元化、スマホ利用ができるため、多くのメリットを感じることと思います。

Webデータベースサービスには、kintone以外にもさまざまな類似製品がありますので、色々と比較・検討してみてはいかがでしょうか。


皆様が、自社にぴったり合うサービスを見つけられることを願っております。

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この記事を書いた人
PigeonCloud編集部 PigeonCloud Editorial Department
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