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2026.06.10 データベース

【2026年版】Webデータベース比較4選|料金・最低人数で選ぶ

「Webデータベースを比較して、自社に合う1本を選びたい」
「結局いくらかかるのか、最低何人から契約が必要なのかを知りたい」
「ノーコードで、専門知識がなくても運用できる製品はどれか」

こうした疑問を持ってこのページにたどり着いた方へ向けて、2026年時点の料金・仕様を公式情報で確認し直したうえで、主要なWebデータベース4製品を実コストベースで比較します。

弊社(株式会社ロフタル)は自社でWebデータベースSaaS「PigeonCloud」を開発・運用し、300社以上の現場でデータ管理の相談を受けてきました。その経験から、カタログの機能一覧だけでは見えない「選定でつまずくポイント」も添えています。

この記事の結論(30秒で読めます)
  • 4製品の実質的な月額下限は、最低契約ユーザー数で大きく変わる。PigeonCloud(5名〜)が最も小さく始められ、kintone・楽々WebデータベースはいずれもDX用途では10名〜が前提。
  • 料金を公開しているのはPigeonCloud・kintone・楽々Webデータベースの3製品。SmartDBは料金非公開(要問合せ)で大企業向け。中小企業ほど「いくらか分からない」製品は選定が長引きやすい。
  • 少人数・低予算で標準機能の充実を重視するならPigeonCloud、豊富な拡張連携ならkintone、既存Excel資産を活かすなら楽々Webデータベース、複雑な承認フローを持つ大企業ならSmartDBが軸になります。

Webデータベース比較4選【料金・最低人数 早見表】

まず全体像です。各製品の月額単価だけでなく、見落としやすい最低契約ユーザー数と、そこから計算した実質的な月額下限を並べました。1人あたりの単価が安く見えても、最低人数の縛りで月額が跳ね上がるケースがあるためです。

製品 月額(1人) 最低人数 実質月額下限 料金公開 主な特徴/向く規模
PigeonCloud 1,100円〜 5名 5,500円〜 公開 低価格・標準機能が充実/小〜中堅
kintone(スタンダード) 1,800円 10名 18,000円〜 公開 拡張連携・プラグインが豊富/中小〜大
楽々Webデータベース(クラウド) 1,500円 10名 15,000円〜 公開 既存Excelの活用に強い/中堅〜大
SmartDB 要問合せ 非公開 要問合せ 非公開 高度なワークフロー/大企業
主要Webデータベース4製品の料金比較(2026年6月時点・税抜・公式サイト確認値)
表の見方:「1人あたり単価」より「実質月額下限」で比べる
kintone・楽々Webデータベースは1人あたりの単価が手頃でも、最低10ユーザーからの契約が前提です。3〜4名の小さなチームで始めたい場合、PigeonCloud(5名〜)以外は実質的に「使わない人数分も払う」状態になりやすい点に注意してください。

各数値の根拠は記事後半の製品解説と、末尾の参考文献に公式ページのリンクを掲載しています。ここからは、そもそもWebデータベースとは何か、2026年に導入が進む背景から順に見ていきます。

Webデータベースとは|Excel管理との違い

Webデータベースとは、インターネット経由でデータを登録・検索・集計・共有できるクラウド型のデータ管理ソフトです。サーバーの構築やプログラミングを必要とせず、ブラウザだけで「自社専用のデータベース」を作れる点が特徴です。

多くの企業がいまだに紙やExcelでデータを管理していますが、人数が増え、扱うデータが増えるほどExcel運用は限界に近づきます。両者の違いを整理します。

観点 Excel管理 Webデータベース
同時編集競合・上書き事故が起きやすい複数人が同時に安全に編集
データ共有ファイルの送付・版管理が煩雑常に最新を全員が参照
検索・集計関数・手作業に依存条件指定で即時に抽出・集計
大量データ重くなり固まりやすい数万件規模でも安定動作
権限管理基本は全員が全項目を閲覧項目・行ごとに閲覧/編集を制御

Excelは個人の作業や一時的な集計には今も優秀ですが、チームで継続的に同じデータを更新していく用途には向きません。脱Excelの進め方は 脱Excelの5つのメリットと進め方 で詳しく解説しています。基礎からの理解には Webデータベースとは何かを徹底解説した記事 もあわせてご覧ください。

2026年にWebデータベース導入が加速している理由

かつてWebデータベース導入の背景としてよく語られたのが、経済産業省が2018年に提示した「2025年の崖」(DXが進まなければ年間最大12兆円の経済損失が生じるという警告)でした。2026年のいま、その崖は「予言」から「検証結果」のフェーズに入っています。

2025年の崖は越えられたのか(最新データ)
  • 「2025年の崖を完全に乗り越えられた」と答えた企業はわずか7%。約4割が依然として深刻な課題を抱える。
  • 崖を越えられた企業の勝因1位は「SaaS(クラウド)への移行」38.3%。自前開発ではなく、クラウド活用が成功要因だった。
出典:FPTジャパン/マネーフォワード クラウドERP(2025年)

つまり「大規模なシステムを自社開発する」のではなく、ノーコードのSaaSを現場が自分たちで使いこなす方向が、現実的な勝ち筋として裏付けられたわけです。これがWebデータベースへの注目が続く理由です。市場規模もそれを示しています。

指標 数値 時点
国内ローコード/ノーコード市場規模994億円(前年比+15.1%)2024年度
同・年平均成長率(CAGR予測)12.9%2024〜2029年度
クラウドサービスを利用する企業の割合80.6%令和6年版情報通信白書
出典:ITR Market View/総務省 情報通信白書

Webデータベース導入のメリット

Webデータベースを導入すると、Excelや紙では得られない次の利点があります。実際に弊社へ寄せられる相談でも、効果を実感されやすいのはこの5点です。

  • 1専門知識がなくても運用できる:ノーコード製品なら、エンジニアやシステム部門がいない組織でも自分たちでアプリを作れます。
  • 2データを一元管理できる:散在しがちなExcelファイルを1か所に集約し、二重入力や版ズレをなくせます。
  • 3リアルタイムで共有できる:誰かが更新した内容を、全員がその場で最新の状態で確認できます。
  • 4大量データでも安定する:数万件規模でも固まりにくく、検索・集計が速いままです。
  • 5場所・端末を選ばない:オフィスのPCはもちろん、外出先やスマホ・タブレットからも利用できます。

Webデータベース導入のデメリット・注意点

一方で、導入前に押さえておきたい注意点もあります。良い面だけでなく、つまずきやすいポイントを正直にお伝えします。

導入前に確認したい3つの注意点
  • ランニングコストがかかる:無料製品は機能・サポートが限られるため、業務利用では有償が現実的です。前述の「最低契約ユーザー数」も含めて月額を試算しましょう。
  • インターネット接続が前提:オフラインで使うExcelと異なり、通信環境が必要です。
  • 標準機能の範囲を必ず確認:「できる」とされる機能がオプション課金(別料金)の場合があります。見積もり段階で標準/オプションの線引きを確認してください。

無料で始めたい場合の選択肢と落とし穴は 無料Webデータベースおすすめ6選 にまとめています。

Webデータベースの選び方|失敗しない4つの判断軸

製品ごとに強みが異なるため、「自社が何を重視するか」を先に決めると選定がぶれません。最低限おさえたい判断軸を整理しました。

判断軸 確認すること 見落としポイント
実質コスト単価×最低人数で月額下限を計算最低10名縛りで割高化
標準機能帳票出力・自動採番・ルックアップ等が標準かオプション課金で総額増
ノーコード/ローコードIT人材の有無に合うか高機能でも作れず放置
サポート・移行初期構築支援・Excel取込・問い合わせ手段立ち上げで止まる

とくに専門人材がいない組織では、ノーコードであることに加えて「初期のデータベース構築を手伝ってもらえるか」が定着を左右します。ノーコード製品をさらに広く比較したい場合は ノーコードデータベースおすすめ7選 も参考になります。

Webデータベース比較4選|各製品の特徴と料金

ここからは早見表で取り上げた4製品を、料金・標準機能・向き不向きの観点で個別に解説します。

1PigeonCloud(ピジョンクラウド)

PigeonCloud 公式サイト - コード不要のWebデータベースで生産性をプラス。30日間無料トライアル
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PigeonCloudは、株式会社ロフタルが提供するノーコードのWebデータベースです。専門知識なしで汎用的なデータ管理ができ、画像添付やAIによるシステム自動構築、RPAのような業務自動実行にも対応します。

PigeonCloudの強みは「価格・標準機能・サポート」
  • 最低5ユーザー・月額5,500円〜(1人あたり1,100円〜)。小さく始めたいチームの実質月額下限が最も低い。
  • 利用頻度の低い社員が多い場合は、接続人数で課金する「同時ログインプラン」でさらにコストを抑えられる。
  • 帳票出力・ルックアップ自動取得・自動採番など、他社ではオプションになりがちな機能を標準装備。
  • データベースの初期構築が無料。導入後も電話・チャットで無料相談でき、立ち上げで止まりにくい。

「予算は抑えつつ、標準機能とサポートはしっかり欲しい」という小規模〜中堅の組織に向いています。製品の詳細は PigeonCloudとは何かを解説した記事 をご覧ください。

まずは触って使用感を確かめたい方へ
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2kintone(キントーン)

kintoneは、サイボウズ株式会社が提供するクラウド型のWebデータベースです。豊富なコミュニケーション機能(スペース・コメント)と、プラグイン・外部サービス連携による拡張性が最大の特徴です。

料金は2024年11月に改定(最新値)
  • スタンダードコース:1,800円/人・月(最低10ユーザー=18,000円〜)。API連携・プラグインが使えるのはこのコース以上。
  • ライトコース:1,000円/人・月。ただしAPI・プラグインが使えず、実務での拡張用途には不向き。
  • 2024年11月の改定で最低契約ユーザー数が5名から10名へ引き上げられた点に注意。

拡張・外部連携には別途費用がかかることが多いため、総額は標準のままか拡張前提かで変わります。料金を抑える工夫は kintoneの料金を安くする方法 で解説しています。公式サイトは kintone をご確認ください。

3楽々Webデータベース

楽々Webデータベースは、住友電工情報システム株式会社が提供するノーコード型のWebデータベースです。最大の特徴は「脱Excel」ではなく「活Excel」を掲げ、既存のExcelファイルをワンクリックで取り込みアプリ化できる点です。

料金とポイント
  • クラウド版・通常ユーザー:1,500円/人・月(最低10ユーザー=15,000円〜)。閲覧中心のライトユーザーは500円/人。
  • 使い慣れたExcelをそのまま活かしながら、複数人での同時利用・共有に移行できる。
  • 2025年8月の最新版(Ver.3.9.0)で全文検索・手書き入力などを追加。

既存のExcel資産が多く、現場の入力習慣を大きく変えたくない中堅〜大企業に向いています。公式サイトは 楽々Webデータベース を参照してください。

4SmartDB(スマートデービー)

SmartDBは、株式会社ドリーム・アーツが提供する「大企業向けの業務デジタル化クラウド」です。Webデータベースに加え、合議・条件分岐・代行承認といった複雑なワークフローをノーコードで構築できる点が強みです。

位置づけと注意点
  • 料金は非公開(要問合せ)。中小企業にとっては「いくらかかるか分からない」点が選定のハードルになりやすい。
  • 大企業領域で高い実績(SaaS型ワークフロー市場で長年トップクラス、50万人以上が活用)。
  • 2026年4月にはAIを業務プロセスへ組み込むオプションを追加し、大企業のDX基盤として進化を続けている。

全社規模で多数の承認フローを回す大企業に適した製品です。少人数や予算が固まっている用途では、料金の不透明さがネックになります。公式サイトは SmartDB を確認してください。

結局どれを選ぶ?目的別の使い分け

4製品はそれぞれ得意分野が異なります。自社の状況に当てはめて選ぶための早見表です。

こんな場合 向いている製品 理由
5〜20名で低予算・標準機能重視PigeonCloud5名〜で開始でき高度機能が標準・初期構築無料
拡張連携やプラグインを多用したいkintone連携サービス・プラグインが豊富
既存Excel資産を活かしたい楽々WebデータベースExcel取込中心の「活Excel」設計
大企業で複雑な承認フローが必要SmartDB高度ワークフローと大企業実績
この4製品以外も検討したい場合
今回は有料の主要製品にしぼって比較しました。コストを最優先するなら 無料Webデータベース6選、自社開発に近い自由度が欲しいなら オープンソースWebデータベース、ノーコード製品をさらに広く見たいなら ノーコードデータベース7選 もあわせてご確認ください。

よくある質問(FAQ)

Q. kintoneは最低何人から契約が必要ですか?

2024年11月の改定により、最低10ユーザーからの契約が必要です。スタンダードコース(1,800円/人)の場合、月額18,000円〜が実質的な下限になります。3〜5名の少人数で始めたい場合は、最低5ユーザーのPigeonCloudなどが選択肢になります。

Q. 無料で使えるWebデータベースはありますか?

少人数向けの無料プランやオープンソース製品も存在しますが、機能・サポート・データ容量に制約があり、業務の基幹データを預けるには注意が必要です。詳しくは 無料Webデータベースおすすめ6選 をご覧ください。

Q. ノーコードとローコードの違いは何ですか?

ノーコードはプログラミング不要で、IT人材がいない組織でも画面操作だけでアプリを作れます。ローコードは一部コードを書ける前提で、エンジニアがより細かくカスタマイズできます。社内に開発リソースがなければノーコード製品を選ぶのが基本です。

Q. ExcelやAccessから移行できますか?

多くのWebデータベースはExcel/CSVの取り込みに対応しています。楽々Webデータベースのように既存Excelをそのままアプリ化できる製品もあります。移行のしやすさや初期構築の支援有無は、製品選定で必ず確認したい判断基準になります。

まとめ|Webデータベースは「実質コスト」と「目的」で選ぶ

Webデータベースは、紙やExcelの限界を超えてチームのデータ管理を効率化するクラウドツールです。今回の4製品を選ぶうえでの要点を振り返ります。

  • 1人あたり単価ではなく、最低人数まで含めた実質月額下限で比べる。
  • 少人数・低予算で標準機能を重視するならPigeonCloudが始めやすい。
  • 拡張連携重視ならkintone、Excel活用なら楽々Webデータベース、大企業の複雑な承認ならSmartDB

まずは候補を2〜3製品に絞り、無料トライアルで自社の業務に合うかを確かめるのが失敗しない近道です。PigeonCloudは30日間すべての機能を無料で試せ、初期のデータベース構築も無料で相談できます。

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参考文献

  1. サイボウズ株式会社 kintone 料金(2026年6月確認)
  2. 住友電工情報システム株式会社 楽々Webデータベース 価格・ライセンス(2026年6月確認)
  3. 株式会社ドリーム・アーツ SmartDB(2026年6月確認)
  4. 株式会社アイ・ティ・アール ITR Market View:ローコード/ノーコード開発市場2026
  5. 総務省 令和6年版 情報通信白書
この記事を書いた人
PigeonCloud編集部 PigeonCloud Editorial Department
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