【必見】ファイルメーカーの代わりとなるツール3選!ファイルメーカーのメリット・デメリットや代替ツールの選定ポイントを解説
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「ファイルメーカーの代わりってどんなツールがあるのかな?」
このような気持ちを抱いていませんか。
ファイルメーカーは1985年から販売をしているロングセラーのデータベースソフトです。
直感的な操作性でデータを一元管理できるため、便利で人気のソフトです。
しかし近年のデータベースソフト界隈では、ノーコードツールなど、魅力的な他社ツールも出現しつつあります。
そのためファイルメーカーから乗り換えを検討している方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ファイルメーカーのメリット・デメリットや、代わりとなるツールについて紹介していきます。
ファイルメーカーに関心のある方はぜひご一読ください!
ファイルメーカーとは
ファイルメーカーとは、米国のクラリス社が提供しているデータベースソフトです。
専門知識がなくても簡単にデータベースを作成することができるため、個人から大企業まで幅広く利用されているソフトです。
用途は顧客管理やタスク管理、文書管理や契約管理、予算管理などなど、汎用的に使っていくことができます。
ファイルメーカーのメリット・デメリット
では、そんなファイルメーカーのメリット・デメリットはどんなことがあるのでしょうか。
ファイルメーカーのメリット
ファイルメーカーのメリットをざっくりまとめてみました。
- 専門知識不要で開発できる
- 汎用性が高い
- クラウド型とオンプレミス型から選ぶことができる
- 様々なOSで使える
- 操作性が高い
ファイルメーカーは、日本語を使ってスクリプトを作成することができるので、エンジニアのような専門知識がなくても簡単にシステムを構築することができます。
またファイルメーカーはWindows、Macともに利用することができ、さらにスマホからの利用も可能です。
そしてさまざまなデータを管理できるため汎用性が高く、契約形態もクラウドとオンプレミスから選ぶことができる点もメリットのひとつです。
ファイルメーカーのデメリット
ではファイルメーカーのデメリットはどんなことがあるのでしょうか。
こちらも簡単にまとめてみました。
- 価格が高い
- OSによって使用感が異なる
- スクリプトでつまずくことがある
まず多くの人が抱いているデメリットは、価格でしょう。
Googleの検索フォームで「ファイルメーカー 高すぎる」と検索されている回数は、毎月およそ140回です。(※1)それだけの人がファイルメーカーの価格に不満を抱いていることが分かります。
(※1)Googleキーワードプランナー調べ(2023年4月~2024年3月までの平均値)
またOSによって使用感が異なることもデメリットのひとつです。
ファイルメーカーを提供するクラリス社はAppleの子会社であるため、ファイルメーカーはMacOSやiOSに最適化するようになっています。
もしスマホでファイルメーカーを使いたい場合は、iOSのiPhoneとそれ以外の端末では使い方が違うので注意が必要です。
iPhoneだったらFileMaker Goという専用アプリがあるのですが、Andoroidで利用したい場合はWebDirectという機能を介さなくてはいけません。
口コミでは、「iPhoneだけでなく、Andoroidでも使いやすくしてほしい」といった声も多く見られます。
また、なかにはファイルメーカーのスクリプト作成に難航する人もいます。
ファイルメーカーは日本語を使ってスクリプトを作ることができるため、通常の英語を使ったプログラミングをしなくても良いところがメリットではあります。
しかし、そもそもスクリプトを作成するのが手間だったり時間がかかるという意見もあるでしょう。そのような方は近年人気のノーコードツール(※2)の方が手間や時間がかからず楽であるため、そちらに移行するという方法もあります。
(※2)ノーコードとは、プログラミングを一切行わずにサービスやソフトウェアを開発することを言います。ドラッグアンドドロップで操作可能なので、専門知識やスキルがなくても短期間でシステム構築を行うことが出来ます。
ファイルメーカーの代わりとなる製品の特徴とは?選定ポイントを解説
ではファイルメーカーの代替ツールを選ぶときには、どんなところをチェックすれば良いのでしょうか。
- 製品の種類
- ノーコードやローコード
- クラウド型かオンプレミス型か
- 価格
順番に解説していきます。
製品の種類
まず大前提として、製品の種類が「データベースソフト」であることです。
データベースソフトは特定の業務管理に特化しているわけではなく、汎用的に活用することができるツールです。
ファイルメーカーはデータベースソフトなので、代替ツールもデータベースソフトだと、同じように使っていくことができます。
ノーコードやローコード
ノーコードやローコードという言葉をご存知でしょうか。
先述しましたがノーコードとは、プログラミングを一切行わずにサービスやソフトウェアを開発することを言います。
一方ローコードとは多少の知識は必要になりますが、通常のプログラミングと比べると、とりわけ簡単にシステムを作っていくことができるツールです。
ノーコードのようにIT初心者が気軽に始められるツールというわけではありませんが、それでも学習すべきことは少なく済みます。
近年のデータベースソフトは、ノーコードやローコードツールが増えてきています。
これらは非ITの方でも手軽に始められるため、ファイルメーカーの代替品を探す場合、これらを活用することがおすすめです。
クラウド型かオンプレミス型か
製品を選ぶ際は、クラウド型なのかオンプレミス型なのかという点も見るようにしましょう。
クラウドの場合は、ベンダーが提供するシステムをインターネット上で利用します。
一方、オンプレミス型の場合は、自社でシステムを構築、運用していきます。
オンプレミス型は初期費用がかかったり、保守管理なども行わなければならなかったりと大変なので、近年は手軽なクラウド型を利用する企業が多くなっています。
価格
先述しましたが、「ファイルメーカーの価格は高い」と思っている人は結構います。
他社を見ると、より安価な製品はいくつもあります。
ファイルメーカーの価格に納得がいっていない場合は、より安価なツールを探してみましょう。
ファイルメーカーの代わりとなるツール3選
ではファイルメーカーの代わりとなり得るツールを具体的に見ていきましょう。
- Access(アクセス)
- PigeonCloud(ピジョンクラウド)
- プリザンター
順番に解説していきます。
Access(アクセス)
まずはマイクロソフト社が提供するAccessです。Accessは、90年代からあるデータベースソフトです。
Accessはより小規模事業向けのソフトです。大人数での利用には適していません。
同じレコードを複数人で同時編集すると動きが重くなったり、データが破損する危険性があるのです。ですので、少人数で多くのデータを管理したいときに適したツールです。
そんなAccessの最大の魅力は低価格なところです。買い切り型があるので、ファイルメーカーと比べると大幅に出費を抑えることができるでしょう。
なお、AccessはWindowsのみの対応になるため、Macの方は不向きになります。またスマホでの操作も難しくなります。
- 22,370円(買い切り)
公式サイト:Access
PigeonCloud(ピジョンクラウド)
PigeonCloud(ピジョンクラウド)は、株式会社ロフタルが提供するWebデータベースソフトです。
PigeonCloudは専門知識が一切不要なノーコードツールで、汎用的なデータ管理が可能です。
データの共有・一元管理が可能で、画像添付も可能になっています。またAIを使って自動でシステム構築ができたり、RPAのように業務を自動実行できる機能も搭載されています。
そんなPigeonCloudの魅力は、「価格」・「標準機能の充実度」・「サポート力」です。
PigeonCloudは他社と比べても低価格なツールです。
またPigeonCloudは通常プランの他に「同時ログインプラン」があります。こちらは同時に接続するユーザー数で費用を計算するため、利用頻度が低い社員が多くいる場合でも費用負担が少なく、お得に使っていくことができるプランです。
また他社では別途費用がかかるような、「帳票出力」や「ルックアップ自動取得」、「自動採番機能」など高度な機能が標準装備しています。
そしてデータベースの初期構築を無料で行っているほか、導入後も無料で電話やチャット等から相談をすることができます。
PigeonCloudはコスパが高く機能も充実しているため、「なるべく予算は抑えながらも良いものを使いたい!」そんな方にぜひ使っていただきたいソフトとなっています。
クラウド型、オンプレミス型ともに対応しています。
- ユーザー数プラン 1,100円/一人あたり
- 同時ログインプラン(利用者数は多いけれど同時に接続する人は少ない場合、お得に利用できる)
公式サイト:PigeonCloud
プリザンター
プリザンターは、株式会社インプリムが提供するオープンソース・ソフトウェア(※3)のノーコード・ローコード開発ツールです。
クラウド型とオンプレミス型の両方に対応しています。さまざまな業務にフィットさせることができ、業務の効率化を実現することができるでしょう。
ノーコードでも活用できると謳っているため、専門知識がなくても利用することができます。
しかし標準機能以上のことを行いたい場合やより業務にフィットさせたいといった場合は、専門知識が必要になります。
なお、サポートを要する場合は別途費用が発生します。費用面を確認のうえ、導入するようにしましょう。
オンプレミス版
- 無料
クラウド版
- フリープラン:~3名 無料
- ライトプラン:~10名 1,000円(月額)
- スタンダードプラン:要見積もり
- 専用環境:要見積もり
公式サイト:プリザンター
(※3)オープンソースとは、無償(または最低限の必要なコスト)で公開されたプログラムのソースコードのことを言い、誰でも自由に利用や改変・再配布できるという特徴を持っています。詳細はこちらの記事に記載しています。
まとめ
この記事ではファイルメーカーの代わりとなるソフトについて解説してきました。
ファイルメーカーは約40年前から販売を続けるデータベースソフトです。年々アップデートを重ねていますが、価格が高かったり、設計がむずかしいなどといった理由で、代わりとなるソフトを探す方も多いと思います。
一方IT市場では近年、ノーコードツールというものが増えてきています。専門知識が一切なくてもシステムの構築が可能でお手軽なツールです。
記事のなかではファイルメーカーの代替として、おすすめのノーコードやローコードツールを紹介しました。
製品について詳しく知りたいと思ったら、公式サイトから資料請求や無料トライアルを試してみてはいかがでしょうか。
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