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2024.01.09 データベース

【必見】オープンソースWebデータベース2選!オープンソースやWebデータベースについて分かりやすく解説

「Webデータベースを探している」

「オープンソースのソフトウェアを検討している」


このような気持ちを抱いていませんか。


Webデータベースは便利なソフトウェアです。

脱Excelや脱Accessとしても活用することができますし、社内のデータを一元管理していくこともできます。


この記事ではオープンソースのWebデータベースについて解説していきます。

Webデータベースについて関心のある方はぜひご一読ください!

Webデータベースとは

Webデータベースとはインターネット上でデータ管理するシステムのことを言います。


Webデータベースは、データ管理の基本的な作業を効率化することができます。たとえばデータの登録、検索、集計といった作業ですね。


また多くのデータを管理することができるので、ビジネスなど規模の大きなデータ管理に向いているソフトと言えます。同時編集・同時作業・リアルタイムの情報共有も可能で、グループでの利用に適しています。


その他にも、変更履歴の自動管理やバックアップ機能、リマインダー機能、帳票出力機能など便利な機能が付いている製品もあり、Excelやスプレッドシート管理では得られなかった生産性を得ることが出来ます。

「Webデータベースってどういう意味?」「Webデータベースのメリットや選び方を知りたい」「効率的にデータ管理ができるシステムを見つけたい」こ...

オープンソースとは

オープンソースとは、無償(または最低限の必要なコスト)で公開されたプログラムのソースコードのことを言い、誰でも自由に利用や改変・再配布できるという特徴を持っています。


ソースコードにバグなどが見つかれば、ユーザー自身で修正できるのが特徴。

そのためプログラムに一定の安定性を保つことが出来るので、有名企業などでも利用されています。


一方、オープンソースではないソフトウェアというものもあります。

ソースコードが非公開で所有者以外に修正・改変ができないこの製品のことを、プロプライエタリ・ソフトウェアと呼びます。商用製品はむしろ、プロプライエタリ・ソフトウェアの方が一般的となりつつあります。


オープンソース・ソフトウェアとして認定されるためには、Open Source Initiative(OSI)が定めた10の定義を満たす必要があります。この定義を満たしていなければ、オープンソースとは呼べません。


オープンソースの定義 by Open Source Initiative(OSI)
  1. 無料、再配布の自由
  2. ソースコード
  3. 派生ソフトウェア
  4. 作者のソースコードの完全性
  5. 個人または団体に対する差別の禁止
  6. 特定分野でのプログラムの利用を制限することの禁止
  7. ライセンスの配布
  8. 特定製品でのみ有効なライセンスの禁止
  9. 他のソフトウェアを制限するライセンスの禁止 
  10. ライセンスは技術中立的でなければならない

出典:The Opens Source Definition

オープンソースのWebデータベースを使うメリット

オープンソース・ソフトウェアを利用すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。


まずは費用面です。オープンソース・ソフトウェアは、ソースコードのライセンス料が発生しません。

コスト面を抑えて利用したい場合は大きなメリットを感じられます。


また、オープンソースは基本的に誰でもソースコードの修正が可能です。

脆弱なプログラムやバグを発見した場合、誰でもすぐに修正することができるため信頼性や柔軟性があります。


オープンソースのWebデータベースを利用するメリット
  • ソースコードが公開されているため、信頼性が高い
  • 脆弱性が発見されても修正が速い
  • ライセンス費用が無償
  • 自由に改修が可能で柔軟性が高い

オープンソースのWebデータベースを使うデメリット

では、オープンソースのWebデータベースを使うデメリットはどんなことがあるでしょうか。


まずは、知識のあるエンジニアが必要であるということが挙げられます。

オープンソースを利用する場合、基本的にプログラミング知識が必須になります。何か不具合が生じたら自らコード修正を行っていかなければなりません。


またソースコードが公開されているため誰でも修正が可能というメリットがある一方、悪意を持った開発者がコードを改変したり、セキュリティの脆弱性リスクを埋め込むといったリスクもあります。


またサポート面にも期待が出来ません。オープンソースは基本的に無料で公開されているため、サポート体制は整っていないことが多いのです。自分で調べて対処していく力が求められます。


また商用製品と比べると、アップデートやメンテナンスも流動的です。

特定の開発者がいるわけではないので、人気がなくなったりするとアップデートやメンテナンスの頻度が下がり、セキュリティリスクが上がる恐れがあります。


オープンソースのWebデータベースを利用するデメリット
  • プログラミング知識のあるエンジニアが必要
  • 悪意を持った開発者がコード改変などをする恐れがある
  • サポートが手薄、または別料金制
  • アップデートやメンテナンスが流動的

オープンソースのWebデータベースソフトを2つ紹介

ではオープンソースのWebデータベースを2つ紹介していきます。

1.プリザンター

プリザンターは、株式会社インプリムが提供するオープンソース・ソフトウェアのノーコード・ローコード開発ツールです。


クラウド型とオンプレミス型の両方に対応しています。さまざまな業務にフィットさせることができ、業務の効率化を実現することができるでしょう。


ノーコードでも活用できると謳っているため、専門知識がなくても利用することができます。

しかし標準機能以上のことを行いたい場合やより業務にフィットさせたいといった場合は、プログラミング知識が必要になります。


なお、サポートを要する場合は別途費用が発生します。費用面を確認のうえ、導入するようにしましょう。


公式サイト:プリザンター


(※)ノーコードとは、プログラミングを一切行わずにサービスやソフトウェアを開発することを言います。ドラッグアンドドロップで操作可能なので、専門知識やスキルがなくても短期間でシステム構築を行うことが出来ます。


こちらの記事ではプリザンターについて記載しています。参考になると思いますので、ぜひご一読ください!

「kintoneに似ている製品って何があるだろう」「kintoneと同じくらいのクオリティで、もっと安価なサービスってないかな?」「自社に合ったWebデー...

2.Exment(エクスメント)

Exment(エクスメント)は、株式会社カジトリが提供するオープンソース・ソフトウェアです。

こちらも、顧客管理やタスク管理など様々な業務にフィットさせることができるソフトウェアです。


なお、こちらも利用料はかかりませんが、サポートを要する場合は別途費用が発生します。

また商用ライセンスとして使いたい場合は、無料で使うことはできません。費用面については公式サイトで確認するようにしましょう。


公式サイト:Exment

おすすめのWebデータベースとは?

ここまで2つのオープンソースWebデータベースを紹介してきました。


これらは基本的に無料で使うことが出来ますが、社内にエンジニアがいない場合やプログラミング知識がない場合、使っていくことは難しいかもしれません。


サポートサービスを利用すれば知識のない方でも使っていくことはできると思いますが、サポートにかかる費用について割高だと感じる方が多いのではないでしょうか。


サポートプランの一部抜粋


<プリザンター>

  • ミニプラン インシデント件数(問合せ)5件で18万円
  • ライトプラン インシデント件数(問合せ)10件で28万円
  • スタンダードプラン インシデント件数(問合せ)30件で75万円
  • プレミアムプラン インシデント件数(問合せ)60件で120万円


<Exment>

  • 5チケット:16万円
  • 10チケット:30万円
  • 20チケット:55万円
  • 30チケット:80万円

※1チケットあたり1回のサポート

※1チケットあたり3時間程度対応可能


そこでオープンソースではありませんが、おすすめのWebデータベースを1つ紹介していきます。

次の製品はオープンソース・ソフトウェアではなく、プロプライエタリ・ソフトウェアの製品です。


基本料金のなかにサポート代も含まれており、保守管理・メンテナンスも提供会社が行うため利用者の負担はありません。

そしてノーコード・ノンプログラミング製品ですので、専門知識のない方でも難なく操作していくことができます。


プリザンターやExmentでサポートプランを利用するかもしれないというケースにおいては、こちらの方がコストパフォーマンスが高いかもしれません。

PigeonCloud(ピジョンクラウド)

PigeonCloud(ピジョンクラウド)は、株式会社ロフタルが提供するクラウド型のWebデータベースソフトです。


顧客管理やタスク管理、日報管理、商談管理、勤怠管理など、社内のさまざまなデータを一元管理していくことができます。

加えてノーコードツールなので、専門知識がなくても問題ありません。


そんなPigeonCloudの魅力は、「低価格」・「標準機能の充実度」・「サポート力」です。


PigeonCloudは有料のWebデータベースソフトのなかでもとりわけ低価格なので、コストを重視する場合にオススメ。


また他社では別途費用がかかるような、「帳票出力」や「ルックアップ自動取得」、「自動採番機能」など高度な機能が標準装備しています。


PigeonCloudはまだまだ知名度の低い製品ですが、コスパが高く機能も充実しているため、「なるべく予算は抑えながらも良いものを使いたい!」そんな方にぜひ使っていただきたいソフトとなっています。


価格(月額利用料)
  • ユーザー数プラン 1,100円/一人あたり
  • 同時ログインプラン(利用者数は多いけれど同時に接続する人は少ない場合、お得に利用できる)


おすすめポイント
  • ノーコード
  • 汎用性が高い
  • データ容量100GB
  • 低価格
  • サポートが手厚い
  • 標準機能が充実
  • データ分析機能
  • スマホ、タブレットOK
  • 直感的な操作性
  • 社内のデータを一元管理
  • クラウド型、オンプレミス型に対応可能
  • チャットツールとの連携
  • ISMS認証取得


公式サイト:PigeonCloud

まとめ

この記事ではオープンソースのWebデータベースについて解説してきました。


オープンソースはライセンス料がかからなかったり、自由に改修できるなどのメリットがある一方、プログラミング知識がなければ利用できなかったり、サポート面やセキュリティにおいて不安が募ります。


メリットよりもデメリットが上回る場合、オープンソースではなくプロプライエタリ・ソフトウェアのWebデータベースを利用していくのが良いでしょう。


この記事ではプロプライエタリ・ソフトウェアのWebデータベース代表として、PigeonCloud(ピジョンクラウド)を紹介しました。


PigeonCloudは利用料のなかに、サポートや保守管理、メンテナンス代など全てが込み込みとなっています。オープンソースWebデータベースよりもコストパフォーマンスが高いと感じる方も多いのではないでしょうか。


公式サイトから資料請求や無料トライアルを試すことが出来るので、PigeonCloudについて詳しく知りたいと思われた方は一度チェックしてみてはいかがでしょうか。


なお、他のWebデータベースについてはこちらの記事を参考にしてみてください。

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この記事を書いた人
PigeonCloud編集部 PigeonCloud Editorial Department
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