【2026年版】Accessの代替ソフトおすすめ比較|選び方と移行先
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Accessの後継を探している、できれば無料で試したい——。Access 2021のサポート終了まで残り約4ヶ月。セキュリティ更新が止まる前に、社内の.accdb資産をどこへ移すかを決めておきたいところです。
Accessは、マイクロソフトが開発したデータ管理専用ソフトです。Excelなど他のマイクロソフト製品とも相性が良く、顧客管理や在庫管理で長年使われてきました。
ただ、Access 2021は2026年10月13日にサポートが終了します(延長サポートなし)。本記事執筆時点であと約4ヶ月です。サポート切れ後も動きはしますが、セキュリティ更新が止まったソフトで社内データを回し続けるのは、現場として避けたいところです。
この記事では、脱Accessの移行先候補を比較表で俯瞰しつつ、無料で使える代替・選び方・移行の進め方まで一気に整理します。主軸の推奨はPigeonCloudとkintoneの2つですが、Power AppsやFileMaker、Airtableなども含めて自社に合う1本を選べるようにしました。
【緊急】Access 2021 はあと約4ヶ月でサポート終了
Access 2021のサポート終了日は2026年10月13日で、延長サポートはありません。Access 2016 / 2019はすでに2025年10月14日に終了済みです。永続版のAccess 2024は2029年10月9日まで、Microsoft 365版はサブスクリプション契約中は最新版が提供され続けます。サポート切れ前に移行先を決めておくのが安全です。
Accessはもう時代遅れ?2026年サポート終了と代替ツール
Accessとは?

Accessとは、マイクロソフトが提供しているデータベースソフトです。
AccessはWordやExcelと同じOfficeソフトの一つで、90年代から提供されています。
大量のデータを整理して管理し、検索・集計・出力といった作業をまとめてこなせるのが持ち味です。
Excelよりも複雑なデータを扱うのに向いており、多くの企業で顧客管理・販売管理・在庫管理・案件管理などに使われてきました。
AccessとExcelの違い7つ|サポート終了後はどっち?
Accessのメリット
Accessの一番のメリットは、多くのデータを素早く処理できる点です。
Excelだとデータ量が増えると処理が重くなったりフリーズすることがありますが、Accessはデータベースソフトなので大量データの管理に向いています。
容量は2GBまで使えるため、小規模から中規模のデータ管理に適しています。WordやExcel、Outlookなど他のOffice製品との連携も得意で、Officeを使い込んでいる現場ほど扱いやすい設計です。
データの検索・集計・抽出に加えて、帳票を作って出力することもできます。入力フォーム経由で扱えるため、Excelよりも入力ミスが起きにくいのも利点です。
- 大量データを素早く処理できる
- 2GBまでデータを保存できる
- WordやExcelなど他のOffice製品と連携できる
- 検索・集計・帳票出力まで一通りこなせる
- フォーム入力で入力ミスが起きにくい
Accessのデメリット
Accessのデメリットは、まず大人数での同時利用に弱いことです。
個人から数人での管理には向いていますが、最大同時接続ユーザー数は255で、人数が増えると動作が重くなったりデータ破損が起きることがあります。筆者の経験でも、2GB上限に達した.accdbファイルが破損するトラブルは現場でときどき見かけます。
容量は2GBまでなので、それを超える大量データの保存には向きません。本格的なデータ蓄積を前提にすると、早い段階で頭打ちになります。
クラウド共有・マルチデバイスでつまずきやすい点
Accessはクラウドツールではないため、テレワークや別PCからのアクセスは基本的にできません。クラウド共有の正式な手段だったAccess Web Appは2018年に廃止済みです。さらにAccessにはMac版が存在せず(Windows専用)、スマホ・タブレットからも使えません。テレワークやマルチデバイス運用が前提の今の働き方とは、構造的にかみ合わなくなってきています。
加えて、設定を作った担当者が異動・退職すると途端に運用が難しくなることもあります。AccessはVBAなど多少のプログラミング知識を前提にした作り込みが多く、引き継ぎでつまずきやすいのです。
- 最大同時接続255ユーザーで、大人数の同時利用に弱い
- 2GBを超える大量データの保存には向かない
- クラウドツールではなく、テレワーク・別PCからの利用が難しい
- Access Web Appが2018年に廃止され、クラウド共有の正式手段がない
- Mac版がなくWindows専用、スマホ・タブレット非対応
- VBAなど多少の知識が必要で、属人化・引き継ぎ難に陥りやすい
Microsoft Accessでできること・できないこと10選
Accessの代替ソフトの特徴とは?
Accessに代わるサービスとしてまず候補になるのが、クラウド型のデータベースソフトです。
データベースソフトのなかには、スマホ利用ができるもの、プログラミング知識がなくても使えるノーコードツール、大人数で同時に使える製品もあります。
近年はクラウド型のサービスが移行先の中心です。インターネット経由で使えるため、出張先やテレワークでもアクセスでき、同時編集や変更履歴の確認、外部ツールとの連携もしやすい設計です。データ容量を後から追加できる製品も多く、Accessの2GB上限・同時接続の制約をまとめて解消できます。
- クラウド型でテレワーク・マルチデバイスに対応
- ノーコードで業務担当者が自分で作れる
- 大人数の同時利用・容量追加に対応
Accessの代替ソフト比較表|7ツールを料金・無料枠・移行適性で俯瞰
脱Accessの移行先として候補になる主要ツールを、料金・無料枠・ブラウザ/マルチデバイス対応・Access移行適性の4軸で並べました。主軸の推奨はPigeonCloudとkintoneですが、自社の事情に合わせて他のツールも比べられるようにしています。料金はいずれも2026年時点・各公式参照の値です。
| ツール | 料金(2026年時点) | 無料枠 | ブラウザ/マルチデバイス | Access移行適性 |
|---|---|---|---|---|
| PigeonCloud(ロフタル運営) | 月額5,500円〜(5ユーザー最低=1,100円/人〜) | 無料トライアルあり | 対応(PC/スマホ/タブレット) | 高。ノーコードで業務アプリ化。少人数から始めやすい |
| kintone(サイボウズ) | スタンダード1,800円/人・月(年額21,600円/人)。最小10ユーザー | 30日無料お試し | 対応(PC/スマホ/タブレット) | 高。顧客・申請データの移行に向く |
| Power Apps / Dataverse | Premium 約2,998円/人・月(Per User) | 試用版あり | 対応 | 中〜高。Microsoft 365既存契約と親和性が高い |
| Claris FileMaker | 年間ライセンス約21,120円/人・年(5ユーザー最低)/Cloud約2,150円/人・月〜 | 45日無料試用 | 対応(Mac対応) | 高。複雑な帳票やVBA級ロジックの移行に向く |
| Airtable | Team 約$20/人・月、Business 約$45/人・月(年払い) | 無料プランあり | 対応 | 中。シンプルなDB/フォーム向け。UIは英語寄り |
| Google AppSheet | Starter $5・Core $10・Enterprise Plus $20(/人・月) | 無料プランあり | 対応(スマホ運用が容易) | 中。Google Workspace連携・スモールスタート向け |
| LibreOffice Base | 完全無料 | 無料(OSS) | Mac/Linux対応だがクラウド共有不可 | 低〜中。単一PC用途向け。同時編集は不可 |
結論を先に言うと、少人数からブラウザ完結で始めたいなら PigeonCloud、認知度と拡張機能を重視するなら kintone が第一候補です。FileMakerは複雑な帳票・VBA資産が多い現場、Power Appsは Microsoft 365 をすでに契約している現場で検討すると噛み合います。
厳選!Accessの代替ソフトを2つ紹介
ここからは、Accessの代替ツールの主軸となる2つを詳しく紹介します。
- PigeonCloud(ピジョンクラウド)
- kintone(キントーン)
1. PigeonCloud(ピジョンクラウド)
PigeonCloud(ピジョンクラウド)は、株式会社ロフタルが運営する自社SaaSのクラウド型データベースソフトです。
PigeonCloudが脱Accessに向く3つの理由
- 価格:5ユーザー・月5,500円〜(1,100円/人〜)で少人数から始められる
- 標準機能:帳票出力・ルックアップ自動取得・自動採番を追加費用なしで搭載
- 移行のしやすさ:ブラウザ完結・ノーコードで業務担当者が自分で作れる
Accessと同じデータベースソフトなので、顧客管理・在庫管理など、Accessでやっていた用途をそのまま引き継げます。
項目を伝えるとAIが画面構成を提案するため、Accessの再構築を手作業より早く立ち上げられます。定型業務を自動化するコネクト機能も備えます。

利用頻度が低い社員が多い場合は同時接続数で課金する「同時ログインプラン」も選べ、導入後はチャット・電話でサポートを受けられます。

- 月額5,500円〜(5ユーザー最低=1,100円/人〜)
- 同時ログインプラン(利用者数は多いが同時接続が少ない場合にお得)
- 脱Excel・脱Access・脱スプレッドシートに向く
- 5ユーザーから利用可能
- スマホ・タブレット対応
- ノーコードで業務担当者が自分で作れる
- 帳票出力・ルックアップ自動取得・自動採番が標準
- 同時ログインプランあり
- サポートが手厚い(チャット・電話)
- AIで業務システムを自動作成
- RPAのように業務を自動実行できるコネクト機能
- クラウド型・オンプレミス型に対応
公式サイト:PigeonCloud
2. kintone(キントーン)
kintone(キントーン)は、サイボウズが提供するクラウド型のデータベースソフトです。社内のさまざまなデータを一元管理できます。
kintoneを選ぶときの要点
- 拡張性:プラグイン・外部連携で標準機能を広げられる
- 認知度:社内提案が通りやすい定番ツール
- 注意点:比較基準はスタンダード1,800円/人・最小10ユーザー(少人数はPigeonCloudが始めやすい)
kintoneの魅力は「直感的な操作性」と「コミュニケーション機能・拡張機能の充実」です。標準機能でできないことも、プラグインや外部連携で広げられます。認知度が高く、社内提案が通りやすいのも実務上の利点です。

比較基準はAPI・プラグインが使えるスタンダードコース(1,800円/人・月)です(ライトは機能不足のため比較対象外)。最小契約は10ユーザー(2024年11月改定)のため、少人数ではPigeonCloudのほうが始めやすい場合があります。
- スタンダードコース 1,800円/人・月(年額21,600円/人)
- 最小契約10ユーザーから
- 30日間の無料お試しあり
- 社内データを一元管理
- コミュニケーション機能が豊富
- 拡張機能・外部連携サービスが豊富
- スマホ・タブレット対応
- 直感的な操作性でプログラミング知識不要
- 認知度が高い
公式サイト:kintone
無料でAccessの代替を試したい場合の選択肢と落とし穴
「accessに代わるデータベースを無料で使いたい」という声は多いです。無料で始められる代替は実在しますが、無料枠ごとに必ず制約があります。代表的な4つを、向き・不向きとあわせて整理します。
| 無料の代替 | 特徴 | 落とし穴・制約 |
|---|---|---|
| LibreOffice Base | 完全無料のOSS。Mac/Linux対応で、.accdbも一部開ける | クラウド共有・同時編集が不可。Accessの「単一ファイル共有」の課題は解決しない |
| Airtable(無料プラン) | クラウド型で同時編集可。UIが直感的 | 1baseあたり1,000レコード・1GB添付・編集者5人までの上限 |
| Notion(無料プラン) | 無制限ページ・ゲスト10人まで。軽量なデータ管理向け | 本格的なリレーショナルDBや帳票出力には非力 |
| Google AppSheet(無料プラン) | スプレッドシート起点でスマホアプリ化しやすい | 無料枠は検証用途中心で、本番運用は有料プランが前提になりやすい |
無料の最大の落とし穴は「クラウド共有・人数・レコードの上限」です。LibreOffice Baseは無料でもクラウド共有ができず、Accessの本質的な課題(複数人での共有・テレワーク)を解決しません。クラウド型の無料プランは同時編集こそできますが、レコード数や編集者数の上限にすぐ届きます。「無料でずっと業務を回す」より「無料枠で検証して、本番は少人数有料で始める」のが現実的です。PigeonCloudの無料トライアルやkintoneの30日お試しは、この検証フェーズに向いています。
Accessの代替ソフトの選び方|用途別おすすめ早見表
どれを選ぶかは、「いまAccessで実際に何をしているか」で決めるのが失敗しにくいやり方です。代替を機能の多さで選ぶと、使わない機能の学習コストばかり増えます。用途別に推奨をまとめました。
| いまの使い方 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| シンプルなDB・フォームを少人数で使っている | PigeonCloud / Airtable | ノーコードで5ユーザーから始められ、ブラウザ完結で運用が軽い |
| 複雑な帳票・VBA資産が多い | Claris FileMaker / PigeonCloud | FileMakerは操作感がAccessに近く、複雑なロジックを移行しやすい |
| Microsoft 365をすでに契約している | Power Apps / Dataverse | 既存ライセンス・認証と親和性が高く、社内展開しやすい |
| 外回り中心でスマホ運用したい | Google AppSheet / PigeonCloud | スマホアプリ化が容易で、現場入力に向く |
迷ったら、まずは少人数から始められて移行サポートのあるツールを選ぶのが安全です。移行で一番つまずくのはデータ構造の引き継ぎなので、初期構築やサポートが手厚いほどリスクが下がります。
Accessからの移行5ステップ
移行はいきなり全部を移そうとすると失敗します。使っているテーブル・帳票の棚卸しから始め、小さく検証してから本番に移すのが鉄則です。大まかな流れは次の5ステップです。
使っているテーブル・クエリ・フォーム・帳票・VBA処理を洗い出し、移行する範囲を決めます。
上の用途別早見表をもとに候補を絞り、無料トライアルで実データの一部を試します。
AccessのテーブルをCSVで書き出し、移行先に取り込みます。文字コード・主キーの重複に注意します。
入力フォームや帳票を移行先で組み直します。VBA処理はノーコードの自動化機能や設定で代替できるか確認します。
一定期間Accessと並行運用して問題がないか確認し、サポート終了前に本番を切り替えます。
移行手順の詳細・つまずきやすいポイントは、こちらの記事で具体的に解説しています。
Accessの移行手順と注意点|オススメ製品と移行のポイント
よくある質問(FAQ)
Accessはサポート終了後も使えますか?
ソフト自体は動きますが、Access 2021は2026年10月13日でセキュリティ更新が止まり(延長サポートなし)、Access 2016 / 2019はすでに2025年10月14日に終了しています。更新が止まったソフトで社内データを扱い続けるのはセキュリティ上のリスクがあるため、終了前の移行を推奨します。永続版のAccess 2024は2029年10月9日まで、Microsoft 365版はサブスク契約中は最新版が提供されます。
無料で使えるAccessの移行先はありますか?
LibreOffice Baseは完全無料ですが、クラウド共有・同時編集ができません。Airtable・Notion・AppSheetには無料プランがありますが、レコード数・人数・編集者数に上限があります。無料枠で検証し、本番は少人数の有料プラン(PigeonCloudの無料トライアルやkintoneの30日お試しで確認)から始めるのが現実的です。
AccessのVBA資産は移行できますか?
VBAコードをそのまま移すことはできません。多くの移行先はノーコードの自動化・計算機能でVBA処理を置き換えます。複雑なロジックが多い場合は、操作感がAccessに近いFileMakerや、初期構築サポートのあるツールを選ぶと再現しやすくなります。
Macで使えるAccessの代替はありますか?
AccessにはMac版がありません。Mac対応の代替としては、ブラウザで動くPigeonCloud・kintone・Airtable・AppSheetや、Mac対応のFileMaker、無料のLibreOffice Baseが候補になります。テレワークやマルチデバイス運用が前提なら、クラウド型のPigeonCloud・kintoneが扱いやすいです。
比較・代替案の選定について(編集方針)
本記事はPigeonCloud(株式会社ロフタルが運営する自社SaaS)を主軸の推奨として紹介していますが、自社に合う移行先を選んでいただくことを優先しています。そのため、kintone・Power Apps・FileMaker・Airtable・AppSheet・LibreOffice Baseなど他社・無料ツールも、用途や予算によってはより適した選択肢として併記しています。料金・仕様は2026年6月時点で各公式情報を確認した値であり、為替や改定で変動する場合があります。最新の料金・仕様は各公式サイトでご確認ください。
Accessの代替ソフト:まとめ
この記事の結論
- Access 2021は2026年10月13日でサポート終了(延長なし)。クラウド非対応・同時255・2GB上限・Mac非対応も重なり、早めの移行が安全
- 少人数でブラウザ完結ならPigeonCloud(5ユーザー・月5,500円〜)、認知度・拡張機能ならkintone(1,800円/人・最小10ユーザー)が主軸候補
- 無料で始めたい場合はAirtable等の無料枠で検証し、本番は少人数有料へ。複雑帳票・VBA資産はFileMaker、Microsoft 365既存ならPower Appsも候補
この記事では、Accessの代替ソフトを比較表・無料の選択肢・選び方・移行手順・FAQまで整理しました。
Access 2021のサポート終了期限が迫っており(Access 2016 / 2019はすでに終了済み)、クラウド共有ができない・同時接続255・2GB上限・Mac非対応といった制約も合わせると、移行先を早めに決めておくのが安全です。
主軸の推奨は、少人数からブラウザ完結で始められるPigeonCloudと、認知度・拡張機能で選ぶkintoneの2つです。複雑な帳票・VBA資産が多ければFileMaker、Microsoft 365既存ならPower Appsも候補になります。まずは無料トライアルで実データの一部を移して、自社の業務が回るか確かめるところから始めてみてください。
参考文献(2026年6月確認)
- Microsoft「Access 2021 のサポート終了」 https://learn.microsoft.com/ja-jp/lifecycle/products/access-2021
- Microsoft「Access の仕様(データベースサイズ・同時接続数)」 https://support.microsoft.com/en-us/office/access-specifications
- kintone 料金 https://kintone.cybozu.co.jp/price/
- Microsoft Power Apps 料金 https://www.microsoft.com/ja-jp/power-platform/products/power-apps/pricing
- Claris FileMaker 料金 https://www.claris.com/pricing/
- Airtable 料金 https://airtable.com/pricing
- Google AppSheet 料金 https://about.appsheet.com/pricing/
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