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2022.05.09 データベース

【必見】kintoneで帳票出力する方法まとめ!3つのプラグインや、より安価なサービスを紹介

「kintoneで印刷をしようと思ったけど、上手くできなかった」

「口コミで「kintoneの印刷機能は弱い」と知って、導入が心配」

「自社独自のフォーマットで帳票出力したい!」

このような思いを抱えていませんか。

この記事では、kintoneの帳票出力の現状や、企業独自の帳票フォーマットで出力する方法やプラグイン、より安価なサービスについて紹介していきます。

kintoneの帳票出力について関心のある方は、ぜひご一読ください!

kintoneと類似したWebデータベースサービス!コスパ重視派はこっち!PigeonCloud

kintoneの帳票出力・印刷の現状

kintoneはサイボウズ株式会社が提供する、クラウド型のWebデータベースツールです。

kintoneは紙やExcelで管理している社内のさまざまなデータをクラウド上に一元化するサービスで、多くの企業へ導入されています。

多様に使えるkintoneですが、いくつか弱点があります。
そのうちの一つは、標準機能では出来ることが限られているということです。

標準機能で出来ないことは拡張機能プラグインを使うことでカバーができるのですが、拡張機能プラグインは有料であることが多いのです。

その例として、帳票出力機能が挙げられます。

kintoneの標準機能でも書類を印刷することはできるのですが、実務で使いにくいという声が多く挙がっています。

kintoneで印刷した見積書。
ヘッダーやフッダーに不要な事項が記入してある他、この見積書では簡易的すぎて、取引先へ送付するには物足りません。


なぜ、kintoneの出力機能は使いにくいのでしょうか。

その理由の一つに、kintoneでは企業独自のフォーマット(Excelなどで管理している書式)をアップロードして使うことができないという現状があるからです。


そもそも多くの企業ではkintone導入以前から使用している、企業独自の帳票フォーマットがありますよね。

kintoneの標準機能では、その帳票フォーマットをkintone内にアップロードできないため、出力の際に苦労をされている方が多いのです。

kintoneの出力機能は簡易的すぎるし、企業独自の帳票フォーマットもアップロードして使うことができないのでは、どうしても作業効率が悪くなってしまいます。

企業独自の帳票フォーマットをkintoneへアップロードし、その帳票を使って出力までできると、作業が格段にラクになります。


では、ラクに帳票出力するにはどうしたらいいのでしょうか。


  1. 有料プラグインを使う
  2. kintoneから乗り換える

順番に紹介していきます。

kintoneで帳票出力できる3つの有料プラグイン

kintoneは帳票出力に弱いという特徴があります。

そんな短所を補う、帳票出力系のプラグインがいくつかあるので紹介していきます。

  1. プリントクリエイター(トヨクモ株式会社)
  2. RepotoneU(株式会社ソウルウェア)
  3. ドキュトーン(株式会社オプロ)


1つずつ解説していきます!

1.プリントクリエイター

プリントクリエイターは、トヨクモ株式会社が提供する、帳票出力の外部連携サービスです。

一般的に帳票作成はExcelで行うことが多いと思うのですが、この製品はPDF出力に特化したサービスです。

他のトヨクモ製品との相性も抜群なプラグインとなります。

料金プラン

  • ライト 6,000円/月額
  • スタンダード 9,000円/月額
  • プレミアム 14,000円/月額


特徴・注意点
  • PDFに特化している(PDF以外は出力できない)
  • 他のトヨクモ製品との相性が良い
  • 外部連携サービスのため、別途ログインが必要
  • 複数枚登録するにはプレミアムプランになる


公式サイト:プリントクリエイター

2.RepotoneU(レポトンユー)

RepotoneUは、株式会社ソウルウェアが提供するプラグインです。
Excel出力、PDF出力、ExcelとPDFのダブル出力(Proプラン)の3つのプランを提供しています。


ExcelとPDFプランは買い切り型となっているのが特長。
プラグインは雪だるま式に費用がかかってくるため、買い切り型がある点は大きなメリットとなります。

料金プラン
  • Excel版 200,000円(買い切り)
  • PDF版 98,000円(買い切り)
  • Pro 月額15,000円/ドメイン


特徴・注意点
  • Excel、PDF版は買い切りだが、上位プランのProは月額制
  • 帳票を複数枚登録できるのはProプランのみ
  • ドラッグ操作で帳票のデザインができる
  • レコードの一括出力や一覧出力が可能


公式サイト:RepotoneU

3.ドキュトーン

ドキュトーンは他社と比べて、より安価な帳票出力プラグインです。

そして大きな特徴がWordやExcel、PowerPointで出力が可能というところです。なお、PDFへの出力には対応していませんので、注意が必要です。

ただ、設定面が少しややこしいというデメリットがあります。

料金プラン
  • 月額費用 1ユーザー 980円(5ID~)


特徴・注意点
  • Word、Excel、PowerPoint出力が可能
  • PDF出力はできない
  • 帳票の複数枚登録が可能
  • リーズナブルな価格設定
  • 設定がややこしい


公式サイト:ドキュトーン

3つの帳票出力プラグインの比較表

それぞれの帳票出力プラグインの特徴をまとめてみました。

 プリントクリエイターRepotoneUドキュトーン
月額利用料
(最上位プラン)
14,000円/ドメイン15,000円/ドメイン980円/1ユーザー
アップロード可能
な書式
PDFのみPDF・ExcelWord・Excel・PowerPoint
複数枚出力〇(最上位プランのみ)〇(最上位プランのみ)
個別出力
一括出力〇(最上位プランのみ)〇(最上位プランのみ)×
出力上限・個別 無制限
・一括 月10,000枚
(最上位プランのみ)
・10,000枚
(個別、一括あわせて)(最上位プランのみ)
・無制限
(個別出力のみ)
ポイント他のトヨクモ製品との相性◎下位プランは買い切り型利用者数は5名~

帳票出力プラグインの比較表


※さらに詳しい機能については、公式サイトをご確認ください。

kintoneよりも安く帳票出力できるサービスを紹介!

これまでは、有料プラグインを使って帳票出力する方法を紹介してきました。しかし・・・

「kintoneの基本料も高いのに、別途プラグインの費用もかかるとなると、予算的に厳しい」
「うちは利用者数が多いから、一人あたりの費用をもっと抑えたい」


このように考える方もいらっしゃると思います。

そんな方々にオススメしたいのが、kintoneから別のサービスへ乗り換えるという方法です。


使い慣れたkintoneから別のサービスに乗り換えるというのは、正直、勇気のいる決断かと思います。
ですが費用的にメリットの大きい話ですので、ぜひ最後までお読みいただければと思います。

kintoneに類似しており、帳票出力が標準装備されているサービスがありますのでご紹介します。

PigeonCloud(ピジョンクラウド)

シンプル操作で誰でも使える!コスパ重視の企業にオススメPigeonCloud

PigeonCloud(ピジョンクラウド)は、株式会社ロフタルが提供するクラウド型のWebデータベースサービスです。
機能的には、ほとんどkintoneと同じようなことを行うことができます。


そして前述しましたが、PigeonCloudは標準機能に帳票出力機能を装備しています。

PDFとExcelから帳票のアップロードが可能ですので、普段お使いのひな型で帳票を作成することができます。帳票の複数枚登録も可能なので、請求書や納品書、契約書などもスムーズに出力することができます。

さらに「低価格」であることや、「サポートが手厚い」点もPigeonCloudの魅力と言えるでしょう。

kintoneではコンサルに依頼をしなければいけないような、データ構築やシステム運用についても、PigeonCloudは無料でサポートすることが可能です。

専任の担当者がしっかりサポートしていくので、質問や相談をしやすいところも人気のポイント。

kintoneとPigeonCloudの機能の比較については、こちらの記事が参考になると思いますので、ぜひご一読ください。

「kintoneに似ている製品って何があるだろう」「kintoneと同じくらいのクオリティで、もっと安価なサービスってないかな?」「自社に合ったWebデー...


月額利用料
  • ユーザー数プラン 800円~1,000円/一人あたり
  • 同時ログインプラン(利用者数は多いけれど同時に接続する人は少ない場合、お得に利用できる)


特徴・注意点

  • ExcelとPDFから帳票出力が可能
  • 帳票を複数枚、登録できる
  • 低価格
  • kintoneと類似した機能性
  • データ容量は100GB
  • 手厚いサポート体制
  • ノーコード
  • スマホ・タブレットOK
  • 標準機能の充実


公式サイト:PigeonCloud

帳票出力と同じように、kintoneには「ルックアップ自動取得」や「メール送信機能」も標準装備されていません。

PigeonCloudはどちらも標準装備しています。興味がある方がこちらの記事もぜひ。

「kintoneを自動でルックアップするにはどうしたらいいの?」「今まで手動でルックアップしていたけど、自動で行えるようにしたい!」「手動のルッ...


「kintoneの標準機能でメール送信ができない!」「メール送信のプラグイン導入を検討している」「kintoneよりも安くて、メール送信ができるサービ...

「kintone」と「帳票出力プラグイン」と「PigeonCloud」の価格を比較

実際にkintoneを使う場合と、PigeonCloudを使う場合で、それぞれの月額利用料を比較してみましょう。
プラグインについては、利用料が安価である「ドキュトーン」を想定して計算してみました。

実際にかかる月額利用料を、利用者数別で計算しています。

すると、PigeonCloudの低価格が際立つ結果となりました。

 10人30人50人70人100人
kintone(単体)15,000円45,000円75,000円105,000円150,000円
kintone+ドキュトーン24,800円74,400円124,000円173,600円248,000円
PigeonCloud10,000円26,000円42,000円58,000円82,000円

利用者数別 月額利用料の比較表


月額利用料まとめ
  • kintone(単体) 1,500円/一人あたり
  • kintone+ドキュトーン 2,480円/一人あたり(1,500円+980円)
  • PigeonCloud 800~1,000円/一人あたり

おわりに

この記事では、kintoneで帳票出力する方法について紹介してきました。

最後に紹介したのはkintoneの活用ではなく、類似製品への切り替えでした。
繰り返しになりますが、PigeonCloudはkintoneの類似製品です。基本的には、kintoneと同じ機能を有しています。


ですが、記事のなかでも触れてきたように「標準機能の充実度」については大きな違いがありました。


PigeonCloudはまだまだ知名度の低い製品ですが、コスパが高く機能も充実しているため、「なるべく予算は抑えながらも良いものを使いたい!」そんな方にぜひ使っていただきたいソフトとなっています。


もし「良いかも」と思われたら、「資料ダウンロード」や「無料トライアル」を通じて、製品の知識を深めてみてください。


また、製品の公式サイトを見ていても具体的にイメージできないことがあるかもしれません。

そんなときは、お気軽に問い合わせフォームから提供会社へ相談をしてみてくださいね。

参考記事

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この記事を書いた人
PigeonCloud編集部 PigeonCloud Editorial Department
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