【必見】kintoneで帳票出力する方法まとめ!3つのプラグインや、より安価なサービスを紹介

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「kintoneで印刷をしようと思ったけど、上手くできなかった」
「口コミで「kintoneの印刷機能は弱い」と知って、導入が心配」
「自社独自のフォーマットで帳票出力したい!」
このような思いを抱えていませんか。
この記事では、kintoneの帳票出力の現状や、企業独自の帳票フォーマットで出力する方法やプラグイン、より安価なサービスについて紹介していきます。
kintoneの帳票出力について関心のある方は、ぜひご一読ください!
kintoneと類似したWebデータベースサービス!コスパ重視派はこっち!PigeonCloud
kintoneの帳票出力・印刷の現状
kintoneはサイボウズ株式会社が提供する、クラウド型のWebデータベースツールです。
kintoneは紙やExcelで管理している社内のさまざまなデータをクラウド上に一元化するサービスで、多くの企業へ導入されています。
多様に使えるkintoneですが、いくつか弱点があります。
そのうちの一つは、標準機能では出来ることが限られているということです。
標準機能で出来ないことは拡張機能プラグインを使うことでカバーができるのですが、拡張機能プラグインは有料であることが多いのです。
その例として、帳票出力機能が挙げられます。
kintoneの標準機能でも書類を印刷することはできるのですが、実務で使いにくいという声が多く挙がっています。
kintoneで印刷した見積書。
ヘッダーやフッダーに不要な事項が記入してある他、この見積書では簡易的すぎて、取引先へ送付するには物足りません。
なぜ、kintoneの出力機能は使いにくいのでしょうか。
その理由の一つに、kintoneでは企業独自のフォーマット(Excelなどで管理している書式)をアップロードして使うことができないという現状があるからです。
そもそも多くの企業ではkintone導入以前から使用している、企業独自の帳票フォーマットがありますよね。
kintoneの標準機能では、その帳票フォーマットをkintone内にアップロードできないため、出力の際に苦労をされている方が多いのです。
kintoneの出力機能は簡易的すぎるし、企業独自の帳票フォーマットもアップロードして使うことができないのでは、どうしても作業効率が悪くなってしまいます。
企業独自の帳票フォーマットをkintoneへアップロードし、その帳票を使って出力までできると、作業が格段にラクになります。
では、ラクに帳票出力するにはどうしたらいいのでしょうか。
- 有料プラグインを使う
- kintoneから乗り換える
順番に紹介していきます。
kintoneで帳票出力できる3つの有料プラグイン
kintoneは帳票出力に弱いという特徴があります。
そんな短所を補う、帳票出力系のプラグインがいくつかあるので紹介していきます。
- プリントクリエイター(トヨクモ株式会社)
- RepotoneU(株式会社ソウルウェア)
- ドキュトーン(株式会社オプロ)
1つずつ解説していきます!
1.プリントクリエイター
プリントクリエイターは、トヨクモ株式会社が提供する、帳票出力の外部連携サービスです。
一般的に帳票作成はExcelで行うことが多いと思うのですが、この製品はPDF出力に特化したサービスです。
他のトヨクモ製品との相性も抜群なプラグインとなります。
料金プラン
- ライト 6,000円/月額
- スタンダード 9,000円/月額
- プレミアム 14,000円/月額
- PDFに特化している(PDF以外は出力できない)
- 他のトヨクモ製品との相性が良い
- 外部連携サービスのため、別途ログインが必要
- 複数枚登録するにはプレミアムプランになる
公式サイト:プリントクリエイター
2.RepotoneU(レポトンユー)
RepotoneUは、株式会社ソウルウェアが提供するプラグインです。
Excel出力、PDF出力、ExcelとPDFのダブル出力(Proプラン)の3つのプランを提供しています。
ExcelとPDFプランは買い切り型となっているのが特長。
プラグインは雪だるま式に費用がかかってくるため、買い切り型がある点は大きなメリットとなります。
- Excel版 200,000円(買い切り)
- PDF版 98,000円(買い切り)
- Pro 月額15,000円/ドメイン
- Excel、PDF版は買い切りだが、上位プランのProは月額制
- 帳票を複数枚登録できるのはProプランのみ
- ドラッグ操作で帳票のデザインができる
- レコードの一括出力や一覧出力が可能
公式サイト:RepotoneU
3.ドキュトーン
ドキュトーンは他社と比べて、より安価な帳票出力プラグインです。
そして大きな特徴がWordやExcel、PowerPointで出力が可能というところです。なお、PDFへの出力には対応していませんので、注意が必要です。
ただ、設定面が少しややこしいというデメリットがあります。
- 月額費用 1ユーザー 980円(5ID~)
- Word、Excel、PowerPoint出力が可能
- PDF出力はできない
- 帳票の複数枚登録が可能
- リーズナブルな価格設定
- 設定がややこしい
公式サイト:ドキュトーン
3つの帳票出力プラグインの比較表
それぞれの帳票出力プラグインの特徴をまとめてみました。
プリントクリエイター | RepotoneU | ドキュトーン | |
月額利用料 (最上位プラン) | 14,000円/ドメイン | 15,000円/ドメイン | 980円/1ユーザー |
アップロード可能 な書式 | PDFのみ | PDF・Excel | Word・Excel・PowerPoint |
複数枚出力 | 〇(最上位プランのみ) | 〇(最上位プランのみ) | 〇 |
個別出力 | 〇 | 〇 | 〇 |
一括出力 | 〇(最上位プランのみ) | 〇(最上位プランのみ) | × |
出力上限 | ・個別 無制限 ・一括 月10,000枚 (最上位プランのみ) | ・10,000枚 (個別、一括あわせて)(最上位プランのみ) | ・無制限 (個別出力のみ) |
ポイント | 他のトヨクモ製品との相性◎ | 下位プランは買い切り型 | 利用者数は5名~ |
帳票出力プラグインの比較表
※さらに詳しい機能については、公式サイトをご確認ください。
kintoneよりも安く帳票出力できるサービスを紹介!
これまでは、有料プラグインを使って帳票出力する方法を紹介してきました。しかし・・・
「kintoneの基本料も高いのに、別途プラグインの費用もかかるとなると、予算的に厳しい」
「うちは利用者数が多いから、一人あたりの費用をもっと抑えたい」
このように考える方もいらっしゃると思います。
そんな方々にオススメしたいのが、kintoneから別のサービスへ乗り換えるという方法です。
使い慣れたkintoneから別のサービスに乗り換えるというのは、正直、勇気のいる決断かと思います。
ですが費用的にメリットの大きい話ですので、ぜひ最後までお読みいただければと思います。
kintoneに類似しており、帳票出力が標準装備されているサービスがありますのでご紹介します。
PigeonCloud(ピジョンクラウド)
シンプル操作で誰でも使える!コスパ重視の企業にオススメPigeonCloud
PigeonCloud(ピジョンクラウド)は、株式会社ロフタルが提供するクラウド型のWebデータベースサービスです。
機能的には、ほとんどkintoneと同じようなことを行うことができます。
そして前述しましたが、PigeonCloudは標準機能に帳票出力機能を装備しています。
PDFとExcelから帳票のアップロードが可能ですので、普段お使いのひな型で帳票を作成することができます。帳票の複数枚登録も可能なので、請求書や納品書、契約書などもスムーズに出力することができます。
さらに「低価格」であることや、「サポートが手厚い」点もPigeonCloudの魅力と言えるでしょう。
kintoneではコンサルに依頼をしなければいけないような、データ構築やシステム運用についても、PigeonCloudは無料でサポートすることが可能です。
専任の担当者がしっかりサポートしていくので、質問や相談をしやすいところも人気のポイント。
kintoneとPigeonCloudの機能の比較については、こちらの記事が参考になると思いますので、ぜひご一読ください。
- ユーザー数プラン 800円~1,000円/一人あたり
- 同時ログインプラン(利用者数は多いけれど同時に接続する人は少ない場合、お得に利用できる)
特徴・注意点
- ExcelとPDFから帳票出力が可能
- 帳票を複数枚、登録できる
- 低価格
- kintoneと類似した機能性
- データ容量は100GB
- 手厚いサポート体制
- ノーコード
- スマホ・タブレットOK
- 標準機能の充実
公式サイト:PigeonCloud
帳票出力と同じように、kintoneには「ルックアップ自動取得」や「メール送信機能」も標準装備されていません。
PigeonCloudはどちらも標準装備しています。興味がある方がこちらの記事もぜひ。
「kintone」と「帳票出力プラグイン」と「PigeonCloud」の価格を比較
実際にkintoneを使う場合と、PigeonCloudを使う場合で、それぞれの月額利用料を比較してみましょう。
プラグインについては、利用料が安価である「ドキュトーン」を想定して計算してみました。
実際にかかる月額利用料を、利用者数別で計算しています。
すると、PigeonCloudの低価格が際立つ結果となりました。
10人 | 30人 | 50人 | 70人 | 100人 | |
kintone(単体) | 15,000円 | 45,000円 | 75,000円 | 105,000円 | 150,000円 |
kintone+ドキュトーン | 24,800円 | 74,400円 | 124,000円 | 173,600円 | 248,000円 |
PigeonCloud | 10,000円 | 26,000円 | 42,000円 | 58,000円 | 82,000円 |
利用者数別 月額利用料の比較表
- kintone(単体) 1,500円/一人あたり
- kintone+ドキュトーン 2,480円/一人あたり(1,500円+980円)
- PigeonCloud 800~1,000円/一人あたり
おわりに
この記事では、kintoneで帳票出力する方法について紹介してきました。
最後に紹介したのはkintoneの活用ではなく、類似製品への切り替えでした。
繰り返しになりますが、PigeonCloudはkintoneの類似製品です。基本的には、kintoneと同じ機能を有しています。
ですが、記事のなかでも触れてきたように「標準機能の充実度」については大きな違いがありました。
PigeonCloudはまだまだ知名度の低い製品ですが、コスパが高く機能も充実しているため、「なるべく予算は抑えながらも良いものを使いたい!」そんな方にぜひ使っていただきたいソフトとなっています。
もし「良いかも」と思われたら、「資料ダウンロード」や「無料トライアル」を通じて、製品の知識を深めてみてください。
また、製品の公式サイトを見ていても具体的にイメージできないことがあるかもしれません。
そんなときは、お気軽に問い合わせフォームから提供会社へ相談をしてみてくださいね。
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