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2025.02.19 データベース

【必見】人気のCRMツール比較6選!CRMのメリット・デメリットや選び方について解説

「CRMツールの導入を検討している」

「現在使っているCRMから別のツールへ乗り換えたい」


このような気持ちを抱いていませんか。


CRMとは、顧客管理システムのことを言います。CRMツールを導入すると、営業や社内の業務効率化に役立つので、導入すべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。


この記事ではおすすめのCRMツールを6つ比較していきます。ぜひご一読ください!

CRMツールとは

「CRM」とは、「Customer Relationship Management」の略で、日本語にすると「顧客関係管理」になります。


CRMは、顧客との関わりを良好に保っていくため、顧客の情報やコミュニケーションを一元的に管理していくことを目的としたツールです。

CRMツールの2つの種類

CRMツールにも大きく分けると2つの種類があります。


まずは「クラウド型」といって、インターネットを経由してアクセスする形態のツールです。

クラウド型のメリットは、ネット環境があれば基本的にはどんなデバイスからでもアクセスできるということです。


リアルタイムの情報も共有することができて、スピーディーな作業に繋がります。また費用も安価なことが多く、導入のハードルが低いと感じる方も多いのではないでしょうか。


一方、サーバーやPCにインストールして利用する「パッケージ型」の場合は、ネット環境がなくても利用できたり、セキュリティがより強固であるというメリットがあります。


しかし社内以外からのアクセスが難しかったり、初期費用が高額であるというデメリットもあります。


従来クラウド型は、「コストは安いが、セキュリティに不安がある」と言われてきました。

しかし今はクラウド型が改良され、セキュリティ上の心配はなくなってきています。


初期費用の安さや導入の手軽さから、現在はクラウド型の利用が主流となってきています。

この記事においても、クラウド型を中心に解説していきます。

CRMツールの導入5つのメリット

ではCRMツールを導入するメリットとはどんなことがあるでしょうか。


  1. 情報の一元化ができる
  2. 営業活動の属人化を防ぐことができる
  3. 顧客のニーズを把握しやすくなる
  4. 業務の効率化に繋がる
  5. 社内の情報共有が容易になる


順番に解説していきます。

1.情報の一元化ができる

CRMを導入すると、顧客情報を一元的に管理していくことができます。


書類や紙、Excelなど、バラバラとしていた情報をCRM上にまとめることができます。そのようにまとめた情報をグラフ表示させ、分析作業も行うことができます。

2.属人化を防ぐことができる

CRMを導入するとデータの属人化を防ぐことができます。


Excelなどでデータを個人で管理していると、担当者しか知らないという情報が生じます。すると、担当者が退職したり異動になったりした場合、細部まで情報が引き継がれない可能性があります。


CRMならデータの共有が簡単にできるので、きちんと情報共有ができ、属人化を防ぐことができます。

3.顧客のニーズを把握しやすくなる 

CRMを導入すると、顧客のニーズを詳細に分析することができます。

そのため、それぞれの顧客にあわせた提案等が可能になります。

4.業務の効率化に繋がる

CRMを導入すると、データの確認作業や検索作業、分析業務が簡易化します。


チーム内でリアルタイムのデータ共有も可能になります。さまざまな業務が効率化し、スピーディーに行っていくことができるでしょう。

5.社内の情報共有が容易になる

CRMを導入すれば、社内の情報共有が容易になります。


CRM上にデータを登録すれば、リアルタイムで社内にデータを共有することができるのです。

部署や部門を超えてデータの共有をすることもできるので、チームでスピーディーに連携していくことができます。

CRMツール導入2つのデメリット

CRMには様々な利点があることが分かりました。では一方で、導入するデメリットはあるのでしょうか。


  1. コストがかかる
  2. 社内に定着しない可能性がある


順番に解説していきます。

1.コストがかかる

CRMの多くは、ユーザーの数にあわせて月額や年額で利用料が発生します。また機能を追加するなど、オプションを付けることによって、さらにコストがかかってきます。


なかには初期費用が発生する製品もありますので、事前に確認しておきましょう。

2.社内に定着しない可能性がある

新しいシステムに抵抗感を持ってしまう人も多いでしょう。

社員に積極的にCRMを使ってもらうためには、システム導入の目的や、その使い方を周知する必要があります。


たとえば、導入時に講習会を開いたり、使い方について困っていることはないか、適宜社内を確認するといったことが挙げられます。


また、そもそもシンプルなシステムである方が、社員の抵抗感も少なくなりますので、社員のITリテラシーを考慮しつつ、製品の選定を行うと良いでしょう。

CRMツールを比較する4つのポイント

ではCRMツールを比較するには、どんな点に注目したら良いのでしょうか。


  1. クラウド型かパッケージ型か
  2. シンプルな製品か、多機能な製品か
  3. コストは適正か
  4. 日本製か海外製か


順番に解説していきます。

1.クラウド型かパッケージ型か

先述しましたが、CRMツールを選ぶうえで考えておきたいのが、クラウド型かパッケージ型かという点です。


クラウド型は、ネット接続ができれば利用が可能なため、移動時間や自宅でも簡単にアクセスすることができます。

また、初期費用もかからないツールが多く、導入の敷居が低いのが特徴です。


一方パッケージ型は、ソフトウェアを購入して自社のサーバーやPCにインストールして使う形態なので、オフラインであっても利用ができるというメリットがあります。


また、セキュリティ面でも安心できます。

2. シンプルな製品か、多機能な製品か

CRMには様々な製品があります。シンプルなものもあれば、多機能で複雑な製品もあります。


シンプルなツールは使い方が分かりやすいけれど、欲しい機能が付いていない場合もあり、多機能なツールは、便利で安心できるけど、操作がむずかしく定着までに時間がかかることもあります。


基本的な顧客管理を行いたい場合、シンプルな製品で事足りるケースが多いですが、まずは無料トライアルなどで自社に合うツールかどうか見極めましょう。

3.コストは適正か

製品の価格はまちまちです。

一人あたり月額1,000円程度から始められるツールもあれば、一人あたり数万円以上の高価なツールもあります。


安くても基本機能が充実していてサポートが手厚いツールもありますし、高くても機能が複雑で使いこなせないこともあります。


CRMはクラウド型の場合、コンスタントに費用が発生してくるので、自社に合った価格帯の製品を選ぶようにしましょう。

4.日本製か海外製か

CRMには、日本製のものと海外製のものがあります。

日本企業が運営・提供しているツールだと、日本の商習慣に適したツールになっており、安心して使っていくことができます。


しかし海外製のツールのなかには、日本の商習慣に適していなかったり、マニュアルやサポートが英語だったりする可能性があります。


海外製のツールを選択する場合は、使用するにあたり不都合がないか確認するようにしましょう。

おすすめCRM6つを比較

ここからは、CRMのおすすめツールを6つ紹介していきます。


  1. PigeonCloud
  2. Kintone
  3. Salesforce
  4. Zoho CRM
  5. Sansan
  6. HubSpot CRM


順番に解説していきます。

1.PigeonCloud(ピジョンクラウド)

PigeonCloud(ピジョンクラウド)は株式会社ロフタルが提供する、国産のクラウド型のデータベースソフトです。

PigeonCloudは専門知識が一切不要なノーコードツールで、汎用的なデータ管理が可能です。


データの共有・一元管理が可能で、画像添付も可能になっています。またAIを使って自動でシステム構築ができたり、RPAのように業務を自動実行できる機能も搭載されています。


そんなPigeonCloudの魅力は、「価格」・「標準機能の充実度」・「サポート力」です。


PigeonCloudは他社と比べても低価格なツールです。


またPigeonCloudは通常プランの他に「同時ログインプラン」があります。こちらは同時に接続するユーザー数で費用を計算するため、利用頻度が低い社員が多くいる場合でも費用負担が少なく、お得に使っていくことができるプランです。


そしてデータベースの初期構築を無料で行っているほか、導入後も無料で電話やチャット等から相談をすることができます。


PigeonCloudはコスパが高く機能も充実しているため、「なるべく予算は抑えながらも良いものを使いたい!」そんな方にぜひ使っていただきたいソフトとなっています。


価格(月額利用料)
  • ユーザー数プラン 1,100円/一人あたり
  • 同時ログインプラン(利用者数は多いけれど同時に接続する人は少ない場合、お得に利用できる)


公式サイト:PigeonCloud

2.kintone(キントーン)

kintone(キントーン)とはサイボウズ株式会社が提供している、国産のクラウド型データベースソフトです。

企業や組織のさまざまなデータを一元管理することができ、業務の効率化に役立つツールです。


幅広い業務に活用することが出来るので、部署や部門を問わずに利用することができます。スマホやタブレット端末からのアクセスも可能で、テレワークにも活用しやすいでしょう。


また、kintoneは機能の拡張も可能になっています。


kintoneの標準機能で出来ないことであっても、プラグインや外部連携サービスなどを活用することで、使える機能を広げることができます。


価格
  • ライトコース 月額1,000円/一人あたり
  • スタンダードコース 月額1,800円/一人あたり
  • ワイドコース 月額3,000円/一人あたり


公式サイト:kintone

「kintoneに似ている製品って何があるだろう」「kintoneと同じくらいのクオリティで、もっと安価なサービスってないかな?」「自社に合ったWebデー...

3.Salesforce(セールスフォース)

Salesforce(セールスフォース)とは、1999年に米国にて創業されたクラウドベースの顧客関係管理(CRM)ソフトウェアです。


Salesforceはいくつものサービスがありますが、代表的なものが「Sales Cloud(セールスクラウド)」です。


Sales Cloudには、営業を強化するための多くの機能が搭載されています。具体的には営業活動の記録、タスク管理、売上の予測や分析、レポート作成、営業テレワーク機能などです。


また最近ではAI機能も充実しているので、最先端の技術で営業部隊をバックアップしていくことができます。


Salesforceは他のシステムと比べると価格は高額ですし、導入時も専門家の支援を要するケースが多いです。


しかし、使いこなすことが出来れば大きなメリットが望めます。営業活動の効率化や生産性の向上など、営業部隊の抜本的な改革を実現することができ、売上の向上も見込めるでしょう。


価格
  • Starter  3,000円(税抜)/ユーザー/月
  • ProSuite  12,000円(税抜)/ユーザー/月
  • Enterprise  19,800円(税抜)/ユーザー/月
  • Unlimited  39,600円(税抜)/ユーザー/月
  • Einstein 1 Sales  60,000円(税抜)/ユーザー/月


公式サイト:Salesforce

「Salesforceの競合ってなんだろう」「Salesforceの導入を検討している」「Salesforceと競合他社を比較したい」このような気持ちを抱いていません...

4.Zoho CRM(ゾーホーシーアールエム)

ZohoCRM(ゾーホーシーアールエム)はZoho Corporationが提供している顧客管理システムです。

Zoho Corporationnの本社は南インドにあり、世界各国に製品を提供しています。


リーズナブルな価格設定で、充実した機能を持っています。


また顧客管理として使うだけではなく、営業支援ツール(SFA)として活用したり、マーケティングツール(MA)としても活用することができます。


しかし容量が少ないと感じる方もいるかもしれません。


ZohoCRMのデータ容量は、無料プランだと10MB、スタンダードだと200MB、プロフェッショナルだと10GBの設定となっています。

もちろん追加購入はできますが、多くのデータを管理したい場合は、留意しておきましょう。


ZohoCRMの料金
  • 無料プラン(3ユーザーまで)

<月額契約>

  • スタンダード 2,400円/一人あたり
  • プロフェッショナル 4,200円/一人あたり
  • エンタープライズ 6,000円/一人あたり
  • アルティメット 7,800円/一人あたり

<年間契約>

  • スタンダード 1,680円/一人あたり
  • プロフェッショナル 2,760円/一人あたり
  • エンタープライズ 4,800円/一人あたり
  • アルティメット 6,240円/一人あたり


公式サイト:ZohoCRM

「ZohoCRMを検討している」「ZohoCRMの評判や料金が気になる」「顧客管理ができるシステムを探している」このような気持ちを抱えていませんか。Zoh...

5.Sansan(サンサン)

Sansan(サンサン)はSansan株式会社が提供する、国産のクラウド型の顧客管理ソフトです。


Sansanは、名刺管理ソフトとして有名です。


個人が保有している名刺を社内で共有し、効率的に営業管理をしていきたい場合にオススメです。

名刺管理以外にも、外部システムとの連携やメールやニュース配信機能、企業情報のデータベース化を行うことができます。


Sansanは、名刺や企業情報などを一元管理し、社内で共有することによって売上の拡大やコスト削減を目指すツールとなっています。


価格
  • 要問い合わせ


公式サイト:Sansan

6.HubSpot CRM(ハブスポットシーアールエム)

HubSpot社は、2006年に米国にて創業されたソフトウェア企業です。


日本を始め、シンガポールやオーストラリア、ドイツなど世界各地に拠点を持っており、135か国以上で利用されています。


直感的な操作性で、問い合わせ状況や営業の活動状況をリアルタイムで確認することができます。レポート機能もあり、データの分析も行えるツールとなっています。


個人から大企業まで利用できるサービスを展開していますが、無料で利用できるプランも用意されており人気があります。


セールスの価格
  • 無料プラン 2ユーザーまでの利用

<月額契約>

  • Sales Hub Starter  2,400~/月/シート
  • Starter Customer Platform  2,400~/月/シート
  • Sales Hub Professional  12,000~/月/シート
  • Sales Hub Enterprise  18,000~/月/シート


<年間契約>

  • Sales Hub Starter 1,800~/月/シート
  • Starter Customer Platform 1,800~/月/シート
  • Sales Hub Professional  10,800~/月/シート


公式サイト:HubSpot CRM

まとめ

この記事ではCRMの選び方や、メリット・デメリット、おすすめツールなどを紹介してきました。


CRMツールは各社からさまざまな製品が販売されています。どれも基本的な顧客管理は行えますが、機能性や価格、操作性など異なる部分もたくさんあります。


この記事では顧客管理ができるツールのなかから、おすすめツールを紹介しました。

もし気になる製品がありましたら、公式サイトから無料トライアルや資料請求を行い、より詳しく比較してみてください。


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この記事を書いた人
PigeonCloud編集部 PigeonCloud Editorial Department
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