【必見】UnitBaseの7つのできること・できないことまとめ!JUST.DBとの違いや、類似製品を解説
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「UnitBase(ユニットベース)ってどんなことができるの?」
「UnitBaseの導入を検討している」
このような気持ちを抱いていませんか。
UnitBaseは、株式会社ジャストシステムが開発・提供しているWebデータベースです。企業や組織のデータを一元的に管理できるツールで、さまざまな業務に活用することができます。
この記事ではUnitBaseのできることやできないこと、類似ツールなどを紹介していきます。
UnitBaseに関心のある方は、ぜひご一読ください!
UnitBaseとは?
UnitBaseとは、2011年にジャストシステム社から提供開始されたWebデータベースです。
Webデータベースですので、汎用的に、さまざまなデータを管理することができます。そのため特定の業務というよりは、幅広い業務での利用が可能です。
またUnitBaseはプログラミング知識がなくても使用できるツールですので、社内にIT人材がいない場合でも問題なく利用することができます。
そしてこの製品は、オンプレミス型を採用している点が特徴のひとつです。
近年はクラウド型のツールが主流となってきていますが、なかにはオンプレミス型でなければいけないという組織も多いと思います。そのような組織には適したツールでしょう。
オンプレミス型のため初期費用などはかかってきますが、より堅牢なシステムを構築することができます。
オンプレミス型とクラウド型の違いについて
先ほど「UnitBaseはオンプレミス型である」とお伝えしました。
ではオンプレミス型とはどのような特徴があるのでしょうか。対するクラウド型と併せて解説します。
オンプレミス型は、自社内でシステムを管理・運用していく形態のことを言います。
システムをインストールしたり、設備を設置するなどして、自社にネットワーク環境を構築する形態です。
自社に置くためカスタマイズ性が良く、セキュリティ面も安心できます。ただし初期費用が高額だったり、導入まで時間がかかることもあります。
一方クラウド型のツール(SaaSサース)は、ベンダー側から提供されているシステムを利用する形態を言います。
オンプレミスのようにシステムをインストールしたり、社内に設備を設置する必要はないため、初期費用も発生しないものが多く、利用者側はコスト面で大きなメリットがあります。
また、保守やメンテナンスなどの作業もベンダー側が行いますので、利用者側の負担は少なくなります。
ひと昔前はオンプレミス型が主流となっていましたが、2000年代後半からクラウドという概念が生まれ、今では様々なクラウドサービスが台頭しています。
導入の手軽さや初期費用の安さなどから、近年はクラウド型が主流となってきていますが、かつてクラウドはセキュリティ面に不安があると言われていました。
近年は改良されてきており、多くの企業や組織がクラウドサービスに移行しています。
UnitBaseの価格は?
UnitBaseの価格について気になっている方もいると思います。しかし公式サイトには記載がなく、別途問い合わせしなければならないようになっていました。
ここでは参考までに、過去の資料から得られた情報を記しておきます。
UnitBase 6.0
- 同時ログイン10ユーザー:199万円(税別)(同時ログインが10ユーザーまでの場合)
- 年間保守料:39万8,000円(税別)
※過去の資料を参考にしているため、現行価格について知りたい方は公式サイトから問い合わせてみてください。
出典*日本経済新聞2020年10月6日付「ジャストシステム、ノンプログラミングWebデータベースソフト「UnitBase 6.0」を発売」
UnitBaseでできることとは?
ではUnitBaseはどんなことができるのでしょうか。
- ExcelやAccessからの移行
- ワークフローシステムが標準装備
- 同時ログイン可能なライセンス形態
- システム開発工数やコストを削減
- ペーパーレス化やDXの実現
順番に解説していきます。
1.ExcelやAccessからの移行
ExcelやAccessで管理していたデータを、UnitBaseへ移行して使うことが出来ます。
ExcelやAccessは使うにつれて属人化してしまったり、知識のある人がいなくなればブラックボックス化してしまう恐れがあります。
その点、UnitBaseは専門知識が不要なツールです。誰でも操作できるため、属人化したりブラックボックス化することはありません。
ExcelやAccessから移行することで業務の効率化につなげることができます。
2.ワークフローシステムが標準装備
UnitBaseを導入すると、申請業務(ワークフロー)を効率化することができます。
UnitBaseは標準機能にワークフロー機能が搭載されています。全社員で利用することも可能です。
3.同時ログイン可能なライセンス形態
UnitBaseは、同時ログイン可能なライセンス形態となっています。
UnitBaseへ同時にログインするユーザー数でライセンス料金が決まるため、全社員にアカウントを発行する場合に比べて、費用を抑えることができます。
4.システム開発工数やコストを削減
他のオンプレミスツールと比べると、UnitBaseはシステム開発の工数やコストの削減を行うことが出来ます。
通常業務システムを構築する際は、技術者を雇ったり外注しなければならず、時間もコストもかかってきます。
しかしUnitBaseは専門知識がなくても操作ができるため、既存の人材でシステムを作り上げることができます。
5.ペーパーレス化やDXの実現
UnitBaseを導入することで、従来紙で管理していた帳票や申請書などといった書類を電子化することができます。
そのため、社内のペーパーレス化を促進することができます。
社内にデジタル文化が根付いてくると社員の意識が変わっていき、ゆくゆくはデジタル・トランスフォーメーション(DX)へと繋がっていきます。
UnitBaseでできないこととは?
では一方で、UnitBaseにできないことはどんなことがあるでしょうか。
- クラウド型ツールのようなことはできない
- 専門ツールではないので、高度なことはできない場合がある
順番に解説していきます。
クラウド型ツールのようなことはできない
UnitBaseはオンプレミス型なので、クラウド型のメリットは享受できません。
たとえば、クラウド型ツールは導入後すぐに使うことが出来ますが、オンプレミス型は導入まで時間がかかります。
保守運用も基本自社で行う必要がありますし(サポートがある場合もあります)、スマホなどから手軽にアクセスできないといった側面もあります。
また初期費用も高額であるため、「ちょっと試してみよう」といったことができず、敷居が高いという点があります。
専門ツールではないので、高度なことはできない場合がある
UnitBaseはWebデータベースソフトです。Webデータベースは、汎用的にデータを管理できるツールです。
さまざまなデータを管理できるため、社内の情報を一元化することができます。
しかし言い換えると、何かに特化したツールということではありません。そのため、高度なことをしたいと思ったときに出来ない可能性があります。
UnitBaseとJUST.DBの違いとは?
ジャストシステム社は、2011年に「UnitBase」を発売しました。その後、2022年には「JUST.DB(ジャストディービー)」というデータベースソフトを発売しています。
両者とも企業や組織のデータ管理を主軸にした製品ですが、違いはどんなところにあるのでしょうか。
1番の違いは、オンプレミス型かクラウド型かといったところでしょう。UnitBaseはオンプレミス型の製品ですが、JUST.DBはクラウド型の製品です。
もしかしたらUnitBaseの利用者から「クラウド型のツールが欲しい」といった要望があったため、JUST.DBは作られたのかもしれませんね。
専門知識がなくても操作ができることや、ワークフローに強い点、同時ログインライセンスがあるところなどは両者ともに共通しています。
UnitBaseの類似製品を紹介
ここまでUnitBaseの概要について解説してきました。
しかしUnitBaseから乗り換えたいと思っていたり、別ツールと比較したいと思っている方もいるのではないでしょうか。
ここからはUnitBaseの類似ツールを紹介していきます。
PigeonCloud(ピジョンクラウド)
PigeonCloud(ピジョンクラウド)は、株式会社ロフタルが提供するクラウド型のWebデータベースソフトです。
PigeonCloudは、UnitBaseと同様に専門知識が一切不要なツールで、汎用的なデータ管理が可能です。
データの共有・一元管理が可能で、画像添付も可能になっています。またAIを使って自動でシステム構築ができたり、RPAのように業務を自動実行できる機能も搭載されています。
そんなPigeonCloudの魅力は、「価格」・「標準機能の充実度」・「サポート力」です。
PigeonCloudは他社と比べても低価格なツールです。
またPigeonCloudもUnitBaseと同様に「同時ログインプラン」があります。
また他社では別途費用がかかるような、「帳票出力」や「ルックアップ自動取得」、「自動採番機能」など高度な機能が標準装備しています。
そしてデータベースの初期構築を無料で行っているほか、導入後も無料で電話やチャット等から相談をすることができます。
PigeonCloudはコスパが高く機能も充実しているため、「なるべく予算は抑えながらも良いものを使いたい!」そんな方にぜひ使っていただきたいソフトとなっています。
- ユーザー数プラン 1,100円/一人あたり
- 同時ログインプラン(利用者数は多いけれど同時に接続する人は少ない場合、お得に利用できる)
- 脱Excel、脱Access、脱スプレッドシート等におすすめ
- スマホ、タブレットOK
- ノーコード
- さまざまな業務に使える
- AIで業務システムを自動で作成
- 低価格
- 同時ログインプランあり
- データ容量100GB
- サポートが手厚い
- 標準機能が充実
- データ分析機能
- クラウド型、オンプレミス型に対応可能
- チャットツール等との外部連携
- 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)認証取得
- RPAのように業務を自動実行できるコネクト機能搭載
公式サイト:PigeonCloud
まとめ
この記事ではUnitBaseのできること、できないことやJUST.DBとの違い、類似ツールの紹介などを解説してきました。
UnitBaseは専門知識なしで使えるオンプレミス型の業務管理ツールです。企業や組織のさまざまなデータを管理でき、脱Excelや脱Accessなどに活用することができます。
しかし価格が高かったり、クラウド型ツールのような柔軟性に欠ける点が気になる方もいるかもしれません。
近年はクラウドツール(SaaS)の改良がおこなわれており、これまで弱点とされてきたキュリティ上の心配はなくなってきています。
そのためこの記事では、UnitBaseの類似製品として、クラウド型ツールのPigeonCloud(ピジョンクラウド)を紹介しました。
またPigeonCloudはオンプレミス型にも対応していますので、気になる方は公式サイトから問い合わせてみてください。
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