ブログ
2026.08.21 データベース

Salesforceを営業で使う10のメリット・デメリット|向き不向きも解説

Salesforceは営業支援に強いクラウド型CRMですが、「多機能で高性能」と「自社で使いこなせるか」は別の問題です。


この記事では、Salesforceを営業活動で使うメリット6つとデメリット4つを整理し、向いている営業組織・不向きな営業組織の判断軸まで解説します。結論を先に言うと、顧客数・案件数が多くデータ活用を推進できる組織には強力な武器になる一方、必要なのがシンプルな顧客・案件管理だけの場合や、運用を推進する担当者を置けない場合は持て余しやすいツールです。


先に全体像です。メリット・デメリット10項目の早見表から確認してください。

区分内容
メリット6つ顧客管理/案件進捗の見える化/スマホ・タブレット対応/売上予測/チームでのデータ共有/営業力の底上げ
デメリット4つ費用が高め/操作の習得に時間がかかる/データ入力が手間/自社に合わないと逆効果
この記事の結論
顧客・案件数が多く、データ活用を組織で推進できるならSalesforceは有力な選択肢です。一方、必要なのがシンプルな顧客・案件管理までなら、ノーコード型データベースのような軽量なツールも比較候補になります。

Salesforceとは

Salesforceとは、アメリカのSalesforce社が提供するクラウド型のCRMです。


Salesforceは世界15万社以上、日本でも多くの大手・中小企業が導入しています。SalesforceはCRM市場では世界シェアNo.1を誇る製品です。


Salesforceは機能が豊富で、さまざまな用途に使うことが出来ます。

そして営業だけでなく、カスタマーサービスやデータ分析、デジタルマーケティングやアプリ開発などとしても活用されています。


また機能の追加やアップデートも頻繁に行われており、最近ではAI機能も充実しているという特徴があります。

Salesforceを使うことによる営業のメリット6つ

では、Salesforceを使うことによる営業のメリットとはどんなことがあるでしょうか。


  1. 顧客管理ができる
  2. 案件の進捗を見える化できる
  3. スマホやタブレット端末からのアクセスが可能
  4. 売上予測ができる
  5. チームでデータ共有ができる
  6. 営業力が上がる


順番に解説していきます。

1.顧客管理ができる

Salesforceを導入すると、顧客情報を一元管理することができます。


名刺やExcel、メールなど、個人個人で管理している情報は、管理が曖昧で、最新情報に更新されていなかったり、情報が重複管理されているなど、問題となることもあります。

ポイント:散らばった顧客情報を一元化することで、更新漏れ・重複管理を防ぎ、担当変更時の引き継ぎもスムーズになります。


Salesforceを導入すると、それらの情報をSalesforce上にまとめておけるので、管理が楽になります。もしも担当者が変わってもスムーズに引継ぎができるでしょう。

2.案件の進捗を見える化できる

Salesforceは案件の進捗状況を見える化することができます。


商談はアプローチ、提案、交渉、受注とロングランなことが多いです。

マネージャーの方は優先度の高い案件はどれか、停滞している案件はないかと常に全体を把握する必要があります。

ポイント:案件の進捗を一元管理でき、優先案件・停滞案件の把握と対応の抜け漏れ防止につながります。


Salesforceだと進捗状況を一元管理することができるので、部下の状況を把握しやすく、抜け漏れを減らせるでしょう。

3.スマホやタブレット端末からのアクセスが可能

Salesforceを導入すると、営業活動を効率化することができます。


営業マンはオフィスに居ない時間も多く、外回りや出張が日常的です。Salesforceだとクラウド型のシステムですので、スマホやタブレット端末からでもアクセスが可能。

ポイント:クラウド型なのでスマホ・タブレットから確認でき、外回りの多い営業でも情報が手元に届きます。


いつでも・どこからでもデータの確認が可能なので、忙しい営業マンに重宝します。

4.売上予測ができる

Salesforceは売上予測を行うことができます。

案件ごとに受注確度を設定できるため、どれくらいの売上が見込めるかを数値で把握することが出来ます。


また対応エディションやAI関連製品を利用すれば、過去データからの自動予測も可能です。勘や経験ではなく、データに基づいた予測ができるのが魅力です。

5.チームでデータ共有ができる

Salesforceはチーム間でデータの共有を行うことが出来ます。


クラウド型のシステムですので、情報をリアルタイムで共有することができます。また、部署をまたいだ連携もスムーズに行うことができます。

ポイント:リアルタイムの情報共有で属人化を防ぎ、チーム全体の営業力の底上げにつながります。


このようにデータの共有が出来ると属人化となることを防げますので、チーム全体の営業力の底上げに繋がります。

6.営業力が上がる

Salesforceを導入すると営業力が向上します。Salesforceには過去の商談履歴や購入履歴などの情報がすべて記録されています。


またマーケティング関連製品との連携や設定によっては、顧客がWebサイトを訪問したり資料をダウンロードしたりといった行動情報を記録することもできます。

ポイント:商談履歴・購入履歴の蓄積により、顧客の状況を踏まえた的確な提案がしやすくなります。

このように顧客の状況をしっかりと把握することができるので、的確な営業ができ、受注率の向上に繋がります。

Salesforceを使うことによる営業の注意点・デメリット4つ

ではSalesforceを使うことによる営業の注意点やデメリットはどんなことがあるでしょうか。


  1. 費用が高め
  2. 操作の習得に時間がかかる
  3. データ入力が手間
  4. 自社に合わない場合は逆効果になる


順番に解説していきます。

1.費用が高め

Salesforceは世界的にトップシェアのCRMで機能も豊富ですが、その分ライセンス費用が高めに設定されています。

そのため中小企業やスタートアップ企業にとっては、初期費用や月額コストが負担になることもあるでしょう。

2.操作の習得に時間がかかる

Salesforceは多機能であることから、操作が難しいと感じる方も多いです。

ポイント:多機能ゆえに操作の習得には学習コストがかかります。導入時は研修・レクチャーの時間も見込んでおきましょう。


営業マンが「入力が面倒」と感じてしまうと、せっかく導入したのに現場で使われなくなる可能性があります。

導入時の研修や、現場へのレクチャーなどを定期的に行うことが必要です。

3.データ入力が手間

顧客情報や商談情報を正しく入力しないと、予測や分析の精度が落ちてしまいます。


結局誰もデータを更新しない状態となってしまうと、システムの価値がなくなってしまう恐れも。

自動入力や簡単な設計を行う工夫をして、営業マンの負担を減らす仕組みづくりが大切です。

4.自社に合わない場合は逆効果になる

Salesforceの初期設定は標準的な営業プロセスを前提にしているため、自社の業務に合わせた初期設計・カスタマイズが欠かせません。

しかし、企業によっては独自の営業手法が強みの場合もあるのではないでしょうか。

ポイント:初期設計が自社業務に合っていないと、入力項目過多などでかえって非効率になるおそれがあります。


そのような実態を考えずにシステムに合わせるようにしてしまうと、入力項目が多すぎて後々面倒になったり、必要な情報が管理できなくなるなどのトラブルが発生することもあります。


現場に寄り添った設定やカスタマイズを行うようにしましょう。

Salesforceが向いている営業組織とは

Salesforceにはメリットだけでなく注意すべき点もあることが分かりました。


ではSalesforceが向いている営業組織と、そうでない組織ではどんな違いがあるのでしょうか。

ここからはSalesforceが向いている営業組織を解説していきます。


  1. 顧客数や案件数が多い営業組織
  2. 営業メンバーが多い
  3. 全国や海外など拠点が分散している組織


順番に解説していきます。

1.顧客数や案件数が多い営業組織

数十から数百件以上の顧客を同時に担当しているような場合は、Excelやスプレッドシートでは管理が追い付かない可能性があります。


管理が追い付かないと、フォロー漏れや進捗状況の把握が遅れてしまうなどの問題が生じます。

ポイント:顧客・案件数が多いほど一元管理の効果は大きく、フォロー漏れ対策として有効です。


このような組織ではSalesforceを導入すると情報の一元化や作業が効率化するなど、大きなメリットがあります。

2.営業メンバーが多い

営業メンバーが多い場合もSalesforceが向いています。


複数人で同じ顧客に関わるような場合は、メンバー間で情報の共有が難しいことがあります。そのような場合は、情報共有がスムーズなSalesforceを導入していると連携がスムーズです。

ポイント:人数が多いほど情報共有・進捗把握のコスト削減効果が出やすくなります。


また、営業メンバーを束ねるマネージャーとしても、部下たちの状況が分かりやすくまとまっているため、管理がしやすいでしょう。

3.全国や海外など拠点が分散している組織

全国や海外に複数の拠点を持つ企業もSalesforceが適しています。


各拠点で顧客管理がバラバラになっていると、会社全体の状況が掴みにくいです。

Salesforceならクラウド型なので、各拠点の営業状況をリアルタイムで把握することができます。

Salesforceが向いていない営業組織とは

一方でSalesforceが向いていない営業組織は、どのような特徴があるのでしょうか。


  1. 顧客数が少ない組織
  2. 営業活動が属人的で仕組み化が難しい組織
  3. デジタル活用に消極的な組織
  4. 小規模かつ予算に余裕のない企業


順番に解説していきます。

1.顧客数が少ない組織

顧客数が少ない場合、Salesforceはオーバースペックとなることがあります。


顧客数が少なければ、Salesforceで管理せずともExcelやスプレッドシートなどシンプルなデータ管理法が適していることが多いです。

ポイント:顧客数が少ないうちはExcelなどで足りることが多く、コストに見合わない場合があります。


またSalesforceはCRMのなかでも高価ですので、コストに見合わない可能性があります。

2.営業活動が属人的で仕組み化が難しい組織

営業活動が属人的な組織の場合は、Salesforceの導入が意味を成さない場合もあります。

たとえば、担当者の人脈や長年の付き合いに依存しているような場合です。

ポイント:データ入力・共有が定着しないと、導入しても形骸化しやすくなります。


このような営業スタイルは、データ入力や共有することを重視していないこともあり、Salesforceを導入しても形骸化してしまうおそれがあります。

3.デジタル活用に消極的な組織

パソコンやスマホなどの入力に慣れていなかったり、「システムを触るよりも訪問したい」という社内文化があるような企業だと、Salesforceの活用は定着しにくい傾向があります。


Salesforceは多機能で複雑なところがあるので、デジタルに不慣れな人には敷居が高く感じる場合もあります。

4.小規模かつ予算に余裕のない企業

SalesforceはCRMのなかでも高価な部類です。

そのため「予算の少ない小規模な組織」というよりも、「予算がたくさんある規模の大きな組織」が利用していることが多いです。


小規模な組織が導入すると、投資対効果が合わないことがあります。その場合は、もう少し安価なCRMをおすすめします。

営業活動で使えるSalesforceの類似製品を紹介

ここまでSalesforceが向いている企業と向いていない企業の特徴を紹介してきました。


Salesforceは多機能ですが価格も高く、操作も難しいため、敷居が高いと感じている方も多いと思います。


そこで、ここからはSalesforceの類似製品を1つ紹介していきます。Salesforceほど多機能ではありませんが、シンプルにコスパ良く活用していくことができます。

PigeonCloud(ピジョンクラウド)

PigeonCloud(ピジョンクラウド)

PigeonCloud(ピジョンクラウド)は株式会社ロフタルが提供する、クラウド型のデータ管理ソフトです。

※本記事は株式会社ロフタルが運営しており、PigeonCloudは当社の自社製品です。その前提でご覧ください。

ポイント:専門知識不要のノーコード操作と、ユーザー単価を抑えやすい料金体系が特徴のクラウド型データ管理ソフトです。


PigeonCloudは専門知識が一切不要なノーコードツールで、汎用的なデータ管理が可能です。


  • データの共有・一元管理(画像添付にも対応)
  • AIを使ったシステムの自動構築
  • RPAのように業務を自動実行できるコネクト機能


そんなPigeonCloudの魅力は、「価格」・「標準機能の充実度」・「サポート力」です。


PigeonCloudは1ユーザーあたり月1,100円(税抜)と、ユーザー単価を抑えやすい料金体系です。


またPigeonCloudは通常プランの他に「同時ログインプラン」があります。
こちらは同時に接続するユーザー数で費用を計算するため、利用頻度が低い社員が多くいる場合でも費用負担が少なく、お得に使っていくことができるプランです。


導入時のヒアリングやサンプル作成は無料で、データベースの初期構築を依頼する場合は有料(30万円・税抜〜)です。導入後は電話やチャットなどでの相談を無料で利用できます。


「高機能なCRMスイートまでは必要ないが、Excelや紙の管理からは卒業したい」という場合に検討しやすいソフトです。

なお契約は最低5ユーザー(月5,500円・税抜〜)からのため、ごく少人数で使う場合はSalesforce Starter Suite(1ユーザー月3,000円・税抜)のほうが総額を抑えられるケースもあります。人数と用途で試算して比較してください。


価格(月額利用料)
  • ユーザー数プラン 1,100円/人(税抜)・最低5ユーザー(月5,500円〜)
  • 同時ログインプラン 2,200円/同時接続1人(税抜)・最低5ユーザー相当(月11,000円〜)。利用者数は多いが同時に接続する人は少ない場合に向くプラン


おすすめポイント
  • 脱Excel、脱Access、脱スプレッドシート等におすすめ
  • 5ユーザー以上から利用可能
  • スマホ、タブレットOK
  • ノーコード
  • さまざまな業務に使える
  • AIで業務システムを自動で作成
  • 低価格
  • 同時ログインプランあり
  • データ容量100GB
  • サポートが手厚い
  • 標準機能が充実
  • データ分析機能
  • クラウド型、オンプレミス型に対応可能
  • チャットツール等との外部連携
  • 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)認証取得
  • RPAのように業務を自動実行できるコネクト機能搭載


公式サイト:PigeonCloud資料ダウンロード30日無料トライアル


関連記事:PigeonCloud(ピジョンクラウド)とは?できる7つのことや価格・導入時の注意点

Salesforceの営業活用に関するよくある質問

Q. Salesforceの料金はどのくらいかかりますか?

無料で始められるFree Suiteもあり、有料プランはStarter Suiteの1ユーザーあたり月3,000円(税抜)からです。上位のPro Suiteは12,000円、Enterpriseは21,000円、Unlimitedは42,000円です(2026年8月時点・Pro Suite以上は年間契約)。人数が増えるほど総額も大きくなるため、必要な機能と利用人数で試算してから判断してください。最新の料金はSalesforce公式の料金ページで確認できます。

Q. 少人数の営業チームには向きませんか?

向かないと断定はできませんが、顧客数・案件数が少ない組織では機能を持て余しやすく、費用対効果が出にくい傾向があります。まず「管理したい情報」と「困っている業務」を書き出し、それがシンプルなツールで足りるかを確認してから検討するのが現実的です。

Q. 導入で失敗しやすいのはどんなケースですか?

よくあるのは、入力ルールを決めないまま導入して入力が定着しないケース、営業活動が属人的なままでデータが集まらないケース、社内に活用を推進する担当者がいないケースです。ツールの性能以前に、こうした運用体制の準備不足が失敗につながりやすくなります。

Q. Salesforceの代替になる製品はありますか?

営業自動化や外部連携まで含めたCRM/SFAスイート全体の置き換えは難しいものの、目的が顧客管理・案件管理であれば、ノーコード型データベース(本記事で紹介した当社PigeonCloudなど)が比較候補になります。複数製品の比較は「セールスフォースの競合製品4つを比較」も参考にしてください。

まとめ

この記事ではSalesforceを営業業務に使うメリット・デメリットや向いている企業とそうでない企業、類似製品について紹介してきました。


Salesforceは強力な営業ツールです。機能も多く、最先端の技術が搭載されたCRMです。しかし価格が高く、多機能ゆえ操作が複雑であるなどの側面もあります。


そのためこの記事ではSalesforceの類似製品を1つ紹介しました。


Salesforceは敷居が高いと感じている方は、比較検討してみてはいかがでしょうか。

紹介した製品が気になる場合は、資料請求や30日無料トライアルで実際の画面を確認したうえで比較すると、判断を誤りにくくなります。


関連記事

セールスフォース(Salesforce)の競合製品4つを比較!選び方のポイントも解説


CRMツールおすすめ6選!導入前後に気を付けたいことを解説


クラウド型CRMツール4選!メリット・デメリットや選び方を解説

この記事を書いた人
PigeonCloud編集部 PigeonCloud Editorial Department
データベースやExcelに関するお役立ち情報を発信中です! ITを通して、皆さまの仕事に“プラスα”をお届けします。 (※)記事の盗用につきましてはご遠慮願います。

データ管理、もっと簡単に。

Excel・Access・スプレッドシートの課題を、ノーコードのWebデータベース「PigeonCloud」が解決します。
月額5,500円〜(5ユーザー)、30日間無料でお試しいただけます。