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2025.12.03 データベース

製造業でkintoneは使えるの?製造業でkintoneを使う際の具体例や注意点、向き不向きを解説

「Excelでの工程管理が複雑化している」

「日報を紙で作成しており、非効率」

「業務効率化ツールを検討している」


このような思いを抱えていませんか。


製造業の現場では、まだまだDXに着手できていないという会社もあるのではないでしょうか。

紙やExcel管理ではミスも多く、情報は属人化し、効率的ではありません。


そこでDXの第一歩として、サイボウズ株式会社のkintoneを検討している会社も多いと思います。


この記事では「製造業でkintoneはどのように使えるのか?」「使う際に注意すべきことはあるのか?」「kintoneが向いている企業の特徴と、向いていない企業の特徴」について解説していきます。


ぜひご一読ください!

kintoneは製造業で使えるのか?

kintoneは製造業と相性の良いツールです。たとえば、工程管理や品質管理、不良報告や日報などの業務情報を、kintone上に一元管理することができます。


またノーコードといって、専門知識不要で操作できる設計になっているので、現場の社員たちが自ら必要なアプリを作っていくことが出来ます。


予定の変更や不良情報、在庫情報などもリアルタイムに共有することができます。

kintoneはチーム作業を円滑にすることが得意なツールなので、データの共有やkintone上でのコミュニケーション、他部署との連携も可能です。

製造業で使うkintoneの具体的な活用例

では実際にkintoneではどのような活用方法があるのでしょうか。具体的な事例とともに解説していきます。


  1. 工程進捗管理
  2. 不具合報告・品質管理
  3. 日報
  4. 在庫管理
  5. 設備点検管理


順番に解説していきます。

1.工程進捗管理

製造工程ごとの進捗、担当者、作業状況などをまとめて管理することができます。

kintoneなら現場からリアルタイムに変更が反映され、作業の遅れや設備トラブルなどをいち早く共有することができます。


複数ラインの状況を一覧にして確認することも可能なので、管理者としては安心できます。

2.不具合報告・品質管理

不良品の発生状況やその原因、改善策などをまとめて管理できます。写真添付も可能なので、現場からスマホやタブレット端末を使って、スピーディーにアップロード可能です。


また過去の不具合情報も、簡単に検索できます。品質状況を見える化できるので業務の効率化に繋がります。

3.日報

kintoneは、日報報告をスマホやタブレット端末から入力することができます。わざわざパソコンから入力しなくても良いので、実際に「日報の報告件数が上がった」という企業もあります。


日報の集計も自動化できますし、他のアプリとも連携できるので、品質分析や設備管理などにもデータを活かすことができます。

4.在庫管理

kintoneで在庫管理を行うことができます。入出荷数を入力するだけで自動で現在の在庫数を確認することができます。

また在庫数は一覧化できるので、在庫が少ないものをチェックして発注漏れを防ぐことも可能です。

5.設備点検管理

設備の点検項目や点検結果、修理履歴などを記録・管理することができます。日々の設備状況を記録することで、異常が発生したときにも過去の記録を振り返ることができます。


また紙やホワイトボードの管理では見落としや記録漏れなどが発生しがちですが、kintoneなら記録を残しやすく、異常検知した際にも、すぐに担当者に通知することができます。

製造業がkintoneを選ぶときの4つの注意点

では製造業を営んでいる企業が、kintoneを選ぶときに気を付けるべきポイントはあるのでしょうか。

ここからはkintoneを選ぶ際の注意点について解説します。


  1. 複雑な業務には向かない
  2. 現場の社員に使ってもらうための工夫が必要
  3. ネットワーク環境が弱い工場では使いにくい
  4. 標準機能で出来ることには限界がある


順番に解説していきます。

1.複雑な業務には向かない

kintoneは一般的な生産管理や工程管理として活用することはできますが、緻密な計算を自動で組み立てたりするような、高度な業務には対応できない場合があります。


kintoneは汎用性の高いシステムで様々な業務に活用できる一方で、専門的なシステムを超えるような機能はついていません。

高度な業務に活用したい場合は、kintoneではなく専門ツールの導入が適しています。

2.現場の社員に使ってもらうための工夫が必要

kintoneは現場のデータが集まっていくことで価値が高まります。

そのため現場の社員が入力してくれないと、どれだけ優れたアプリを作っても意味がありません。


製造現場は年齢層が幅広く、ITツールに抵抗がある人も多いのではないでしょうか。


そのため導入後も社員に使ってもらえるよう社員への教育や、入力導線の工夫が必要です。講習会を開いたり、なるべく簡単なフォームに設計するなど対策を練ると良いでしょう。

3.ネットワーク環境が弱い工場では使いにくい

kintoneはクラウドサービスなので、ネット接続が必須です。しかし工場の中には、電波が弱かったり、Wi-Fi圏外だったりする場所もあります。


ネットが不安定だと、入力のタイムラグが生じたり写真のアップロードができなかったりして、現場のストレスに繋がります。導入前に、使用場所の電波状況を確認しておくことが大切です。

4.標準機能で出来ることには限界がある

kintoneの標準機能では出来ることに限りがあります。たとえば、製造業ではバーコードやQRコードを使って備品管理をしているケースもあるでしょう。


しかしkintoneの標準機能だけではこれらの連携は難しい場合があります。


このようなときは、プラグインや外部サービスとの連携が役に立ちます。kintoneの標準機能で物足りない場合は、プラグインや連携サービスを使うことで機能を拡張することができるのです。

製造業でkintoneが向いている企業とは

ではkintoneが向いている企業と、向いていない企業は、どんな違いがあるのでしょうか。ここからはkintoneが向いている企業について解説していきます。

1.紙やExcel依存が多い企業

紙やExcelでの作業が多い企業は、kintoneの導入が適しています。紙やExcelは更新が遅れたり、内容が重複しがちです。集計や分析も行いにくく、リアルタイムの状況も共有できません。


また担当者しか分からないフォーマットがあるなど、情報の属人化も進みやすいです。


kintoneを使えば、誰でも同じ情報にリアルタイムでアクセスでき、検索や入力作業、集計や分析業務、リアルタイムの情報共有など業務の効率化に役立ちます。

2.IT担当者がいない・少ない企業

中小企業では専任のIT担当者がいないケースが多いと思います。システム開発や運用を外部の業者に頼ると、コストが高くついたり、現場の声を反映しづらくなるなどのデメリットがあります。


kintoneはノーコードで誰でも扱えるため、現場の担当者が自分たちでアプリを作り、運用していくことができます。

現場の声を直接反映したアプリを作れるので、業務に合ったシステムを作れますし、コストも抑えることができます。

3.情報連携できていない企業

製造部門や品質管理や営業部門など、部門ごとの情報が上手く連携できていない企業は、kintoneの導入が適しています。


kintoneは情報をまとめて管理できるツールなので、部署間の連携も得意です。


kintoneを使うと全員が同じ情報を基に判断でき、伝達漏れや認識の違いが大幅に減るでしょう。部門連携が課題の企業には、kintoneのようなツールがおすすめです。

製造業でkintoneが向いていない企業とは

ではkintoneが向いていない企業は、どんな特徴があるのでしょうか。

1.デジタルツールが苦手で、現場の理解が得られない企業

現場の年齢層が高く、スマホやタブレットの操作事体を負担に感じる場合、kintoneの定着が上手くいかない可能性があります。


デジタルリテラシーが低い企業では、社員から理解を得るのが難しく、kintoneを導入しても結局従来のやり方に戻ってしまうこともあります。

2.ネット環境が弱く、安定してクラウドを使えない企業

kintoneはクラウドサービスのため、安定したネットワーク環境があることが必須になります。しかし場所によっては電波が届きにくかったり、Wi-Fiが不安定で画面を開くのに時間がかかるという職場もあると思います。


現場ではスピードが求められるため、表示が遅いだけでプチストレスが溜まり、社員に「使いにくいシステム」と思われかねません。

そのためインフラ整備が難しい企業においては、kintoneは適していないでしょう。

kintoneの類似製品を紹介

kintoneの導入でお悩みの方のなかには、kintoneに物足りなさを感じている方も多いのではないでしょうか。

そこで、ここからはkintoneの類似製品を一つ紹介します。kintoneよりも安価で、標準機能も充実している製品です。

PigeonCloud(ピジョンクラウド)

PigeonCloud(ピジョンクラウド)は、株式会社ロフタルが提供するWebデータベースソフトです。

PigeonCloudは専門知識が一切不要なノーコードツールで、汎用的なデータ管理が可能です。


データの共有・一元管理が可能で、画像添付も可能になっています。またAIを使って自動でシステム構築ができたり、RPAのように業務を自動実行できる機能も搭載されています。


そんなPigeonCloudの魅力は、「価格」・「標準機能の充実度」・「サポート力」です。


PigeonCloudは他社と比べても低価格なツールです。


またPigeonCloudは通常プランの他に「同時ログインプラン」があります。

こちらは同時に接続するユーザー数で費用を計算するため、利用頻度が低い社員が多くいる場合でも費用負担が少なく、お得に使っていくことができるプランです。


またkintoneでは別途費用がかかるような、「帳票出力」や「ルックアップ自動取得」、「自動採番機能」など高度な機能が標準装備しています。


そしてデータベースの初期構築を無料で行っているほか、導入後も無料で電話やチャット等から相談をすることができます。


PigeonCloudはコスパが高く機能も充実しているため、「なるべく予算は抑えながらも良いものを使いたい!」そんな方にぜひ使っていただきたいソフトとなっています。


価格(月額利用料)
  • ユーザー数プラン 1,100円/一人あたり
  • 同時ログインプラン(利用者数は多いけれど同時に接続する人は少ない場合、お得に利用できる)


おすすめポイント
  • 脱Excel、脱Access、脱スプレッドシート等におすすめ
  • 5ユーザー以上から利用可能
  • スマホ、タブレットOK
  • ノーコード
  • さまざまな業務に使える
  • AIで業務システムを自動で作成
  • 低価格
  • 同時ログインプランあり
  • データ容量100GB
  • サポートが手厚い
  • 標準機能が充実
  • データ分析機能
  • クラウド型、オンプレミス型に対応可能
  • チャットツール等との外部連携
  • 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)認証取得
  • RPAのように業務を自動実行できるコネクト機能搭載


公式サイト:PigeonCloud


こちらの記事では、kintoneとPigeonCloudの違いについて詳しくまとめています。ぜひご一読ください。

「kintoneに似ている製品って何があるだろう」「kintoneと同じくらいのクオリティで、もっと安価なサービスってないかな?」「kintoneとkintoneの...

まとめ

この記事では製造業でのkintoneの活用例や注意点、kintoneが向いている企業・向いていない企業について解説してきました。


kintoneは、社内の様々なデータを一元管理できるツールです。スマホやタブレット端末から操作ができるので、使い勝手も良いです。


しかしkintoneにも向き不向きがあるので、一度トライアルを経て導入に進んでいくのが良いと思います。


この記事ではkintoneの類似製品であるPigeonCloud(ピジョンクラウド)も紹介しました。


PigeonCloudはkintoneと似た機能を持っています。公式サイトから資料請求や無料トライアルができるので、あわせて検討してみてくださいね。


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この記事を書いた人
PigeonCloud編集部 PigeonCloud Editorial Department
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