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2026.08.27 データベース

n8nとDifyの違いとは?機能・料金・用途を比較して選び方を解説

「n8nとDifyは何が違うの?」「どちらを選べばよいのか分からない」と悩んでいませんか。

n8nとDifyはどちらも業務効率化に役立つツールですが、得意なことや使う目的が異なります。

この記事では、n8nとDifyの違いを用途・機能・料金・連携・使いやすさの5つのポイントから比較し、それぞれに向いているケースや選び方を分かりやすく解説します。

この記事のポイント

  • n8nは複数のシステムを連携して業務全体を自動化するワークフロー自動化ツール
  • DifyはAIチャットボットやAIアプリを開発するプラットフォーム
  • 料金・連携・使いやすさなど5つの観点で違いを比較し、選び方まで整理
  • 日本語対応や導入・運用サポートを重視するなら国産の選択肢も

n8nとDifyとは?

n8nは複数のシステムやアプリを連携して業務を自動化するツール、DifyはAIチャットボットやAIアプリを開発するツールです。どちらもAIを活用できますが、用途や得意なことが異なります。ここでは、それぞれの特徴を紹介します。

一言でいうと、n8nは「システム同士を連携して業務を自動化するツール」、Difyは「生成AIでチャットボットやAIアプリをつくるツール」です。

n8nとは?

n8nとは、さまざまなシステムやアプリを連携し、業務を自動化できるワークフロー自動化ツールです。ドラッグ&ドロップで処理の流れ(ワークフロー)を作成できるため、コードを書かずに業務を自動化できます。例えば、次のような業務を自動化できます。

  • お問い合わせをSlackへ通知する
  • メールの内容をGoogle スプレッドシートへ登録する
  • CRMへ顧客情報を登録する
  • AIでメールを要約し、担当者へ共有する

複数のツールを連携して、業務全体を効率化したい企業に適しています。

Difyとは?

Difyとは、AIチャットボットやAIアプリを開発できるプラットフォームです。生成AIを活用し、社内向けAIチャットボットや、社内文書を活用したAI検索などを比較的簡単に構築できます。例えば、次のような用途で活用されています。

  • 社内向けAIチャットボットの作成
  • FAQ対応の自動化
  • 社内文書を活用したAI検索
  • AIによる問い合わせ対応

AIを活用したチャットボットやAIアプリを導入したい企業に適しています。

n8nとDifyの違いは?5つのポイントから比較

n8nとDifyは、用途や機能、料金などに違いがあります。ここでは、5つのポイントから違いを比較します。

用途の違い

n8nとDifyでは、ツールを利用する目的が異なります。

n8nDify
業務を自動化したいAIチャットボットやAIアプリを作りたい
複数のシステムを連携したいAIを活用したサービスを構築したい
使い分けの目安:「問い合わせが届いたらSlackへ通知し、顧客管理システムへ登録する」といった業務全体の自動化にはn8n、「社内マニュアルをもとに回答するAIチャットボットを作りたい」といったAIアプリの開発にはDifyが適しています。

得意な機能の違い

n8nとDifyは、それぞれ得意とする機能にも違いがあります。

項目n8nDify
ワークフロー作成
AIチャットボット・AIアプリ
SaaS連携
API連携

n8nは、ワークフローを作成し、さまざまなシステムを連携して業務を自動化することが得意です。一方、Difyは、生成AIを活用したチャットボットやAIアプリの開発に優れています。

業務全体を効率化したい場合はn8n、AIを活用したサービスを作りたい場合はDifyがおすすめです。

料金の違い

n8nとDifyは、どちらも無料で試せますが、料金体系が異なります。

項目n8nDify
無料利用セルフホスト版は無料Sandboxプランは無料
有料プラン(クラウド)Starter:月額20ユーロ〜Professional:月額59ドル〜
セルフホスト
  • n8n:セルフホスト版(Community Edition)は無料。クラウド版はStarterプランが月額20ユーロ〜(年払い時。月払いは月額24ユーロ)
  • Dify:無料のSandboxプランを利用可能。有料はProfessionalプランが月額59ドル〜(年払いは年額590ドル)
  • どちらも無料プランから試せるため、使い勝手を確かめてから有料プランへ移行できる
どちらも無料で試せるため、まずは無料プランで使い勝手を確かめてから導入を検討するのがおすすめです。
※n8nはユーロ建て、Difyはドル建てで、料金は執筆時点(2026年8月)の情報です。為替や改定で変わるため、最新の料金は各公式サイトをご確認ください。

外部サービスとの連携・拡張性の違い

n8nとDifyは、外部サービスとの連携方法や拡張性に違いがあります。

項目n8nDify
外部サービスとの連携500以上のサービスに対応API・プラグインで連携可能
特徴幅広いサービスと連携しやすい必要な機能を追加して連携できる

n8nは、SlackやGoogle Workspace、Salesforceなど500以上のサービスに対応しており、さまざまなシステムを組み合わせて業務を自動化できます。

一方、Difyは、APIやプラグインを利用して外部システムと連携できます。必要な機能を追加しながらAIアプリを構築したい場合に適しています。

使いやすさ

n8nとDifyは、どちらもノーコード・ローコードで利用できますが、使いやすさには違いがあります。

項目n8nDify
画面の操作ドラッグ&ドロップで操作ドラッグ&ドロップで操作
初心者の始めやすさ
学習コストやや高い比較的低い

n8nはノーコード・ローコードで利用できますが、業務フローやシステム連携を考えながら設計するため、使いこなすにはある程度の学習が必要です。

一方、Difyは、AIチャットボットやAIアプリを画面上で作成できるため、初めてAIツールを利用する方でも比較的始めやすい設計です。

n8nとDifyはどちらを選ぶべき?

n8nとDifyは、目的によって適したツールが異なります。ここでは、それぞれのツールが向いているケースを紹介します。

n8nを選ぶべきケースは?

n8nは、次のような企業におすすめです。

  • 複数のシステムやSaaSを連携して業務を自動化したい
  • 定型業務を減らし、業務効率を向上させたい
  • AIを業務フローに組み込みたい
  • 自社の業務に合わせて柔軟にワークフローを構築したい
なお、n8nの詳しい機能はn8nでできること15選、料金はn8nの料金を徹底解説でも紹介しています。

Difyを選ぶべきケースは?

Difyは、次のような企業におすすめです。

  • AIチャットボットを導入したい
  • 社内マニュアルやFAQを活用したAIを作りたい
  • ノーコードでAIアプリを開発したい
  • AIを活用したサービスを短期間で構築したい

n8nとDify以外でおすすめのツールは?

n8nやDify以外に、国産のワークフロー自動化ツールという選択肢もあります。特に、APIが用意されていない画面の操作まで自動化したい、資料作成や要点整理といった「考える作業」までAIに任せたいなら、Pigeon Workflowが候補になります。

Pigeon Workflowとは?

Pigeon Workflow のトップページ(ワークフロー編集画面のイメージ)

Pigeon Workflowは、AIが画面を「視て・考え・動く」ノーコードのワークフロー自動化ツールです。複数のシステムやアプリを連携して定型業務を効率化できるのはもちろん、APIが用意されていない画面の操作までAIに任せられる点が特長です。

n8nやDifyが「アプリ同士をAPIでつなぐ」連携を得意とするのに対し、Pigeon WorkflowAPIのない画面操作を含む業務まるごとや、AIに考えさせる自動化まで対応できるのが違いです。

ドラッグ&ドロップでワークフローを作成できるため、専門的な知識がなくても業務を自動化できます。主な特長は次のとおりです。

項目内容
提供形態クラウド
操作方法ドラッグ&ドロップ(ノーコード)
AIが視て操作するRPA◎(画面操作の自動化に対応)
「考える作業」の自動化○(要点整理・文章生成などをAIが担当)
日本語対応
導入・運用サポート
外部サービスとの連携

このような企業におすすめです。

  • 日本語で利用できるツールを導入したい
  • 導入時や運用時にサポートを受けたい
  • APIのない画面操作を含む業務を自動化したい
  • AIを活用して業務効率化を進めたい

日本語対応や導入・運用サポートを重視する企業は、Pigeon Workflowも選択肢の一つとして検討してみてください。

n8nとDifyに関するよくある質問

n8nとDifyは連携できますか?

はい、連携できます。例えば、n8nで受け取ったデータをDifyへ送信し、AIが生成した回答をSlackやメールへ通知するといった活用が可能です。

n8nとDifyは無料で使えますか?

どちらも無料で利用できます。n8nはセルフホスト版を無料で利用でき、Difyは無料のSandboxプランが用意されています。

n8nとDifyはセルフホストできますか?

はい、どちらもセルフホストに対応しています。自社サーバーやクラウド環境へ構築して運用できます。

n8nとDifyはノーコードで使えますか?

はい、どちらもノーコード・ローコードで利用できます。ただし、高度なカスタマイズを行う場合は、専門知識が必要になることがあります。

まとめ

n8nとDifyは、どちらもAIを活用できるツールですが、得意なことが異なります。

  • 業務を自動化したいなら「n8n
  • AIチャットボットやAIアプリを開発したいなら「Dify
  • 業務自動化とAI活用を組み合わせたい場合は、n8nとDifyを連携して利用することも可能

どちらを選ぶべきかは、自社の目的や実現したいことによって異なります。それぞれの特徴を比較し、自社に最適なツールを選びましょう。

また、日本語対応や導入・運用サポートを重視する場合や、APIのない画面操作まで自動化したい場合は、国産のワークフロー自動化ツールであるPigeon Workflowも選択肢の一つです。
この記事を書いた人
石川 傑也 Takuya Ishikawa
アクセンチュア株式会社を退職後、スタートアップ企業のエンジニアとして様々なサービスの企画・開発に携わる。 その後、株式会社ロフタルを設立。これまでの経験を活かし、DX・業務改善を進めるサービスPigeonCloudを開発。

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