【必見】kintoneのワイドコースを徹底解説!3つのコースの違いや、ワイドコースが向いている企業について紹介
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「kintoneのワイドコースの内容や料金について知りたい」
「自社にワイドコースが適しているのか知りたい」
「kintoneの各コースの違いって?」
このような気持ちを抱いていませんか。
kintoneには、ライトコース、スタンダードコース、ワイドコースがあります。
ワイドコースを選ぶとどんなことができるのか、自社には適しているのかと考えている方は多いのではないでしょうか。
この記事ではワイドコースの特徴や各コースの比較、向いている企業などについて解説していきます。ぜひご一読ください!
kintoneのワイドコースとは
kintoneのワイドコースは、kintoneの展開する3つのコースのなかで最も高価なプランです。
2025年に大規模事業者向けとして、新たに設立されました。
他のプランに比べ、利用できるアプリ数やスペース数も多いのが特徴。部門単位ではなく、全社規模で業務を管理したい企業に向いています。
kintoneのワイドコースができた背景とは
kintoneは2011年に発売され、これまで大小さまざまな企業や組織に利用されてきました。そんななか、大企業がkintoneを利用する際に、課題となることや改善点が見えてきたそうです。
たとえば、アプリの数や利用者数の拡大によって目的のアプリが見つからなかったり、全社で横断的にアプリを使いたいけれど難しいといった課題がありました。
このような問題に応じるべく、新たに「ワイドコース」といった大規模事業向けのコースを設けることとなったのです。
kintoneのワイドコースの機能
kintoneのワイドコースは、他のコースと比べて機能が強化されています。ここからはワイドコースの機能について紹介していきます。
- ポータルの拡張
- プロセス管理の強化
- アプリ分析機能
- アプリの利用状況等を分かりやすく表示するダッシュボード機能
順番に解説していきます。
1.ポータルの拡張
まずはポータルの拡張です。全社でkintoneを利用するにはアプリへの導線が大事になってくるため、ポータルも通常プランよりもバージョンアップしています。
組織・グループ別の表示制御ができたり、アプリやスペースをカテゴリ別に表示できるので、必要なときに見つけやすくなっています。
また外部システムへのリンクもまとめて表示できるので、ユーザーにとって分かりやすい導線になっています。
2.プロセス管理の強化
続いてプロセス管理です。組織や役職を横断してkintoneを利用するうえで、プロセス管理は重要です。
ワイドコースでは、「承認履歴管理&コメントプラグイン」と「プロセス管理フローチャートプラグイン」が使えるようになっています。
まず「承認履歴管理&コメントプラグイン」は、プロセスを進める際のコメント入力やコメント・承認履歴をまとめて表示できるプラグインです。
承認アクション時のコメント入力を必須にできたり、承認状況を分かりやすく表示できる機能があります。
次に「プロセス管理フローチャートプラグイン」では、プロセス管理で設定したプロセスフローを、視覚的に分かりやすいチャートとして表示することができます。
画面上でプロセス設定がチャート表示されるので、条件分岐などがあるアプリでもプロセスの流れが分かりやすくなります。
3.アプリ分析機能
アプリ分析も強化されます。複数の部署や組織でアプリ作成が行われると、アプリが増えすぎて管理が大変になります。
ワイドコースでは、各アプリの特徴や権限設定、アプリ間の関連を分析する機能を用意しています。
たとえば、組織別でアプリ保持状況分析が行えるので、部門単位でのアプリの総数や作成推移、プラグインの利用状況などが表示できます。
また、アプリ間のルックアップや関連レコード、アクションの設定を解析し、アプリの相関図を作成することもできます。
所有アプリの特徴や権限設定を分析することもできるので、社内のアプリの状況を細かく把握することができます。
4.アプリの利用状況等を分かりやすく表示するダッシュボード機能
kintoneのアプリやシステム全体の稼働状況を、数値とグラフでわかりやすく表示することができます。
たとえば、システム全体の稼働状況やアクセスが集中する時間帯などを表示したり、各アプリの利用頻度や応答時間なども表示することができます。
kintoneの各コースを比較
kintoneにはライトコースとスタンダードコース、ワイドコースがあります。
各コースによって仕様が異なりますので、ここからはそれぞれのコースの違いについて説明します。

kintoneコース比較表
まず大きく違うのが、ライトコースは外部連携やプラグインの利用ができないということです。
kintoneは外部ツールとの連携やプラグインを活用することで、機能を拡張できるという特徴があります。
スタンダードコースとワイドコースでは外部連携やプラグインの利用ができ、機能を拡張できるのですが、ライトコースではできません。
ライトコースの場合、機能の拡張はできないので、kintoneの標準機能のみ使うことになります。
次に価格です。ライト、スタンダード、ワイドの順で高価になっていきます。
記載している価格は一人あたりの金額ですので、利用者数が増えれば次第に価格は増えていきます。
またライト、スタンダードコースについては、10ユーザー以上から利用できます。
以前は5ユーザーから利用可能だったのですが、価格改定の際に契約者数についても見直されて、現在は10ユーザーから利用可能となっています。
一方でワイドコースでは、1,000ユーザーから利用可能なので、規模の違いがよく分かると思います。
アプリ数やスペース数もコースによって異なります。
なお、ディスク容量は全コース「5GB✕ユーザー数」で、サポートも「メール・電話・チャット」が全てのコースに対応しています。
ディスク容量については、有料にはなりますが別途追加することも可能です。
kintoneのワイドコースが向いている企業とは
kintoneにはライトコース、スタンダードコース、ワイドコースがあります。
3つのコースのなかで特にワイドコースが向いている企業について、解説していきます。
- 全社や複数部署でkintoneを使う企業
- ユーザー数が1,000以上のケース
順番に解説していきます。
1.全社や複数部署でkintoneを使う企業
ワイドコースは大規模事業を想定したコースですので、全社でkintoneを展開する企業や、複数部署での利用を考えている企業が向いています。
全社でkintoneを使うと、社内の情報を一元化でき、アプリの統制なども可能になります。
部門ごとにシステムが分かれてしまう縦割りを解消することができるので、情報の共有や伝達がスピーディーになります。
2.ユーザー数が1,000以上のケース
ワイドコースでは、最低契約者数が1,000ユーザー以上となっています。そのため、1,000以上の従業員で利用したいと考えている企業におすすめ。
ワイドコースは専用機能を追加しており、利用可能なアプリ数・スペース数・APIリクエスト数を他コースよりも拡大しているため、大人数で使いやすくなっています。
kintoneの類似製品を紹介
ここまでkintoneのワイドコースを紹介してきましたが、kintone以外にも同様に使えるツールがあることをご存じでしょうか。
ここからはkintoneと類似した機能を持つ、PigeonCloud(ピジョンクラウド)を紹介します。
特に、PigeonCloudの「同時ログインプラン」は、大人数でもコストパフォーマンス良く使っていくことができます。
PigeonCloud(ピジョンクラウド)
PigeonCloud(ピジョンクラウド)は、株式会社ロフタルが提供するWebデータベースソフトです。
PigeonCloudは専門知識が一切不要なノーコードツールで、汎用的なデータ管理が可能です。
データの共有・一元管理が可能で、画像添付も可能になっています。またAIを使って自動でシステム構築ができたり、RPAのように業務を自動実行できる機能も搭載されています。
そんなPigeonCloudの魅力は、「価格」・「標準機能の充実度」・「サポート力」です。
PigeonCloudは他社と比べても低価格なツールです。
またPigeonCloudは通常プランの他に「同時ログインプラン」があります。
こちらは同時に接続するユーザー数で費用を計算するため、利用頻度が低い社員が多くいる場合でも費用負担が少なく、お得に使っていくことができるプランです。
またkintoneでは別途費用がかかるような、「帳票出力」や「ルックアップ自動取得」、「自動採番機能」など高度な機能が標準装備しています。
そしてデータベースの初期構築を無料で行っているほか、導入後も無料で電話やチャット等から相談をすることができます。
PigeonCloudはコスパが高く機能も充実しているため、「なるべく予算は抑えながらも良いものを使いたい!」そんな方にぜひ使っていただきたいソフトとなっています。
- ユーザー数プラン 1,100円/一人あたり
- 同時ログインプラン(利用者数は多いけれど同時に接続する人は少ない場合、お得に利用できる)
- 脱Excel、脱Access、脱スプレッドシート等におすすめ
- 5ユーザー以上から利用可能
- スマホ、タブレットOK
- ノーコード
- さまざまな業務に使える
- AIで業務システムを自動で作成
- 低価格
- 同時ログインプランあり
- データ容量100GB
- サポートが手厚い
- 標準機能が充実
- データ分析機能
- クラウド型、オンプレミス型に対応可能
- チャットツール等との外部連携
- 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)認証取得
- RPAのように業務を自動実行できるコネクト機能搭載
公式サイト:PigeonCloud
まとめ
この記事では、kintoneのワイドコースを中心に解説してきました。
kintoneは国内で有名なグループウェアです。大小さまざまな企業や組織に利用されています。
なかでもワイドコースは大規模事業者向けのコースとなっており、全社で利用したり、多数の部署での活用を想定した作りとなっています。
この記事ではkintoneの類似製品である、PigeonCloud(ピジョンクラウド)も紹介しました。
PigeonCloudでは「同時ログインプラン」という、大人数での利用をコストパフォーマンス良く利用できるプランがあります。
興味をお持ちの方は、公式サイトから資料請求や無料トライアルを試してみてはいかがでしょうか。
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