受託開発会社おすすめ3選!受託開発の流れや、会社選びの4つのポイントを解説

「受託開発を依頼したい」
「受託開発の会社選びに悩んでいる」
このような気持ちを抱いていませんか。
システムやアプリを開発したいけれど、開発会社がたくさんあってよく分からないという悩みを抱えている方は多いです。
この記事では、受託開発の基本から会社選びのポイント、おすすめの受託開発会社について解説していきます。ぜひご一読ください!
受託開発とは
受託開発とは、企業や個人が自社のシステムやアプリの開発を、外部の開発会社に依頼する形態を表します。
開発会社は、依頼者側の要件や課題に応じてソフトウェアやシステムを作成し、その納品をもって契約が完了します。
受託開発は、社内の開発人材や資金が足りない企業や、専門的な技術が不足している企業に適した開発手法になっています。
受託開発の流れ
では、受託開発はどんな流れで行われるのでしょうか。簡単に流れを記載していきます。
- 開発会社へ依頼をする
- 開発会社との打ち合わせ
- 見積もりをもらう
- システムの設計
- 開発
- テスト
- 納品・リリース
順番に解説していきます。
1.開発会社へ依頼をする
初めにすることは、開発会社を決めて依頼をすることです。電話やホームページのお問い合わせフォームなどから、開発会社に連絡をしてみましょう。
この記事の後半でも、おすすめの受託開発会社を紹介していきますので、参考になさってください。
2.開発会社との打ち合わせ
依頼をした後は、開発会社の担当者との打ち合わせになります。どんなシステムやアプリを作りたいのか、その目的や課題、希望の納期などを、具体的に話し合っていきます。
ここで詳細にシステムの要件を定義しておけると、後々スムーズに進行していきます。
3.見積もりをもらう
依頼するシステムの詳細や、スケジュールなどが固まってきたら、見積書を作成してもらいます。
見積書には金額の他にも、開発スケジュールや保証期間、主な機能など、重要なことが書かれていますので、しっかり確認するようにしましょう。
4.システムの設計
次にシステムの設計を行います。
基本的には、開発会社のエンジニアが作業していきます。
具体的には、画面レイアウトの作成やシステムの構成、データベースの設計、詳細な仕様書の作成などを行っていきます。
5.開発
設計に沿って、実際に技術者がシステムやアプリを構築していきます。
この段階でも定期的にミーティングを行うなど、開発会社とのコミュニケーションをとるようにすることで、イメージのズレや方向性の誤りに気付くことができます。
6.テスト
納品前に、システムにバグや不具合がないかをチェックします。
依頼者側も、受け入れテストを実施し要件通りに動いているか確認しましょう。
ここで不具合等があれば、修正することができます。
7.納品・リリース
システムの引き渡しです。完成したシステムを納品または、本番環境にリリースします。
必要に応じて、保守などの業務を行います。
納品したら開発会社との関係が途切れるというわけではなく、継続支援してくれる会社もありますので、事前に確認するようにしましょう。
受託開発の4つのメリット
では、受託開発のメリットとはどんなことがあるでしょうか。
- 自社に技術者がいなくても高品質な開発が可能
- 本来の業務に集中できる
- 開発スピードを上げられる
- 内製化よりもコストを抑えられる場合がある
順番に解説していきます。
1.自社に技術者がいなくても高品質な開発が可能
受託開発の1番のメリットは、自社にリソースがなくても専門的な知識や技術を持つ会社に任せられる点です。
受託開発会社には、Webアプリや業務システム、スマホアプリ、AIなどに精通したプロのエンジニアが在籍しています。
自社にエンジニアがいなくても、外部のプロフェッショナルが開発を進めてくれるため、技術的なハードルをクリアできます。
2.本来の業務に集中できる
開発を外注することで、本来の業務に集中できます。特にスタートアップ企業や中小企業にとっては、社員一人ひとりの能力を最大限に活かす仕組みが大切になってきます。
受託開発をすることで、人的資源の最適化を実現することができるでしょう。
3.開発スピードを上げられる
受託開発は、適切な開発会社を選び要件定義などもしっかりしていれば、内製化するよりもスピーディーに開発することができます。
実績のある開発会社は、プロジェクト管理の体制が整っていることが多く、依頼後すぐに開発に着手してくれるでしょう。
4.内製化よりもコストを抑えられる場合がある
内製化でシステムを作成する場合、人材の採用や教育、マネジメント体制の構築が必要です。そのため内製化を行うと、時間も費用も多くかかってきます。
一方、受託開発では短期間でシステムを作って納品されるため、コストを抑えられる場合があります。
受託開発の4つのデメリット
では受託開発のデメリットとは、どんなことがあるでしょうか。
- 伝達ミスが起きるリスクも
- 仕様変更に時間がかかる
- 自社にノウハウが残りにくい
- 運用や保守は別契約となることも
順番に解説していきます。
1.伝達ミスが起きるリスクも
受託開発のトラブルの原因となり得るのが、要件の伝達ミスです。
依頼者側が考えていた仕様と、開発側の理解にズレがあると、「思っていたものと違う」といった事態が起きます。
これは事前のすり合わせ不足や、仕様書の不備が原因で起きることが多い問題です。
2.仕様変更に時間がかかる
開発途中で仕様を変更する場合、追加費用がかかったり、納期の延長が発生する場合があります。
見積もりは当初の要件に対して計算されているため、依頼者側が「少し変えるだけ」と思っても、実際には様々な影響がある場合もあります。
事前に、大方の仕様は整理しておくようにしましょう。
3.自社にノウハウが残りにくい
外部に開発を任せることで、技術的な知見が社内に残りません。完成したシステムの中身を社内で理解できる人がいないといった状況に陥ってしまいます。
結果的に、メンテナンス等も全て外注依存となってしまいます。
また将来的に自社で内製開発をする予定だと、移行しにくくなってしまうでしょう。
4.運用や保守は別契約となることも
開発が完了して納品された後、通常であればシステムの運用や保守が必要になります。
開発を依頼した企業に運用や保守も依頼したいとなると、別途費用が発生することがあります。どこまで対応してもらえるのかは、事前に確認しておきましょう。
受託開発会社を選ぶ4つのポイント
では受託開発の会社選びの際は、どんなところをチェックしたら良いでしょうか。
- 実績があるか
- 対応範囲
- コミュニケーションが丁寧か
- 保守・運用サポートがあるか
順番に解説していきます。
1.実績があるか
まず確認したいのが、「どんな実績を持っているか」ということです。
たとえば、自社の業界と同じようなシステムを開発した経験がある会社なら、業務内容を理解してもらいやすく、スムーズに進行していくでしょう。
また過去の事例について、ホームページ等で公開されている場合もありますので、確認してみるのもオススメです。
2.対応範囲
受託開発と一口に言っても、得意分野は各社さまざまです。
Webアプリに強い会社もあれば、業務システムやモバイルアプリ、AI関連に強い会社もあります。自社が必要とする技術や開発規模に合った会社を選ぶようにしましょう。
3.コミュニケーションが丁寧か
受託開発で失敗する原因の一つが、「言ったつもりが伝わっていなかった」という、コミュニケーションのズレです。
相談した際に親身になって話を聞いてくれるかどうか、担当者は固定されているか、問い合わせに対するレスポンスは早いかといった点もチェックすべきポイントです。
4.保守・運用サポートがあるか
開発が終わってシステムが納品されても、それで終わりではありません。
システムのバグの修正や機能の追加など、運用していくうえでのサポートも重要です。
保守や運用面でのサポート体制についても、事前に確認するようにしましょう。
受託開発を依頼するときの3つの注意点
では受託開発を依頼するときの注意点はどんなことがあるでしょうか。
- 要件を曖昧にしない
- 開発会社に丸投げしない
- スケジュールにはゆとりを持つ
順番に解説していきます。
1.要件を曖昧にしない
要件を曖昧にしてしまうと、開発会社との間で認識のズレが起きやすくなります。
なるべく、目的や課題を明確に伝えるようにしましょう。
また、可能であれば画面イメージを用意したり、「必要な機能」と「あると嬉しい機能」を分けて伝えてみるのも良いと思います。
2.開発会社に丸投げしない
「プロに任せれば大丈夫」と、完全にお任せ状態にするのはやめましょう。
仕様や機能の優先度を誤って理解されたり、イメージとは異なるものが出来上がってしまうリスクもあります。
定期的にミーティングや進捗確認を行ったり、気になることがあればその都度相談するようにしましょう。
3.スケジュールにはゆとりを持つ
開発は予期しないトラブルや、仕様変更などで納期がずれることもあります。
スケジュールに余裕がないと品質を犠牲にするリスクがありますので、余裕を持って依頼するようにしましょう。
例えば、想定より2週間程度遅れる可能性を見込んでおくとか、テスト期間を十分に確保するなど、ゆとりを持たせておきましょう。
おすすめの受託開発会社3選
ここからは、おすすめの受託開発会社を3つ紹介していきます。
- 株式会社ロフタル
- メディアリンク株式会社
- 株式会社ATJC
順番に解説していきます。
1.株式会社ロフタル
株式会社ロフタルは、技術力のあるエンジニアの会社です。最新技術やブロックチェーンや生成AIを使った開発が可能です。
自社サービスも運営しており、200社以上で利用されています。
セキュリティーやパフォーマンスも考えて開発されており、安全に利用することができます。大手に比べると、比較的安価に開発ができるでしょう。
公式サイト:株式会社ロフタル
2.メディアリンク株式会社
メディアリンク株式会社は、システムのコンサルティングから要件定義・設計・製造・運用支援・保守サービスまで幅広く対応できる受託開発会社です。
フロントエンドやバックエンドの業務改善や効率化などを含んだWeb系システム開発を得意としています。
公式サイト:メディアリンク株式会社
3.株式会社ATJC
株式会社ATJCにはプロフェッショナルのエンジニアが多数所属しているので、急な要望にもいち早く対応することが可能です。
要件定義からテストフェーズまで、開発における全行程に対して、希望の品質・納期にて受託開発を依頼することができます。
公式サイト:株式会社ATJC
まとめ
この記事では受託開発会社について解説してきました。
受託開発の会社を選ぶときには、技術力やコミュニケーション力、サポート力や実績を見ることがポイントです。もちろん価格や開発のスピードも大切ですので、総合的な観点から検討することをおすすめします。
また、何社か相見積もりをとって比較することもおすすめですよ。
気になる会社がありましたら、公式サイトから問い合わせをしてみてくださいね。