ExcelをWeb化!データをクラウドで管理するための3つのおすすめサービスまとめ
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「ExcelってWeb化できるの?」
「Excelの管理に限界を感じるけど、Excelをクラウド管理できるサービスってどんなものがあるだろう」
「複数のクラウド化サービスの特徴・価格を知りたい!」
今回の記事では、上記のようなお悩みを解決するため、Excelとクラウド化の違いや、それぞれのメリット・デメリットを解説し、Excelをクラウド上にインポート(Web化)できるオススメのサービスを3つ紹介しています。
Excelのクラウド化やWeb化について関心がある方は、ぜひご一読ください!
シンプル操作で誰でも使える!ExcelをWeb化するには「PigeonCloud」
「Excel」と「クラウド化」のメリット・デメリット
多くの人が「データ管理」で最初に思い浮かべるツールがExcelだと思います。Excelは便利で使いやすいツールですよね。
しかしExcelには「得意なこと」と「苦手なこと」があります。
そして、Excelの「苦手」部分を、逆に「得意」としているのがクラウド化です。
似ているようで、相反する特徴を持つExcelとクラウド化。ここからは、それぞれのメリットとデメリットについて解説していきます。
Excelのメリット
Excelのメリットの一つは、データを手軽にまとめることができる点です。簡単な表形式のデータであれば、手間取ることなく作成や管理を行えるでしょう。特に、一人で少量のデータをまとめたいときには最も適したツールです。
また、もしExcelを使っていて分からないことが出てきても、ネットや書籍で調べれば解決できることが多く、操作につまずきにくいという特長もあります。
Excelのメリットまとめ
- 手軽に表データにまとめられる
- 分からないことがあっても問題が解決しやすい
Excelのデメリット
一方、Excelにはデメリットもあります。
元々Excelは、「個人」で利用するためのツールなので、特に「チーム」で使うときに不便に感じることがあるでしょう。
チームで情報を共有するときは、メールを使うことが多いと思います。その際、Excelデータをメールに添付して送付することが一般的です。しかしこの方法は手間がかかるうえ、リアルタイムの情報を共有することが難しいというデメリットがあります。
さらにExcelデータは個人で管理することが多いため、情報が属人化しやすくチームにノウハウが共有されにくいという側面もあります。
また、データの破損に備えて、日々バックアップを行わなければいけません。
Excelの場合、バックアップは自分自身で行わなければならないため、外付けのHDDやUSBメモリなどにデータを保存するなど、何かしら対策をとる必要があります。
さらにExcelはデータの入力にズレが生じやすく、その結果、集計やソートに時間がかかってしまうことも。
大量のデータを保存できないことや、スマホでの作業が難しいといった点もデメリットになります。
Excelのデメリットまとめ
- チーム間での情報共有がむずかしい
- 同時作業・編集がむずかしい
- バックアップの管理は自分自身で行う必要がある
- データの入力ミスが起きやすい
- 大量のデータ保存はできない
- スマホ操作が難しい
クラウド化とは?
クラウド化とは、自社で管理しているデータを、Web化してインターネット上で管理するという形態です。インターネット上で管理するには、外部事業者が提供する「クラウドサービス」に自社のデータを移す必要があります。
昨今は、DX化が推進されており、既に約7割の企業がクラウドサービスを利用しています。特に、「ファイル管理」「データ共有」に関して、クラウド化の必要性を感じる企業が多くなっています。
クラウド化のメリット
では、クラウド化のメリットについて解説していきます。
まずクラウド化すると、自社に保守体制をもたなくても良いということが大きなメリットとなります。
これは、クラウドサービスの提供会社側が保守管理を行うため、自社でサーバの購入や維持、アップデートやメンテナンスを行わずに済むということです。人件費や経費を節約することにも繋がります。
またクラウド化すると、ネットが繋がる環境であればどこからでもアクセスができるようになります。
外出先や自宅からアクセスすることも可能。またPCだけでなくスマホやタブレットから接続できるので、柔軟かつ多様に働くことができるようになります。
クラウド上では、大量のデータ保存が可能であることや、Excelでは出来なかったことが効率的に行えるというメリットもあります。
さらに、チーム間のデータ共有が容易になり、クラウド上には常に最新の情報が更新されていきます。会議の場や顧客に対して、必要な情報をリアルタイムで提供することができます。
クラウド化のメリットまとめ
- 社内に保守体制をもたなくていい
- どこからでもアクセスが可能
- スマホやタブレットでも接続できる
- 大量のデータ保存
- 業務の効率化
- リアルタイムにデータを共有
クラウド化のデメリット
一方、主なクラウドサービスは費用がかかるため、コスト面が大きなデメリットとなります。
月額利用料をはじめ、初期費用やサポート費が発生するサービスも存在します。
また、既存のデータをクラウド上に移す場合、導入に伴いデータ移行を行わなければいけません。
データ移行は、データ量が多ければ数ヶ月ほど時間がかかり、通常の業務に支障をきたしてしまいます。データの移行は、計画的に行うようにしましょう。
クラウド化のデメリットまとめ
- 利用料が発生する
- 既存システムの改修・移行が大変
「Excel」と「クラウド化」の違い
Excelとクラウド化はデータ管理を目的としている点については同じなのですが、それぞれに適した使い方があり、その効果や特徴に違いがあります。
繰り返しになりますが、Excelは、元々「個人」で使うソフトとして設計されています。ですので、一人で少数のデータを管理していく場合において、最も適した方法となります。
一方クラウド化は、「複数人」で多くのデータを扱いたいときに効果を発揮します。
クラウド化すると、Excelでやりにくかったことがスマートに実行できるため、業務のストレスが解消していきますよ。
DX化や在宅ワークが推進されている現代において、クラウド化の需要は今後ますます増えていくと思われます。競合他社と差をつけるためにも、早めに導入を検討してみてはいかがでしょうか。
Excelをクラウド化するオススメのサービスを3つご紹介
ここからはExcelをクラウド管理できるサービスを3つご紹介していきます。
- PigeonCloud
- プリザンター
- Googleスプレッドシート
順番に見ていきましょう。
1.PigeonCloud(ピジョンクラウド)
PigeonCloud(ピジョンクラウド)は、株式会社ロフタルが提供するクラウド型のWebデータベースソフトです。
PigeonCloudは専門知識が一切不要なノーコードツールで、汎用的なデータ管理が可能です。
データの共有・一元管理が可能で、画像添付も可能になっています。またAIを使って自動でシステム構築ができたり、RPAのように業務を自動実行できる機能も搭載されています。
そんなPigeonCloudの魅力は、「価格」・「標準機能の充実度」・「サポート力」です。
PigeonCloudは他社と比べても低価格なツールです。
またPigeonCloudは通常プランの他に「同時ログインプラン」があります。こちらは同時に接続するユーザー数で費用を計算するため、利用頻度が低い社員が多くいる場合でも費用負担が少なく、お得に使っていくことができるプランです。
また他社では別途費用がかかるような、「帳票出力」や「ルックアップ自動取得」、「自動採番機能」など高度な機能が標準装備しています。
そしてデータベースの初期構築を無料で行っているほか、導入後も無料で電話やチャット等から相談をすることができます。
PigeonCloudはコスパが高く機能も充実しているため、「なるべく予算は抑えながらも良いものを使いたい!」そんな方にぜひ使っていただきたいソフトとなっています。
特徴・機能
- 脱Excel、脱Access、脱スプレッドシート等におすすめ
- スマホ、タブレットOK
- ノーコード
- さまざまな業務に使える
- AIで業務システムを自動で作成
- 低価格
- 同時ログインプランあり
- データ容量100GB
- サポートが手厚い
- 標準機能が充実
- データ分析機能
- クラウド型、オンプレミス型に対応可能
- チャットツール等との外部連携
- 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)認証取得
- RPAのように業務を自動実行できるコネクト機能搭載
価格
- ユーザー数プラン 1,100円/一人あたり
- 同時ログインプラン(利用者数は多いけれど同時に接続する人は少ない場合、お得に利用できる)
2.プリザンター
プリザンターは、安価に使えるWebデータベースです。Excelのように分かりやすい画面で、操作に迷うことなく簡単にWeb化することができます。
プリザンターにはオンプレミス型とクラウド型があり、オンプレミス型ではローコード開発ができて無料で使用することができます。
クラウド型にはいくつかプランがありますが、どのプランもかなり低価格となっています。少しでも費用を抑えたい企業にオススメ。
ですが、「分からないことなどについて充分なサポートを受けたい」という方には不向きかもしれません。サポート体制を重視するなら他ソフトの検討をおすすめします。
マニュアルが充実しているため、「分からないことは自分で解決する」という方に向いているソフトです。
自社に優秀なエンジニアがいる場合は、導入を検討してみてはいかがでしょうか。
特徴・機能
- スマホ、タブレットOK
- コメント
- 自動集計・計算
- 通知
- グラフ作成
- ルックアップ
- アクセス制限
- 変更履歴
項目カスタマイズ
絞り込み
グラフ表示
価格(クラウド版)
- フリープラン無料(3名まで)
- ライトプラン1,000円/組織ごと(10名まで)
- スタンダードプラン500円/一人当たり(10名から)
- 専用環境 別途問い合わせ
公式サイトはこちら
次の記事では、kintoneの類似製品としてプリザンターとPigeonCloudを紹介しています。参考になると思いますのでぜひご一読ください。
3.Googleスプレッドシート
Googleスプレッドシートは今回紹介する中で、最もExcel寄りなクラウドサービスです。
Excelの機能や見た目はそのままで、Web化することができます。Excelの使い心地を壊さずに、クラウド化の恩恵を受けることができるのです。
有料のクラウドサービスが多いのですが、こちらはGoogleアカウントがあれば無料で使用することができます。
先ほど紹介したPigeonCloudやプリザンターは、「Webデータベースサービス」なのに対し、Googleスプレッドシートは、Excelと同じ「表計算ソフト」です。
「Webデータベースサービス」と「表計算ソフト」の大きな違いは、その「目的」にあります。
「Webデータベースサービス」は、名前の通り「データベース」を目的として作られています。大量のデータ保存や検索、並べ替え、他の情報との関連付けなど、より便利にデータを管理することができ、幅広い用途に使うことができます。
一方、「表計算ソフト」は「表を使って計算すること」が主な目的です。Webデータベースサービスと比べると、より限定的ということが分かりますね。検索や集計業務、複雑な処理には向いていません。
イメージとしては、PigeonCloudやプリザンターといった「Webデータベースサービス」は、データを蓄積して活用していくもので、ExcelやGoogleスプレッドシートの「表計算ソフト」は、計算をベースとした一時的な管理に適したツールです。
特徴・機能
- スマホ・タブレットOK
- 無料で利用できる
- 自動保存機能
- 他のGoogleアプリと連携
- リアルタイムでデータ共有
- Excelとの連携
- Excelと類似した機能性
- データ量が多いと動作が重くなる
- 関数がExcelと同じではない
- 検索や並べ替え、集計作業には不向き
価格
- 無料 ※Googleアカウントが必要
まとめ
Excelは使い勝手がよく、誰でも使える万能ツールです。とはいえ複数人での使用や高度な機能を使いたいと思うと、上手くいかないことがあります。
クラウド化の魅力は、これまでのExcel管理で行き詰っていたことを補い、さらに発展的な使い方ができることにあります。
今後の自社の可能性を広げるためにも、まずはスモールスタートとして部署単位でクラウドサービスの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
さて、今回紹介した製品は、多くのクラウドサービスのなかでもコストパフォーマンスに優れた製品です。
もし興味を持っていただきましたら、公式サイトから「資料ダウンロード」や「無料トライアル」を試してみてはいかがでしょうか。
また、製品の公式サイトを見ていても具体的にイメージできないことがあるかもしれません。
そんなときは、お気軽に問い合わせフォームから提供会社へ相談をしてみてくださいね。
シンプル操作で誰でも使える!ExcelをWeb化するなら「PigeonCloud」
参考記事
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