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2026.10.07 データベース

クラウドデータ管理サービス比較8選|種類別に選ぶ【2026年版】

社内のデータがExcelやファイルサーバー、個人のGoogleドライブにばらばらに散らばっていて、クラウドでまとめて管理したい。でも種類が多すぎて、どのサービスを選べばいいのか分からない——。この記事は、クラウドデータ管理サービスを「データの種類別」に比較し、ファイル系4つ+業務データ系4つの計8サービスから自社に合う選び方を交通整理するものです。

ポイントは1つ。管理したいデータが「写真やPDFのようなファイル」なのか、「Excelで扱う表形式のデータ」なのかで、選ぶサービスがはっきり変わります。ここを分けるだけで、迷いの大半は消えます。

この記事の結論(30秒で分かる早見)

  • 写真・PDF・資料などの形式がバラバラのファイルは、Google DriveなどのオンラインストレージでOK。
  • 顧客・在庫・案件のようなExcelで扱う表形式データは、クラウドデータベースが向く。
  • 迷ったら「1件ずつ中身が違うファイルか/同じ項目が何件も並ぶ表データか」で分ける。両方あるなら併用する。

業務データ側の代表サービスは本文の【比較2】で紹介しています(PigeonCloud・kintoneなど)。

データ管理とは?クラウドで扱う意味を先に整理

データ管理とは、社内に散らばる情報を一か所に集め、必要なときに誰でも探し出して使える状態に保つ仕組みのことです。

紙やローカルPC、個人のクラウドに情報が分かれていると、「最新版がどれか分からない」「担当者しか保存場所を知らない」という属人化が起きます。クラウドでデータを管理するねらいは、この散在と属人化をなくすことにあります。

総務省の令和6年通信利用動向調査(2024年8月末時点)では、企業のクラウドサービス利用率は80.4%に達しました。利用目的では「災害時のバックアップ」が40.2%を占めており、手元の端末に依存しない保管先として定着しています。

  • どこからでもアクセスできる(在宅・外出先・複数拠点)
  • バックアップが自動で残り、PC故障や災害でもデータが消えにくい
  • 権限を分けて共有でき、属人化を防げる

データ管理の体系的な分類や、システムとしての選び方はデータ管理システムとは?種類と選び方で詳しく整理しています。この記事は、その手前の「どの種類のデータをどのサービスに預けるか」を扱います。

クラウドデータ管理サービスの種類|データの形式で分かれる

クラウドで管理できるデータは、形式でおおきく分かれます。この分類が、サービス選びの土台です。

データの形式 具体例 向いている管理先
形式がバラバラのファイル 写真・動画・PDF・契約書・提案資料 オンラインストレージ
行と列で並ぶ表形式データ 顧客台帳・在庫・案件・問い合わせ履歴 クラウドデータベース(Webデータベース)
文書・ナレッジ 議事録・マニュアル・手順書 オンラインストレージ(ファイル系と同じ扱い)

「同じ項目のデータが何件も並ぶ」ならデータベース、「1件ずつ中身が違うファイル」ならストレージ。この見分けができれば、サービスの種類を絞り込みやすくなります。

表形式データをストレージにExcelのまま置くと、件数や同時編集が増えた段階で検索・集計に行き詰まりやすくなります。台帳のWeb化についてはデータベース化とは?メリット・必要性・やり方で解説しています。

データの種類別の使い分け|どれをどのサービスで管理する?

自社のどのデータをどこに置くかは、次の順で考えると迷いません。

  1. 散らばっているのが写真・PDF・資料中心 → オンラインストレージ
  2. 散らばっているのがExcelの台帳(顧客・在庫・案件) → クラウドデータベース
  3. 両方ある → ストレージとデータベースを併用(中小企業の多くはこの形)

クラウドデータ管理サービスの使い分けフローチャート(データの種類別)

弊社(ロフタル)に来る相談で多いのも、この3番目です。資料はGoogle DriveやOneDriveに置けているが、顧客や案件のExcelだけがメールと共有フォルダを行き来して最新版が分からなくなっている、というケースです。ファイルと台帳を同じ入れ物に押し込もうとすると、どちらも中途半端になります。

【比較1】ファイル系クラウドストレージ4選を比較

写真・動画・PDF・資料など、形式がバラバラのファイルをまとめるなら、オンラインストレージ(Web上の共有USBのようなもの)が最短です。無料で始められる代表的な4サービスを比較しました。料金・容量は2026年10月時点の各社公式サイトの公表値です。法人でユーザー管理や大容量が必要になったら、各社のビジネスプランも公式サイトで確認してください。

サービス 無料容量 有料プラン(入口) 特徴・注意点
Google Drive 15GB
Gmail・Googleフォトと合算
Google One Basic
100GB 月290円
Googleの各サービスと連携しやすい。大容量の上位プランはAI機能込みの料金になっている
Dropbox 2GB Plus
2TB 月1,200円〜
同期と共有がスムーズ。無料容量は小さめ
OneDrive 5GB Microsoft 365 Basic
100GB 月260円(年額2,440円)
Officeとの相性がよい。WordやExcelをブラウザで扱える
MEGA 20GB 400GB 月4.99ユーロ〜 無料容量が大きい。料金はユーロ建てで、円換算は為替で変動する

注意:無料枠は容量が小さいだけでなく、長期間ログインしないとデータが削除される場合があります。重要なファイルを無料枠だけに預けるのは避け、各社の最新ポリシーを確認してください。

容量単価で選ぶならMEGA、普段からGoogleを使うならGoogle Drive、Officeが業務の中心ならOneDriveが無難です。会社で使うなら、無料枠で試したうえで有料プランを検討すると、選定時のミスマッチを減らしやすくなります。

【比較2】業務データ系クラウドデータベース4選を比較

顧客台帳や在庫、案件管理のように「同じ項目のデータが何件も並ぶ」ものは、ストレージではなくクラウドデータベース(Webデータベース)が向きます。Excelのように表で扱いながら、同時編集・検索・集計・権限管理ができます。

サービス 特徴 向いているチーム
PigeonCloud 当社(ロフタル)が提供。ノーコードで業務データベースを構築でき、ワークフロー・帳票出力・メールで届くワンタイムコードによる2段階認証・IP制限を備える。多くの企業に利用されている 少人数で脱Excelを始めたい・初期構築を相談しながら進めたい
kintone サイボウズが提供。業務アプリをノーコードで作れ、拡張プラグインや外部サービス連携が多い 社内にIT担当がいて、自前でアプリを広げたい
JUST.DB ジャストシステムが提供。ノーコードで業務データベースを作れる国産サービス 使い慣れた国産ツールでそろえたい
楽々Webデータベース 住友電工情報システムが提供。既存のExcelを取り込んでWeb化できる Excel資産をそのまま移したい

料金や機能の細かな違いはデータ管理ソフト比較4選【2026年版】にまとめています。仕組みをもう少し知りたい場合はクラウド型データベース徹底解説もあわせてどうぞ。

正直に言うと、写真やPDFをまとめたいだけならストレージで十分です。データベースが要るのは、Excelの台帳をチームで更新・検索・集計したいときです。

5ユーザー前後の小規模から脱Excelを始めるなら、まず使用感を確かめるのが近道です。PigeonCloudは月額5,500円〜(1ユーザーあたり1,100円・最低5ユーザー)。IT担当がいなくても、初期のデータベース設計から相談しながら始められます。

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失敗しないクラウドデータ管理サービスの選び方

種類を絞ったら、次の4点で具体的なサービスを決めます。

  • データの形式で選ぶ:ファイルか表形式データか。ここを間違えると、後から乗り換える羽目になります。
  • 無料枠と削除ポリシー:無料枠は容量が小さく、長期間ログインしないとデータが削除される場合があります。各社の最新ポリシーを確認します。
  • セキュリティ:二要素認証やIP制限、運営企業の信頼性(ISMSなどの第三者認証)を確認します。
  • 将来の人数と容量:使う人数や保存量が増えると料金が変わります。半年後の規模で試算しておくと安全です。

社内にIT担当がいない会社では、初期設定やデータベースの設計を相談できるかどうかも大きな判断材料になります。導入時は最初の立ち上げ方も重要になるため、導入支援の有無も定着に向けた確認項目になります。

kintoneのように自前でアプリを広げていくタイプか、相談しながら立ち上げるタイプか。社内のIT体制に合わせて選ぶのが確実です。ロフタルでは、PigeonCloudの初期DB構築の相談を受けています。

よくある質問

クラウドデータ管理は無料で始められますか?

ファイル系のオンラインストレージは各社に無料枠があります(Google Driveは15GB、MEGAは20GBなど)。業務データ系のWebデータベースにも無料で使えるものがあり、無料Webデータベースおすすめ6選で候補をまとめています。まずは無料で試し、必要になったら有料プランに切り替えるのが安全です。業務データ側も、PigeonCloudなど30日間無料で試せるサービスがあります。

ファイル保存と業務データ管理、どちらを選べばいいですか?

管理したいデータの形式で分けます。写真・PDF・資料のように1件ずつ中身が違うものはストレージ、顧客や在庫のように同じ項目が何件も並ぶ表データはクラウドデータベースです。両方あるなら併用して構いません。

Excelで管理してきたデータをクラウドに移せますか?

移せます。Excelの台帳はWebデータベースに取り込んでWeb化でき、同時編集や検索ができるようになります。手順はExcelをWeb化する方法とおすすめクラウドサービスで解説しています。比較表のサービスでは、Excel取り込みに強いもの(楽々Webデータベース)や、相談しながら移せるもの(PigeonCloud)があります。

中小企業でもセキュリティは大丈夫ですか?

二要素認証やIP制限といったアクセス制御を備えたサービスを選び、運営企業がISMSなどの第三者認証を取得しているかを確認すれば、専任の担当者がいなくてもリスクを大きく抑えられます。本記事の比較表では、たとえばPigeonCloudがメールによる2段階認証・IP制限を備えており、運営会社のロフタルはISMS認証を取得しています。

まとめ|データの種類に合わせて選ぶ

クラウドデータ管理で迷ったら、まず「ファイルか、表形式データか」で分ける。これだけで選ぶサービスが決まります。

写真・PDF・資料はオンラインストレージ、顧客や在庫のExcel台帳はクラウドデータベース。両方あるなら併用する。種類さえ合えば、無料枠から小さく始めても十分に回ります。

社内に説明するときは、次の3点を押さえると通りやすくなります。

  • データの種類と置き場所の対応(ファイル=ストレージ/台帳=データベース)
  • 無料枠やトライアルから段階的に導入できること
  • セキュリティ(メールによる2段階認証・IP制限・運営企業の第三者認証)

少人数で脱Excelを始めるなら、まず触ってみるのが判断を早めます。PigeonCloudは月額5,500円〜(1ユーザーあたり1,100円・最低5ユーザー)。ノーコードで業務データベースを作れ、初期のDB構築も相談できます。多くの企業に利用されており、運営会社のロフタルはISMS認証を取得しています。

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