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2024.04.12 データベース

【必見】kintoneで帳票出力する方法まとめ!3つのプラグインや、より安価なサービスを紹介

「kintoneの印刷機能って弱いの?」

「kintoneで印刷をしようと思ったけど、上手くできなかった」

「自社フォーマットで帳票出力したい」


このような思いを抱えていませんか。


kintoneを利用する際はデータ管理だけでなく、データを出力する機会もあるでしょう。

しかし出力が上手くいかず困っているなんてことはありませんか?


この記事ではkintoneの帳票出力の現状やプラグイン、より安価なサービスについて解説していきます。

kintoneの帳票出力について関心のある方は、ぜひご一読ください!


「kintoneの導入を検討しているけど、使っている人の評判や口コミが気になる」「kintoneってどんな企業に向いているんだろう」「自社に合ったデー...

kintoneとは?kintoneの標準機能について


kintoneはサイボウズ株式会社が提供する、専門知識不要で使えるWebデータベースです。


kintoneは紙やExcelで管理している社内のさまざまなデータをクラウド上に一元化するサービスで、多くの企業や組織へ導入されています。


多様に使えるkintoneですが、いくつか弱点もあります。


それは、例えば「kintoneの標準機能では出来ることが限られている」ということです。


kintoneの口コミを調べていると、「こんなことも標準機能で出来ないのか」といった意見も見かけたりします。あって欲しい機能が標準装備されていなかったということですね。


しかし標準機能で出来ないことでも、ひと手間かければ可能になる場合もあります。

それはkintoneの機能を拡張させるという方法です。


たとえば、プログラミングが可能な場合はJavaScript等を使ってローコード開発するという方法があります。


一方プログラミングが難しい場合は、外部連携サービスやプラグインを取り付けて機能を拡張するという方法をとります。

しかし外部連携サービスやプラグインは有料制だったり、設定が煩わしいといったマイナス面も忘れてはいけません。

kintoneの帳票出力・印刷の現状

ではkintoneの帳票出力について考えていきましょう。

たとえば請求書や見積書、納品書などをプリントアウトする機会は多いと思います。


kintoneの標準機能でももちろん出力することはできるのですが、実務で使いにくいという声が多く挙がっています。

次の画像はkintoneの標準機能で出力した見積書になります。


かなり簡易的な仕上がりとなっています。細かい設定などをすることは出来ず、一括出力もままなりません。


kintoneで印刷した見積書。
ヘッダーやフッダーに不要な事項が記入してある他、この見積書では簡易的すぎて、取引先へ送付するには物足りません。


他にも、“普段から使用しているフォーマットを使って印刷することができない”というデメリットもあります。


そのためkintoneでデータ管理しているけれど、出力作業のためだけに一度Excelにデータを添付し直しているといった企業もあります。

これでは二重入力となってしまい、かかる時間とリスクが跳ね上がってしまいます。


このようにkintoneの標準機能では、普段社内で使っている帳票フォーマットをkintone内にアップロードすることができないため、出力の際に苦労をされている方が多いのです。


では、どうしたら出力作業が効率化するのでしょうか。


  • 外部連携サービス(プラグイン)を使う
  • kintoneの類似製品を検討する


順番に解説していきます。

kintoneで帳票出力できる3つのプラグイン

kintoneの標準機能では思うように出力ができないといった問題が分かりました。

ではそんなデメリットを補う、帳票出力系の連携サービスがいくつかあるので紹介していきます。


  • プリントクリエイター(トヨクモ株式会社)
  • レポトン(株式会社ソウルウェア)
  • ドキュトーン(株式会社オプロ)


1つずつ解説していきます。

1.プリントクリエイター

プリントクリエイターは、トヨクモ株式会社が提供する帳票出力ツールです。


こちらの製品はPDF出力に特化したサービスです。他の形式での出力はできません。

PDFでの出力は無制限なので、大量にデータを印刷したい場合も安心です。


他のトヨクモ製品との相性も抜群なプラグインとなります。


料金プラン
  • ライト 6,000円/月額
  • スタンダード 9,000円/月額
  • プレミアム 14,000円/月額
  • プロフェッショナル 30,000円/月額

※いずれもドメインごとの料金になります。

※各プランの機能については公式サイトをご確認ください。


特徴
  • PDFに特化している(PDF以外は出力できない)
  • 他のトヨクモ製品との相性が良い
  • 外部連携サービスのため、別途ログインが必要
  • 複数枚登録するにはプレミアムプランになる


公式サイト:プリントクリエイター

2.レポトン

レポトンは、株式会社ソウルウェアが提供する帳票出力サービスです。


レポトンはkintoneで管理している見積書や請求書といった帳票を、PDFやExcel形式に出力するプラグインです。

一括出力、一覧出力、宛名ラベルの出力も可能。複数シートの出力も可能になっており、便利に使っていくことができます。


料金
  • 16,500円/月額(188,100円/年額)

この他、買い切り型や、PDF専用・Excel専用もありますので、詳細は公式サイトからご確認ください。


特徴
  • 月額制と買い切り型から選ぶことができる
  • PDF,Excel帳票に対応
  • 一括出力
  • 一覧出力
  • 複数枚登録
  • 帳票デザイン可能
  • 月間で出力できる最大枚数は10,000枚


公式サイト:レポトン

3.ドキュトーン

ドキュトーンは株式会社オプロが提供するサービスです。他社と比べて、より安価な帳票出力プラグインです。

Word、Excel、PowerPointに出力可能というのが特徴。そのためPDFへの変換も問題なく行うことができます。


帳票の一括出力や複数レイアウト出力も可能。また帳票の出力枚数制限はありません。

大量のデータを出力したい場合も安心して利用することができます。


料金
  • 月額費用 1ユーザー 1,180円/一人あたり

(5ID以上からの利用可能)


特徴
  • 帳票の出力枚数無制限
  • 帳票の一括出力
  • 複数レイアウト出力


公式サイト:ドキュトーン

kintoneよりも安く帳票出力できるサービスとは

ここまでkintoneの外部連携サービス、プラグインについて解説してきました。

どれもkintone単体で帳票出力するよりも圧倒的に便利に使える製品です。


ですが、欲を言えばkintoneの標準機能を拡充して欲しいですよね。


ここで少し視点を変えてみましょう。


企業や組織のデータ管理ができる製品は、何もkintoneだけではありません。

kintoneの類似製品には、もともと標準機能に帳票出力が装備されている製品もあるのです。


ここからはそんなkintoneの類似製品を一つ紹介していきます。

PigeonCloud(ピジョンクラウド)

PigeonCloud(ピジョンクラウド)は、株式会社ロフタルが提供するクラウド型のWebデータベースサービスです。

機能的には、ほとんどkintoneと同じようなことを行うことができます。


そして前述しましたが、PigeonCloudは標準機能に帳票出力機能を装備しています。


PDFとExcelから帳票のアップロードが可能ですので、普段お使いのひな型で帳票を作成することができます。

帳票の複数枚登録も可能なので、請求書や納品書、契約書など必要な書類を登録のうえ出力することができます。


さらに低価格であることや、サポートが手厚い点もPigeonCloudの魅力と言えるでしょう。


また帳票出力だけでなく、kintoneでは別途費用がかかるようなや「ルックアップ自動取得」や「自動採番機能」、「フォーム機能」など高度な機能が標準装備しています。


PigeonCloudはまだまだ知名度の低い製品ですが、コスパが高く機能も充実しているため、「なるべく予算は抑えながらも良いものを使いたい!」そんな方にぜひ使っていただきたいソフトとなっています。


月額利用料
  • ユーザー数プラン 1,100円/一人あたり
  • 同時ログインプラン(利用者数は多いけれど同時に接続する人は少ない場合、お得に利用できる)


特徴
  • ExcelとPDFから帳票出力が可能
  • 帳票を複数枚、登録できる
  • 低価格
  • kintoneと類似した機能性
  • データ容量は100GB
  • 手厚いサポート体制
  • ノーコード
  • スマホ・タブレットOK
  • 標準機能の充実
  • ISMS認証取得


公式サイト:PigeonCloud


こちらの記事ではkintoneとPigeonCloudの比較を行っております。両製品の違いがよく分かると思いますので、ぜひご一読ください。

「kintoneに似ている製品って何があるだろう」「kintoneと同じくらいのクオリティで、もっと安価なサービスってないかな?」「自社に合ったWebデー...

まとめ

この記事では、kintoneで帳票出力する方法について解説してきました。


kintoneの標準機能では帳票出力に不満を感じる方が多いというのが現状です。そのため、多くの連携サービスが生まれ、kintoneと併せて契約する企業が多いのです。


一方で、kintoneの帳票出力を標準機能のまま使っている企業もあります。

標準機能のままでも利用できないことはありませんが、使いにくい書式となってしまいますし、Excelにデータを添付して出力する場合はタイムロスやミスにも繋がりかねません。


そのためこの記事ではkintoneの類似製品である、PigeonCloudを紹介しました。


PigeonCloudはkintoneと同等の機能を持ち、なおかつ標準機能に帳票出力が装備されています。そのためスムーズな出力業務が実現でき、効率的かつ経済的な業務につながるでしょう。


気になった方は、公式サイトから資料請求や無料トライアルを試してみてはいかがでしょうか。


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この記事を書いた人
PigeonCloud編集部 PigeonCloud Editorial Department
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