【実践】Excelをフリーソフト"プリザンター"でweb化してみた【写真多め】

「Excelのデータをデータベース化したい。」
「できるならフリーでやりたい!」
こういった方におすすめのソフトが ”プリザンター” です。プリザンターを使ってExcelのデータを簡単にWeb化できます。
具体的にExcelのデータをフリー(オープンソースソフトウェア)のプリザンターを使ってWeb化する様子をご紹介します。
プリザンターとは
プリザンターは、「マウス操作だけで素早く簡単にWebアプリを作成できる」OSS(無料のソフトウェア)です。
プリザンターには、ダウンロード版(完全無料)とクラウド版(3人まで無料)が存在します。今回の記事では、より簡単にExcelのWeb化を行える「クラウド版」を用いて、ExcelをWebアプリ化する様子をお見せいたします。
プリザンターを使ったExcelのWeb化(使い方)
ユーザー登録(クラウド版のみ)
クラウド版を使う場合のみユーザー登録が必要なので、まずはそちらを行います。
- https://pleasanter.net/Account/Register でメールアドレスとパスワード設定
- 届いたメールから、本登録画面に移行
- 各種情報(5項目程度)を入力し、本登録
ユーザー登録が終わったら、さっそく使っていきましょう。
テーブルを作成
下記がプリザンターのトップ画面です。
こちらの画面の上部中央の[+新規作成] というボタンが、新規にテーブルを作成するためのボタンです。こちらを押します。
上記のようにずらりとテンプレートが出てきます。今回は、商品リストを管理しているExcelをWeb化するという設定で使っていきますので、「商品情報」というテンプレートを使うことにします。
テンプレートを選択した後、最下部の [作成] ボタンを押します。
早速テーブルが完成しました。次に、Excelのデータをこちらのテーブルに移行していきます。
エディタの編集
ここから、テンプレートのテーブルをオリジナルのテーブルに編集していきます。
その前に今回扱う元のExcelデータを確認します。今回扱うExcelデータは下記となります。
今回のプリザンターを紹介するにあたって作成した、架空の商品データリストになります。(名称と値段は実世界通りで、世界で最も高価な16の物質を参照したものです。)
こちらのExcelデータは、先ほどのテンプレートと少しカラム名が異なりますので、テーブルの変更を行っていきます。
こちらが、テーブルの編集画面です。作成したテーブルの画面から、
管理→テーブルの管理→エディタ
の順にクリックしていけばこの画面に到達します。左側に表示されている項目が、現在設定されているカラムの名称です。今回の場合、[価格] [状況] のカラム情報がExcelデータと異なりますので、こちらを編集していきます。
まずは、[価格] のカラムを変更していきましょう。該当のカラムをクリックして、[詳細設定] というボタンをクリックすると、編集画面に飛べます。
今回は上記のように変更しました。ここで一番大事なのが「表示名」でして、名称をExcelの方と合わせないと後でデータのインポートができません。
では、販売状況の方も変更していきましょう。
販売状況のような、選択肢が決まっている項目も、上記のように作成することが可能です。デフォルトでは、販売中と販売終了しかなかったため、「停止中」「販売中止」を独自に追加しました!
では、変更状況を保存して、最後にデータの注入を行っていきましょう。
データのインポート
データをインポートする際に注意しなくてはいけないのは、ExcelファイルをCSV(カンマ区切りの)ファイルに変換しなくてはいけないことです。
といっても、
- Excelで変換したいファイルを開く
- 名前を付けてファイルを保存
- csvで保存する
とするだけで、簡単にExcelファイルをCSVファイルに変換することが可能です。
では、データのインポートをしましょう。やり方は簡単で、
- テーブル画面に行く
- 画面中央下 [インポート] をクリック
- CSVファイルを選択し、インポート
だけでOKです。
このように、データのインポートがすぐに終わりました。ちゃんとデータが注入できています。
プリザンターには、ソート・フィルター等のExcelで使えるような基本的な機能はそろっているようです。試しに、販売状況が販売中のものだけを表示するようにフィルターを掛けてみると、
問題なく、販売中のものだけを表示させることが出来ました!ウェブなので、もちろんスマホからの閲覧もできました。
こちらの記事では、kintoneの類似製品としてプリザンターを紹介しています。プリザンターの機能やサポート体制など、詳細にまとめておりますので、ぜひご一読ください!
まとめ
プリザンター自体は無料でここまでの管理ツールが出来ることが確認できました。
メリット
- オープンソースのため無料
- JavaScript・スタイルのカスタム適用機能等、細かいカスタマイズが可能
- 機能が豊富
デメリット
- 今回はクラウド版を使ったが、自社サーバーにインストールするためにはエンジニアが必要
- sql serverのみ対応だが、sql serverは10GB以上は有料
- デザイン・UIが少しレガシー
実は弊社でもノンプログラミングでお手軽にデータベースをクラウドで作成できるピジョンクラウド というものを提供しています。
よければ、こちらもチェックしてみてください。
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