次の時代は「おもてなし」を考えた日本のクラウドサービスが覇権を取るんじゃないか、って話
ロフタルの目黒です。
今日、こんなニュースを見ました。
「【独自】米企業クラウド「難解で手に負えず」、ペイペイも楽天も神戸市も…設定ミスで情報流出か」
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210502-OYT1T50200/
「日本人はITリテラシーが無いなぁ」などネガティブな印象を持つかもしれません。
ただ別の見方として、これは「おもてなし」のチャンスなのでは?とも思いました。世界的な知名度のクラウドサービスでも日本目線だと「おもてなし」精神が足りない、まだまだ改善の余地(ビジネスチャンス)があるんじゃないか?
ちょっと自社の紹介になってしまいますが、うちでは「Labby」という研究室ホームページ作成サービスを扱っています。このサービスは「研究室がホームページ作成をどれだけ簡単にできるか」を第一に考えております。研究者にとって一番大事なのは「研究」することなので研究者の方がホームページ作成に時間をかけないようにしてあげたいな、という思いがあります。
Labbyは「研究室 ホームページ作成」と検索をすると検索順位2位で表示されるようになりました。ニッチな分野ということもありますがサービス開始から1年と数ヶ月なので割と良かったんじゃないかと思っております。
スクラッチで開発した専用管理画面、導入の手軽さ、コストなどいろいろ工夫してきたからだと思います。(飯窪くんが。)
こういう工夫はきっと日本の「おもてなし」精神から来てるはず!
私は「利用者が何も考えなくても目的に対して限りなくベストなサービスが提供される」というのが洗練されたサービスだと思ってて、サービスの「練度」は「サービスの提供者がどれだけ利用者のことを考えて試行錯誤し改善してきたか」に尽きるかと思ってます。
これはそのままクラウドサービス、WEBサービスにも適用できると思っていて利用者が複雑な設定を行わずとも「多くの人にとってデフォルト設定のままがベストプラクティス」な状態に持っていくのが理想です。
以上「おもてなし」を全面に出していけばきっと日本製のクラウドサービスも盛り上がっていくのではないかと思ったお話でした。